Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

休暇願い

2013年04月04日 | Weblog

            

バイク乗り仲間からツーリングの誘いがあった。もう仕事をしていない人が殆ど
のシニアー・ライダー仲間だから、専ら土日は避けてウィークデーに走る。そう
なると、週5日フルに働いているEdはなかなか参加できない。


暫く遊びで仕事を休んでいないので、今回は思い切って2日間休暇届けを出し
た。しかしツーリングは天候次第なので、まだ本決まりではない。休暇は届けは
”天気が良ければ”という条件付きである。^^!

不安なのはEdのバイクだ。もう13年も乗っているスズキLCの’98モデルであ
る。乗ってる人間と同じで、何時なんどき故障しても不思議はないシロモノだけ
に、加えて最近全く構ってないから余計不安なのである。行く前に一度試験走
行しておかないと・・・

行先は伊豆・熱川温泉。キャンペーン期間中につき一泊5700円の格安料金
で泊まれるホテルを幹事さんが見付けてくれた。行きは海老名SAに朝10時
集合、沼津漁港で昼食、15時熱川温泉のホテルへ。帰りは翌日、御殿場~
道志道経由、相模湖ICにて解散という計画。伊豆半島は久しぶりだなあ^^)

                                    

思えば13年前は元気だった!冬でも夏でも、雨さえ降らなければ年がら年中
走っていた。あの時は確か2月、東北道の嵐山SAで待ち合わせた。冬用の手
袋も走行中は冷気で殆ど用を成さず、指の感覚が無くなって最期は痺れてく
る。下道では、信号で止まる度エンジンで手を温めながら走るが、高速ではひ
たすら次のSAまで我慢!好きでなけりゃあ、頼まれたってやらない。(ハハハ・・・)

また夏は夏で股下から熱気が吹上げて、真夏に渋滞なんかに嵌ろうものなら
、炎熱地獄だ。かくて、危険承知ですり抜け走行の連続。おまけにスズキLC
’98モデルは熱負荷に弱くてブレーキ・フルードやクラッチ・フルードがベーパ
ーロッ
ク起こしやすいから、炎天下のノロノロ走行では冷や汗までかく。(笑)

・・・今では、もう懐かしい思い出だ。これからは気候のいい時だけ、近場を日帰
りでツーリングするのが丁度よい。ジジイになったものよ。

          


改憲の先にあるもの

2013年04月01日 | Weblog

                  

自民党は云うに及ばず、日本維新の会その他の政党にも改憲を叫ぶ議員が多
くなった気がする。今や日本は戦後68年にもなろうとしている。政界にも戦争を
体験している人が減り、戦後の食糧難さえロクに知らない若手議員が増えてき
た。

若い人たちが、これからの日本を担っていくわけだから、当然の成り行きではあ
るのだけれど、”維新」”などという”受け”を狙った政策、スローガンの元に、平成
の坂本竜馬を気取って、浅は
かな”改憲”を叫んでもらっては大いに迷惑なのだ。

改憲をいうのであれば、まず最初に今の日本国憲法のどこをどう変えたいのか
、そしてその理由は一体何なのか明らかにしなさい。戦後米国に押し付けられ
た憲法だから、などという理由にもならない理由なら論外である。

第二次世界大戦では、日本人兵員凡そ230万人(5万人の台湾、朝鮮人を含)
、と約80万人の民間人が犠牲になっている。東京大空襲では一晩で実に10万
人が亡くなり、原爆では広島で14万人、長崎で7万人が一度に亡くなった。その
数は東日本大震災の津波犠牲者を遥かに上回っている。

この戦争を実際に体験された方々なら、誰一人として、日本が再び戦争しても
よいと思っておられる方はいない。勝者となった米国でさえも、40万人もの兵
隊が犠牲になっている。戦争に勝者も敗者もない。あるのは殺戮と破壊だけで
、あとに残るのは遺族の悲しみだけ!

こういう甚大な犠牲を生んだ”戦争”というものの反省に立って、理想主義と民
主主義の米国が戦後日本にもたらした、いわば世界が目指すべき理想を掲げ
た憲法であって、その中身は世界に誇るべき素晴らしい憲法である。

            

Edの年代なら、大抵高校で憲法の前文を暗記させられたと思う。改憲を目論
む人達がいう「米国に押し付けられた憲法、云々」というのは、理由になってい
ない。この憲法の一体どこが不満なのだろうか?この憲法のお蔭で、日本は
その後どこの国とも争いを起こしたことがなく平和国家として認められてきた。

日本の防衛は米国の庇護の下で、という基本方針は日米安保条約によって
相互に合意してきたものであり、賛否はともかく日本は毎年”思いやり予算”と
かいう(不透明な形ではあるが)駐留米軍への経済支援も行っているし、湾岸
戦争の際は米軍への後方支援でそれなりの国際貢献もしている。米国が未だ
に日本に多数の米軍基地を設けている現実は、日本国民にとって喜ばしいこ
とではないのだが、日本防衛という名目に対しては、もう日本は米国に十分代
償を支払っているのではないか。

米国が日本にいつまでも基地を置いておく真の理由は、それが米国にとって
利益になるからである。つまり、東アジアにおける軍事的安定は、米国が中心
になって守り、その結果、同盟国、近隣諸国の民主化と経済的安定をもたらす
という計算が出来ているからである。

世界の警察、あるいは世界一の超大国を標榜する米国としては、日本が近隣
諸国を脅かすような軍備を持つことを望まないし、ましてや平和憲法を捨てて、
日本は自分の力で国を守るなどと言い出せば、米国を裏切ることになり、決し
て歓迎されないであろう。

米国は、日本がアジアの”イスラエル化”によって軍事強国になり、近隣と領土
問題などで争って、米国が争いに巻き込まれることを嫌っている。もし日本が
尖閣などで中国と戦火を交えても、米国は日本に加担しないだろう。

                  

こういう情勢をしっかり踏まえているとすれば、改憲を叫ぶ人たちは、一体なに
が目的で叫んでいるのですか?自衛隊を軍隊にして徴兵制を敷き、東アジア
の軍事強国にでもするつもりなんですか?

政治屋の皆さん、威勢のいいことを言って選挙だけの為に、はしゃいでいて貰
っては迷惑千万。国の将来を誤ることのないよう、少しは国の将来を真摯に見
つめ直してくださいね!

                                      

あ、それから、安倍内閣は0増5減で選挙制度を見直したことにして、司法から
突きつけられた憲法違反の判断を受け流すするつもりらしい。三権の一つであ
る司法の判断を無視するということは、民主主義を踏みにじるものであり、断じ
て許されない。安倍内閣はどこまで傲慢なのだろうか・・・