おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

九州夏巡業2018/巴蜀

2019年06月22日 | 旅(国内)
テーマを見て「2018年??」と思われたことでしょう。
世間の流れと逆行していきますのでご承知おきを。

2018年、史上最高に暑かった…
そんな記憶しか残っていませんが
写真を紐解けば美味しい旅がございました。
このまま忘却に任せるのは勿体無いので
備忘録させていただきます。


あれは何年前でしょう?
佐賀・伊万里の農家さんの取材に便乗し
唐津の名店「つく田」さんに初めて伺った時のこと。
大将が福岡にあります「巴蜀」さんをご紹介してくださいました。
つく田さんにお邪魔したその日に
大将とSNSでお友達になり
光栄至極と喜んでいたら
巴蜀のシェフともSNSを通じて繋げてくれたのです。
繋がったからにはお邪魔せねば、と
その翌年に九州へ渡航した際お邪魔しました。
当時は福岡空港近くの東月隈にございまして
住宅街の中の街中華的な佇まい。
でも、提供するお味は四川の骨頂です。
その翌年に東月隈から博多市街の美野島へ移転され
新しいお店の訪問はこの時が初めて。
事前にシェフとやりとりをしまして
晴れての訪問となったわけです。



坂角のゆかりの缶みたいあゴールド機体

FDAは何度となく利用していますが
ゴールドに乗るのは初めて。
金運に恵まれるでしょうか?
2019年6月現在、恵まれておりませんw



美野島の巴蜀さん

こじんまりとした佇まいです。
シェフにご挨拶して着席します。


前回はアラカルトでしたが
今回はコースで。
ワクワクしますね♪



前菜8品のうちの6品

干豆腐やエノキや大福豆など。
個々の料理はご想像にお任せします(笑)



よだれ鶏

シャープな辛味が次の一口を呼びます。


ハチの巣の煮込み

こちらも香辛料の使い方が素晴らしい。



車海老の米炒め

アラレのような米だけでお酒が飲めます。
スパイスと塩梅がちょうどいいし、シャープ。



アコウの煮込み

これ、とにかく絶品でした。
このソースを白いご飯にかけて
丼2杯ぐらい食べてみたい。わんぱくか…
シェフ自身、渾身の料理だとおっしゃいます。



アヒル

北京ダックでもなくただのローストでもありません。
こう言う火通しの方法もあるのだな、と感心しました。
肉々しいかみごたえと家禽とは思えない旨味の強さ。
手づかみで骨周りもガシガシ食べました。
フレンチや和食にはない力強さを感じます。



空芯菜炒め

これも目からウロコの一品。
「空芯菜って、ストローみたいに中心が空洞だからそう呼ぶんだ〜」
的な話題をぶった切りするようなみじん切り。
みじん切りにして炒める発想はありませんでした。
でも、こうすることで固い茎も
余すところなくいただけますし、何より美味しい。
ソースがよくなじむんです。
ソースと青菜がバラバラって青菜炒め、
よく遭遇しませんか?
これは一心同体になっておりました。



あわびチャーハン

まるでリゾットのようなチャーハンで
れっきとした中国料理のレシピらしいです。
生まれて初めていただくスタイル。
こう見えてお米はちゃんとアルデンテで
周りの柔らかくなったでんぷん質部分に
あわびの旨味がしっかり吸収されています。
パラパラチャーハンには表現できない世界観。
できればわんこチャーハンしたい…
最低でも8杯はイケるはずだ。



フカヒレと豆のソープ

これも初めての組み合わせです。
上湯ベースの醤油味にするのが基本ですが
滋味深い豆スープにフカヒレの食感。
この上なく優しいのに鮮烈な印象を刻みました。



デザート

なんの寒天だったか思い出せない。
甘酸っぱかったような。。。



デザート2

蓮根餅の甘いバージョンだったような。


備忘録と言いつつ既に忘れている。
ただでさえポンコツな記憶力は
日々退化しております。


食事が終わると荻野シェフがご挨拶に来てくださいました。
「料理に詳しい方だから緊張しましたよ!」とシェフ。
いえいえ、私に緊張するなんて
相手を間違いすぎていらっしゃいますよ^^;
そして何気なくお隣の席を見たら
誰もが知っている超有名シェフが座っておられ、ギョッ!
緊張の対象はそちらでしょ、と思わずにはいられません。
ともあれ、お話しできてとても嬉しゅうございました。
ご馳走様です!

帰宅してからの後日談。
シェフから手書きのお手紙をいただきました。
超スターシェフなのになんと腰の低いことでしょう。
私からもお礼のお手紙を差し上げると
SNSでまたまたお礼のメッセージ。
世間に一流と認められている方は
技術とセンスだけでなく、人間性も一流ですね。
見習わなければ。ウンウン。


またきっとお邪魔します!


九州巡業はまだまだ続く・・・

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