Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

爺さん顔

2010年04月16日 | Weblog
           

歳をとったのだから皺が増え、目袋がたるみ、身のこなしがモタついてくるのは致しかたないこと。しかし薄汚れてダラシナイ服装とか腰を曲げた前こごみの姿勢は本人の意識次第で変えられる。そういうことまで老人特有のように取られるのは個人的には心外だ。だから外へ出るときは極力背筋を伸ばして歩き、身の回りを清潔に保つように意識して努めているのだが・・・

昨日、武蔵浦和から帰りの電車に乗ったら、目の前に座っていた40がらみの男性が黙って私に目配せする。私はてっきり「次の駅で降りるからここに座れ」という意味かと思って肯いた。すると彼はスッと立ち上がって席を譲ってくれたのだ。チョッと驚いてしまったけれど、「ありがとうございます」と言って座らせてもらった。彼は次の駅では降りず、三郷あたりまで立ったままだった。

今朝また、出勤時武蔵浦和から埼京線に乗ったところ、目の前に座っていたやはり30代と思しき男性がドアの閉まる前にスッと立ち上がったので”ラッキー”と思って座った。ところが彼は電車を降りるわけではなく反対側の座席の同僚らしい人と話を始めたので、初めて私に席を譲ってくれたことが分かった。ありがとう・・・^^!

2日も続けて席を譲ってもらうなんて・・・多分、無意識のうちに前こごみの姿勢で疲れた爺さん顔になっていたのだ!
有難いような、寂しいような、チョッと複雑な気持ちになったのだけれど、他人の目に自分がどうのように映っているのか、改めて認識した。


                 △上の写真は無料写真素材集より