おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

手打ち蕎麦 たがた

2013年08月30日 | 蕎麦
静岡市までお蕎麦をいただきにあがりました。
處は「手打ち蕎麦 たがた」さん。
前回1時過ぎに伺ったら
売り切れ店仕舞いで涙を飲んだので
今回は満を持して開店前に到着。



手打ち蕎麦 たがた

まだ暖簾が架かってません^^;




開店!

一番乗りでしたが、間もなく満席。
平日の11:30ですが、人気があるんですね~。





在来種へのこだわり

噂には聞いておりましたが
主人には相当なこだわりがあるようです。




お品書き

そりゃ静岡在来でしょ!っとオーダー。
しかし今日は打っていないとのこと…
落胆しつつ、渋々二八を頼みますと
しばらくしてから朗報が。
昨日打った静岡在来十割があるとのこと。
きちんと打ったお蕎麦なら宵越しでもいいだろうと
迷うこと無く切り替えていただきました^^




出汁巻き(京風)小

関東風と京風がありました。
関東風は甘いだろうと推測して京風に。
小と言っても十分食べ応えがあります。
濃いめの出汁が効いて甘さは無く
ワイルドな焼き方でなかなか美味しいです。




静岡在来十割蕎麦

旅館のお茶セットを一回り小さくしたような
塗りの蓋物に入れられて恭しい佇まい。




やや太めに断たれた十割蕎麦は
表面がザラッとしていて星も点在。
野趣溢れる見た目に期待が高まります。




先ず香り。とっても芳醇です。
蕎麦茶のような芳香が鼻孔を抜けて
噛むと驚くほど複雑な甘さが口内に滞留。
とにかく香りも味も濃厚なんです。
しかも宵越しとは思えない歯ごたえ。
芯があるというのではなく全身筋肉質。
凄いや、このお蕎麦。





たがたさんはお塩にもこだわっている様子。
たぶんこれはジャワ島のお塩でしょう。
お蕎麦につけていただいたら
双方の旨味で相乗効果が産まれました。
お塩で食べさせたがるお店は多いけど
正直お蕎麦が負けてしまっている処が多い中、
このお蕎麦はしっかり受け止めて昇華してる。




蕎麦汁

昆布をあまり感じません。節だけ?
甘みもあまり感じない辛汁ですが
やや線の細さを感じます。
十割蕎麦にはもう少しガシッとした汁が合うかなぁ。
二八には合うのかしら。
食べてないので判断できません。




薬味

山葵も本山葵で鮮度も良し。




かけそば

おそばがおいしいのでかけそば追加。
とっぷりと黒いお出汁に太めの麺。
かけそば用に硬めにゆでられた麺ですが
表面がザラザラしているので汁がよく絡みます。
醤油が効いた返しに香り高い出汁が馴染んだ汁は
どこか男っぽさを感じる粋な味。
お昼はご主人は不在のようで
お弟子さんらしき方が切り盛りされてますが
不在にしてご主人の性格・風貌を思わせる汁でした。
わたくし、妄想癖があるんで(笑)




かけ用の薬味

ザクザクと刻まれた白ネギと三ッ葉。
もりでもかけでもあまり葱を使わないのが常ですが
この葱は後半に全部入れていただきました。
出汁の男っぽさと粗刻みの葱が合うんです。
小口切りにはないワイルドな食感がいいわ。




蕎麦湯

クリアな蕎麦湯を蕎麦汁に注ぐと
頼りなさは消えて完成されたかけ汁の様。
蕎麦湯用に新たな器を提供してくれるところに
細かな心遣いを感じます。



いやはや。大満足です。
月に一回蕎麦会が開催されているようで
様々な土地の在来種を食べ比べできるそうです。
参加したいけど泊まりで行かなきゃ無理だなぁ。
三年熟成の静岡在来、食べてみたいけど(涙)


またきっとお邪魔します。
ご馳走様でした!


手打ち蕎麦 たがた

※店舗の構造上の問題か、フライヤーの油の臭いが髪や洋服に染み付いたのはちょっと残念…




川根温泉 ふれあいの湯

その後は川根町にある川根温泉へ。
この辺りでは珍しく源泉掛け流し殺菌無し。
源泉の温度も49度と高温でナトリウム泉。
なめるとかなり塩っぱくてびっくり。
しかも露天風呂からは大井川鉄道のSLが見られます。
入浴開始の28分後がSLの通過時間だと知り
高温の温泉に我慢して長湯しました^^;
だって一日二回しか無いチャンスに当たったんだもの。
どんな光景かは温泉施設のHPをご覧下さい。
子供たちに交じって竹の柵から顔を出し
SLから手を振る子供たちに手を振り返しました(子供かっ)
鉄橋に近づくと「ぶふぁぁーっ!」と汽笛が鳴り
とんでもなくワクワクしました♪いいもん見た^^


ちなみにこの温泉の泉質は
落合博満元ドラゴンズ監督お墨付きだそうです。


川根温泉 ふれあいの湯


以上!