Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

読書

2008年03月05日 | Weblog
定年後は時間が有り余るようになるから一般的に誰でも本を良く読むようになるようである。本を読むのは嫌いではないけれどあまり熱心という方でもなく、気に入った作家が見付かると単行本を探して一連の作品を通勤電車の中で読む程度である。
これまで読んだ作家は、水上勉、陳舜臣、井上靖、宮尾登美子、司馬遼太郎、最近では乙川優三郎くらいだろうか。精々100冊くらい、極めて少ない!(知識が貧弱な所以である)

20代では仕事がらみでではあったけれど、資格を取る目的で専門書ばかり多く読んだ。その代わり小説など一般書からは離れてしまったような気がする。
30代以降日本の経済成長とともに益々忙しい毎日を送るようになってからは新聞と雑誌くらいしか読まなくなってしまった。怠け者である。
それでも大学の恩師が卒業のときにアドバイスしてくれた「社会人になると本を読まなくなるから、何でもよいから常に活字に目を通すよう心がけなさい!」という言葉がいつも頭の片隅に引っかかっていて、そういう自分に微かな後ろめたさを感じていた。

遅きに失した感はあるけれど「若いときに、もっと沢山本を読んでおけばよかった・・」と今ごろになって後悔してみても始まらないので、これからは少し心を入れ替えて読書してみようかという気になっている。
とはいえ、あの頃と今とでは感性が変わってしまったなあ・・・
ある意味もう取り返しがつかないけれど、それでもTVの前でただボケっと時間を空費するよりはづ~っとマシかも・・・?

残された時間はまだたっぷりある、などと思ってはならないのかも知れない。まさに「少年老い易く学なり難し」なのである。