おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

ラ ヴェーナ デル レンニョ

2013年11月04日 | お出かけ
仲良くさせていただいている
Iご夫妻が太鼓判を押す
ラ ヴェーナ デル レンニョさんでの
ディナー会に参加してきました。
元昭和区民である私には
馴染みのある通りに佇む同店。
期待に胸が膨らみます^^



先ずは泡で乾杯!

ワインはお料理に合わせてお任せです。
この泡、華やかな香りが立ち上りますが
口に含むと皮由来のほのかな苦みも感じられ
飲み飽きないタイプです。
ぶどうは3種類ぐらい使ってたかな?




マグレ鴨の瞬間燻製と水牛のリコッタ、柿、トリュフ入りの蜂蜜

一品目のアンティパストです。
マグレ鴨は瞬間燻製とあって中はレア。
燻製香も強すぎず漂う程度。
単調になりそうなところを
皮目を焼き付けることで
パリッとした食感と
炭化した脂が変化を齎しています。
水牛のリコッタもミルクの味が濃厚で美味。
柿も熟し過ぎず糖度が上がり過ぎず、セーフでした。
蜂蜜のトリュフ香、芳しいわ♪




秋刀魚とじゃがいもと茄子のテリーヌ 野菜のピュレ

二品目のアンティパストです。
じゃがいもは蒸し、
茄子は焼いて皮を剥き、
生の秋刀魚と重ねてテリーヌに。
間にトマトソースが入っており
アクセントを与えています。
ソースはフォンをとった野菜を
FPでピュレにして生クリームを加えたもの。
隠し味に和の出汁を用いているそうです。
全体的に非常に優しい味わいで
ほっこりした気分になりました。




ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノ

誰かが「ラムだっちゃ」とのたもうておりました(笑)
この地域のワイン、20代後半によく飲みました。
イタリアに行ったら絶対寄ろうと思ってたけど
旅のルートからかなり外れてたので断念。
酸味と果実味のバランスが良い一本です。




イカの海鮮詰めもの イカスミとポレンタのソース

三品目のアンティパストです。
ヤリイカだったかな?に白身魚やエビなど
いろいろな海鮮を詰めてあります。
ソースのイカスミとポレンタがいいコントラスト。
イカスミ特有の強い香りもそう感じないのは
鮮度が良いからでしょうか。
パンで綺麗に拭って最後の最後までいただきました。
塩分がキツくないから完食しても喉が軽やか。




カンパーニャの白

本当はサンジミニャーノの後
赤へいくスケジュールだったのですが
飲み足りない我々はもう一本白をオーダー。
先ほどとは違った飲み口でお願いしたところ
ナッティな芳香漂う白が登場。
はじめは温度が低くて香りと味が閉じてましたが
温度が上がるとともに複雑な香味が現れました。
熟す手前のナッツの苦みとほのかなバニラ香、
余韻は白い果実のようなふくよかさ。
なかなか面白いワインでした^^




会津若松の馬肉と山栗のラグー、マルケの秋トリュフを添えたロリギッタス

これ絶品!
シチリアに次ぐ憧れの地・サルディーニャに伝わる
モチモチねじねじパスタのロリギッタスに
粗く砕いた山栗の優しい甘みと
馬の小気味好い食感と香味が調和したラグーが絡まった上に
秋トリュフの贅沢スライスが香りを添え
天高く馬肥ゆる秋真っ盛りの味わい(意味不明)。
いやはや、美味しゅうございました。




自家製パン

胡桃とレーズンのパンと
ハーブが香るフォカッチャ。
美味しいわ♪



シチリアの赤

最初、揮発臭っぽい香りが鼻に来ましたが
徐々にそれもこなれて本来の果実味が現れました。
単体で愉しむよりお料理と合わせて花開く一本。




トンブ産鶉にスペルト小麦とフォアグラの詰めものをしたロースト

いよいよメインディッシュです。
スペルト小麦はイタリアの古代品種で
品種改良が殆どされていなく大粒です。
私も付け合わせやリゾット風にしたりしますが
イカめしみたいに詰めもの…いいですね。
フォアグラの存在感も絶大で
食べごたえもあり心腹満足。
ひよこ豆と金時豆のソースも優しく
最後まで食べ疲れしませんでした。




ヴァルポリッチェラのアマローネ

レチョートしたぶどう由来の
凝縮した果実味と
チョコレートのような濃密感。
お陰様で歯と唇が紫になりました^^;
最後を締めくくるにはいい一本かな。





ズコット

フィレンツェの伝統的菓子です。
丸いドーム型のセミフレッド。
ナッツが効いてて美味しかったです。
少し記憶が曖昧ですが^^;





曖昧な記憶にとどめを刺すグラッパ群

有志を募ってグラッパで〆。
5種類飲み比べをいたしました。
私は一番右のがお気に入り。
ナッツのような香りと
ほのかな甘みが好印象です。


料理は総じて食べ疲れしない内容。
だからといって素材や構成の輪郭はハッキリしています。
過度に手を加えることなく
素材の味わいを素直に活かした技法に好感が持てて
何より美味しゅうございました。
物腰やわらかい奥様のサービスも心地よく
我々の“我が家感覚”はどんどん増長していくばかり…
気のおけない仲間たちでのディナー会だったので
声がだんだん大きくなるわ
際どい話しがエスカレートするわ^^;
貸切で良かったとつくづく思う夕べでした。
っていう私も終始大爆笑で
目尻にカラスの足跡がくっきり。
いくつになってもあの手の話題は盛り上がるのね(笑)
大リーガーやヨーロッパで活躍するサッカー選手も
その話題をちらつかせてチームに溶け込むと言うし。
はぁ、笑った。


ご招待くださったI夫妻、
素敵なひとときをありがとうございました!
ご一緒してくださった皆様、
また楽しい時間を分かち合いましょうね♪


そしてレンニョさん、ご馳走様でした!
またお邪魔いたします^^



la vena del legno

2 コメント

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Unknown (かず)
2013-11-04 21:46:29
いいなー。
当日は写真だけ指を加えて見てました(ノД`)

実はほぼ毎月行ってるので、馬肉と山栗のラグー以外は食べたことがありします。
お店の雰囲気も含めて、僕は好きですね。



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Unknown (mie)
2013-11-05 10:41:40
かずくん

今回は残念だったね~。
お陰様で美味しく楽しい時間が過ごせたよ^^
毎月…いいな~。近かったら私も度々足を運ぶと思う。
またみんなで行こうね♪
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