まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1847 吉野川分水・初瀬川工区(2)

2022-11-11 10:30:54 | 吉野川分水
よろしくお願いします。







吉野川分水巡りもいよいよ最終版、大和平野の中央部をカバーする初瀬川工区を前回からお送りしています。桜井市の最北部にある東部幹線水路の分水工から分かれた水路が初瀬川1号幹線として西へと向けて、田原本町、三宅町、川西町、天理市へと向けて流れて行く経路を前回導入編としてお送りしました。上の地図を見ると黄色の四角い枠が2つあります、前回の最後にたどり着いた田原本町の分水工から西へと向けて流れる三河支線が左側の四角枠、その前に巡っておきたいのが右側の四角枠です↓↓↓















場所で言うと桜井市の北部、纏向古墳群がある住宅地の辺りになります、地図を見ると細かい水路が住宅地の中を細かく流れているようです。前回走った1号幹線に沿う道を走っていると、民家が建つ所に分水槽が道に十字をつなぐように並んでいる。その道を左へと入り県道50号線を越えると細い道が続いていて、そこには吉野川分水のマンホール、電柱には地下に県営の水道が流れているとの表示が掲げられている。この道をまっすぐ進んで行くと田園風景の中で分水槽を2つ見かける、向こうには古墳や三輪の山、大和三山も見えてなかなか乙哉な風景。ただ桜井市の農業用水は倉橋溜池から受けているので、地図を見ても分かるように纏向の古墳が点在するこの付近の田畑をカバーした所で終わっている、さあ、巡りの方は田原本町へと入って行くこととしましょう。










桜井市から大和高田市へと至る県道50号線を進んで国道24号線を越えると、田原本町の中心部から少しだけ北に外れた所で寺川・・・大和川の支流・・・へとたどり着く。地図ではこの川の辺りで水路が二方面に分岐している、写真1枚目にあるのがその分水工だと思うのですが確証はありません、まあこの巡り自体が確証のないものばかりですけどね。まず巡るのはここから西へと伸びる都支線、幸先よく小学校の脇で分水槽を見つけ、そのまま近鉄橿原線と田原本線の踏切を連続で渡る。やがてたどり着くのは宮古池、集落名は宮古だが支線名、集落内にある道路元標は都の表記となっている。池の畔に柵に覆われた分水槽があるのでここがルートとなっているのだろうが、その先はいくつか小さな集落があり田園風景が広く見渡せる所だが、分水に関するものは見つけることができなかった。





















一方、寺川沿いに流れているのが三河支線、三河と言う地名が奈良には不似合いな感じだが、三宅町にはこの地名の町があり京奈和道には交差点名にもなっている。寺川に沿う自転車道が通る堤防の下の方には分水のマンホール、近鉄石見駅・・・なぜか三宅町には「三河」「石見」「但馬」と旧国名を名乗る町が多い、三宅町に限らず奈良盆地内では結構見かける・・・の近くでも分水槽を見つけて巡りは順調。更に寺川を沿って進むと、川と近鉄橿原線と京奈和道が交差する所へ、線路の脇には白い分水槽が立っている。ここから近鉄線を越えて川も越えて川西町へ、三宅町との境界付近ではいくつか分水槽を見かけ、太子道が通る集落の中ではマンホールを見つけることができた。巡りも順調、と言ったところだが川西町では今回巡った所以外でも、町の中心部、外れの場所でもいろいろと分水槽を見かけることができる。ほんの近くだから経路がつながっているのかと思ったらそうではなかった、また違う水路が違う経路で川西町をカバーしている、次回はそのルートを追ってみることとします、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち





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