おうちBAR開店

本格的なパーティー料理から手抜きお手軽料理まで、私のキッチンから発信します。毎日の出来事を含めて楽しくご紹介。

naruさん一年ぶり訪問

2017年05月24日 | 蕎麦
一泊二日の遠足から帰ってきました。
フリーでお仕事させていただいていると
自分に「今日は休み」と言い聞かせない限り
土日祝関係なく仕事してしまいます。
ここのところ、仕事をしなかった日がなかったので
昨日は割り切ってスイッチOFFに。
おかげさまで心も体もリフレッシュできました!
その模様はまたお伝えしますね^^


さて、今日はオープニングトーク短めで
テーマの話に移りましょ。


約一年ぶりに浜松のnaruさんへ伺いました。
前回はチャンカワ先生と昼飲みGGBB会だったっけ(笑)
この日は他の蕎麦屋の取材を控えての訪店。
もしかしたらそのお店でもご馳走になるかもしれませんが
お蕎麦だったら一食で三人前までイケるので大丈夫。


遅めのお昼に伺ったにもかかわらず
お店は満席です。
しかも「え?ここって蕎麦屋?」と
目を疑うような客層でした。
平日なのにネクタイを締めている人はおらず
美味しそうに蕎麦をすするのは
若い女性たちやオシャレ男子たち。
しばし外で順番を待ちます。



待合スペースもnaruさんらしい^^

じっと席が空くのを待っていましたら
マスターが打ち場から出てらっしゃいました。
「お久しぶりですね」とお互いに声かけ。
相変わらずむくつけきワイルドな風貌です(笑)


カウンターに着席しまして
まずはせいろをオーダー。
お店のスタッフもオシャレで可愛い子ばかり。
お店の雰囲気にピッタリです。



せいろ

ピンと立ち揃えられた美しい蕎麦。
お店はアヴァンギャルドですが
お蕎麦に関しては江戸前の正統派。
この日は福井県産の蕎麦を自家製粉したものでした。
凛とした食感、優しい香り、甘やかな味わい、
三拍子そろっています。



蕎麦汁

これが驚くほどキレッキレ!
マスターに「返し変えました?」
とお伺いすると
「解りました?」の返答。
オープン以来この地の味覚に合わせるなど
いろいろと調整を図ってみえましたが
江戸前の辛汁に原点回帰したそうです。
そして出汁と返しのバランスが素晴らしい!
蕎麦の風味を殺すほど醤油っ辛苦なく
ギリギリまで甘さを落とした汁。
美味しかった。



蕎麦湯を注ぐ

美味しい汁は
蕎麦湯で割ってももちろん美味しい。




かけそば

後ほどの予定は置いておいて
やっぱりかけそば行っときます。
これまたキレッキレ。
naruさんはせいろとかけの返しを変えてないとのこと。
だから当然キレッキレになるのです。
最初は若干物足りなさを感じましたが
食べ進めるうちにベストだと気付くんです。
蕎麦湯割りをさんざん飲んだにもかかわらず
かけ汁もほぼ飲み干してしまいました。
残すなんて勿体なさすぎる。


お会計してお店を後にしようとしたら
ランチのピークが落ち着いたため
マスターがお見送りしてくださいました。
そこでしばし立ち話。
浜松の蕎麦屋事情もたくさん聞けて
蕎麦屋取材の行き詰まり感が解消できて何より。
もう南信州方面に行くしかない、
と思っていた矢先なので^^;

あと、naruさんの近況もお伺いできました。
夜使いのお客様が増えてきているそうです。
オープン当初からそれを狙って
飲んでも電車で帰れるよう
駅近くにお店を構えたのですからね。
描いた構想が次々と実現しているようで何より。
若い世代に蕎麦の素晴らしさ伝えたいという
もう一つの思いが叶っているのも
お昼の光景を見れば一目瞭然でした。
有言実行する強い思いと力、尊敬します。


どんどん進化しているnaruさん。
今後も目と舌が離せません。

ごちそうさまでした!

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