Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

腕時計

2013年04月16日 | Weblog

                 

Edが中学生のころは腕時計をしている奴(同級生)なんて殆ど居なかった。ま、
それくらい旧い人間だということでもあるが。(笑)


中学の時、初めて腕時計を買ってもらった同級生のTが嬉しくて10歩歩くたび
に時計を見ている姿をみて、持ってない貧乏人のEdたち数人はやっかみ半分
で嗤ったものだ。
「ほら、ほら、Tの奴また時計見るぞ。ほら、な~・・・^^!ハハハ・・・」


その頃時計といえば、セイコー、シチズン、オリエントなどが主流で、現在のよう
に海外のブランドものなんて名前さえロクに知らなかった。Edが初めて腕時計
を買ったのは、もう働き始めて数年経ったころの1964年、東京オリンピックの
年である。確か”オリエント・グランプリ・オールマイティー64”とかいう商品名だ
ったと思う。

時代は流れ、手巻き、自動巻き、電池式、ソーラー電波時計などへ次々進化し
てきたけれど、腕時計はシンプルで大人しいデザインが好きだ。Edは日付とか
曜日は要らないのだけれど、日付のないものを探すほうが却って大変だったり
する。そのくせ日付はすぐ飛んだりするする。日付表示なんて”大きなお世話”
なんだけど・・・

若いころは、流行りのカシオのGショックとか高耐圧型などデカくて重たい奴を
使っていたけれど、歳とともにシンプルでオーソドックスなデザインがよくなって
きた。今は何の変哲もないセイコーのPerpetual Calender(15年くらい前空
港で買ったもの)を愛用している。殆ど狂わないけれど、日付はやっぱりすぐ飛
んでしまう。^^!

カミサンにはスイスに単身赴任していた頃、オメガを奮発して買ってきたけれど、
普段時計を着けない人なので、引き出しに仕舞い込んだまま骨董品にしてしま
い、もうオーバーホールしないと動かない。

先週から2週間銀座で仕事だったので、珍しく時計が必要になり、頂きものの
シチズンを抽斗の中から探してきた。しかしこれまた10年以上放ったらかしの
電池式だから動くはずもない。電池を交換してもらったけれど、油が切れている
らしく時々止まってしまう。

時計は必ずしも価格やメーカーで性能が決まるものでもないらしい。Edがバイ
クに付けてある腕時計は、J安売り店で大昔1900円で買った電池式。電池を
数年に一度交換(自分で)するだけで、その間全く狂わない、正確そのもの!

中国やタイで売っている偽ブランドのローレックスやチソットだって2000円や
3000円はするが、日本に帰って来るころは大抵止まってしまう。^^!
それに比べたら、名もない1900円の腕時計は途方もない優れモノである。