まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1641 吉野川分水(8)・・・国営西部幹線水路、その2

2021-09-20 08:24:11 | 吉野川分水
よろしくお願いします。






















吉野川分水巡り、まだまだ幹線ルートの巡りの途中なわけですが、今回は西部幹線水路の2回目をお送りしていこうと思います。東部幹線が大和平野を南から北へと長い距離でカバーしているのにくらべると、こちらは割と短い距離で支線へとつなぐルートになっています、まあそれだけ西側の方が供給する地域が広く及んでいると言うことですが、今回はその重要なポイントも巡ることとなります、早速行ってみることとしましょう。
まずは御所市内、左手側に金剛葛城山系の山並を見ながら、水路は国道24号線と県道30号線にはさまれた地域を進んでいる。この辺りは葛城古道巡りでもお馴染みの所で、近くを沿う道はこの前御所市内を巡った時にも取り上げています。海のない県にクジラとはこれいかに?と言うわけではないが御所駅の西側には櫛羅と言う名の集落があり、水路はこの周辺で姿を消したり現したり・・・。やがて水路は暗渠へと隠れ道も途切れてしまったので県道30号線へと出る。交通量の多い道を走っていると進行方向右手側に2か所、水管橋を見かけた、位置的からしたらこれが吉野川分水かな、何かそれっぽかったので写真に収めておいたわけですが・・・。



















葛城市に入り道の駅から南阪奈道の下を過ぎた所で県道を外れて付近の集落へと抜ける道へと入ると、駐車場の脇を通る水路が見えた。これが吉野川分水、となるとさっき見た水管橋がここでも県道30号線の高架橋の脇を通っている、これは吉野川分水ではなかったのか。幹線水路には分水工があってここから葛城市、大和高田市へと至る支線が分岐している、これまでにも金剛、御所方面への支線が分岐していたが、いよいよこの西部幹線が大和平野を潤す役割を本格的に始める場所となっている。幹線水路はこの先集落を抜けて県道30号線をまとわりつくように進んで、県道の西側へと出ると住宅街の中へと進んで行く。少し傾斜になって高い方へと向いている水管橋は、滋賀県の伊吹で見かけた石灰を流す管橋を思い出すかのよう、さて、その水路もしばらくは竹内街道が通る山裾へと入って姿を消してしまう。













巡りの方は当麻寺前を通り過ぎて起伏のある道をせっせと上って行く、その途中で水路を見つける、ここまでは当麻寺の境内を暗渠となって流れていたのだろう。その姿がほんのちらりと見えてまたトンネルへ、走りは当麻寺の奥にある駐車場を通り抜けて傘堂・・・二上山の上り口にある一本の柱で屋根を支えている建物・・・へと至る坂道が分かれる道へとたどり着く。前方にあるのは福祉総合ステーション、その入り口に至る橋の下から水が勢いよく流れる音が聞こえてくる。下を覗くと吉野川分水の分水工があり、奈良県最西部へと至る支線をここで分岐させている、幹線の方はここからが馬見サイホンの始まり、この先、香芝市の住宅街へと差し掛かって幹線部の最終区間へと向かって行くことになるが、その模様については次回としておきましょう。東部区間はまだ少し続きますが、西部区間は多分次回で終わりになると思います、それが終わるとその後は県営区間、末端区間へとまだまだ先の長い巡りが続いていくことになっていくのですが、まあ自分なりのペースで続けていくこととしましょう、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち









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