おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

遊登里庵 名古屋

2012年06月11日 | 蕎麦
先日、名古屋まで取材に出向き
お昼+おひとりさま=蕎麦、という図式で
お蕎麦好きのある方が賞賛するお店へ。



処は名東区の「遊登里庵」さん。
本店は鳥取の大山にあるそうで
ご主人がそちらで修業をされた後
名古屋で姉妹店?支店?を開かれたそう。
だから正式名称は「遊登里庵 名古屋」だそうです。


めちゃくちゃお腹が空いていたので
最初から二人前いただく所存で臨みます。



お茶かと思いきや蕎麦湯。初めてだわ。
東京の老舗蕎麦屋さんでも
蕎麦前のお茶は蕎麦の邪魔をするから、
とお冷やを出していたっけ。
そういう配慮かな?


まずは二八のざるから行かせていただきます。



ざる蕎麦



玄そば挽きぐるみではなさそうですが
茶色い殻らしき粒が見えます。
細打ちで艶々でエッジもしっかり立って
茹で、水切りの良さを物語っています。
口に含むと蕎麦の香ばしい香りがふんわり。
喉越しも非常にいいです。
食べ進めると舌の上で味わいが重なり
より蕎麦の主張が強くなりました。
そして特筆したいのが蕎麦汁。
この辺では大変珍しく端麗辛汁です。
余計な甘さや味醂のクセなどは全く感じず、
醤油と出汁でキリリと仕上げてあります。
うん、美味しい。




蕎麦湯は少しとろみがついたタイプ。
ギリギリセーフな濃度です。



薬味はシンプルに本山葵と白葱




かけ蕎麦

二人前いただく時のマイ流儀^^
蕎麦汁がNGなお店では絶対しませんが。
濃い琥珀色の見た目からは想像できない程
味わいは非常に洗練されている、
というか、いい意味で単純な味です。
本醸造醤油由来のほろ苦さとコクと塩味、
血合いを感じない洗練された出汁。
それ以外はほとんど感じません。
お蕎麦も湯伸びせず、
最後まで美味しく頂けました。

茹でにも相当こだわってらっしゃるのでしょう
オーダーしてから結構時間が掛かりました。
釜の温度が下がったら上がるまで待つ、それが鉄則。
一度にザンザン茹でちゃうお店に
期待はできないですからね。

たまたま待たずに座れましたが
その後、すぐに満席になり
駐車場と周辺道路がエライことに…。
いただいて人気店たる所以が分かりました。
また名古屋東部を訪れる際には
ぜひお邪魔したいお店です。


ご馳走さまでした!


遊登里庵

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