おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

猛暑の旅紀行/築地さらしなの里

2013年08月23日 | 蕎麦
お肉で胃袋を満たされたため
翌日は朝昼食兼用でお蕎麦をと思いましたが
何せお盆の真っ只中ですから休業ばっかり。
よくよく考えたら東京のお盆って7月じゃなかったっけ…
今やお盆休みは全国的に8月なのですね。
経済活動や夏休みなど、地域格差が出ちゃうからかな?
かつてCVSでギフトのバイヤーをやっていた時
東京の加盟店オーナーから

「7月15日までに届けられなかったらお中元の熨斗は取って。
暑中見舞いに変えないと恥をかいちゃうから。」

と念を押されたものです。
それはいいとして、お店がやってない。
この日は猛暑で遠出する気にもなれないから
日本橋から銀座、築地辺りで探すことに。
そこで選んだのが築地さらしなの里さんです。





信州更科蕎麦処 築地さらしなの里

八重洲から歩いて滝のように汗をかきました^^;




お腹もペコペコなので早く決めたいけど
目移りして選べません。




生粉打ちそば

お店の看板にもなっている
さらしなにしようかと思いましたが
野趣溢れる蕎麦の香りが恋しかったのでこれに。




常温の流水で〆られているようでやや温く感じます。
最近は冷たければ何でもいい、とは思わないので
これはお店の方針だと思って受入れます。
そこで常温故の香りを期待したのですが
さほど立ってはいません。時期の問題でしょうか。
中太の蕎麦を噛むと鬼殻の歯ごたえがあり
それをすり潰すと穀物の甘みが感じられました。
美味しいのですが記憶にはさほど残りません。




蕎麦汁

鰹と昆布の濃厚な出汁が効いた辛汁です。
江戸前な仕事ぶりで好感が持てます。




薬味

何かのサイトで「練り山葵だった」
という感想を見かけましたが
ちゃんと本山葵でしたよ^^




蕎麦湯

クリアな蕎麦湯を注ぐと
かけ出汁のようになりました。
とっても美味しい。




かけそば

朝昼兼用なのでおかわり♪
はじめは茄子の冷やかけをオーダーしたけど
途中で温かいものが食べたくなって変更。
作り始めた気配があったのにゴメンナサイ^^;




澄んだかけ出汁に中太の蕎麦。
丁寧にとられた出汁がとっても美味しいです。
野暮な甘さがないのも嬉しいところ。
大満足です。


発汗に追い討ちをかけるように熱いものを食べ
土砂降りの雨の中を歩いたみたいにずぶ濡れ(笑)
汗かきのくせに熱い汁物が大好きなのです。
止めどなく流れる汗を押さえつつお店を後にしました。

麻布の更科堀井で修業された初代から現在で4代目。
修業先よりも私は断然こちらの方が好きです。
ご馳走様でした!


築地さらしなの里


猛暑の旅紀行はこれにて終了。
やっぱり信州はいいなぁ、と再認識し
未踏の群馬と埼玉に行けたのは大収穫^^
嗚呼、旅人という職業に就きたい…


~完~