まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1837 吉野川分水・北葛城工区(5)

2022-10-24 08:28:21 | 吉野川分水
よろしくお願いします。























吉野川分水巡りは西部幹線から続く北葛城工区をお送りしていますが、今回がそのシリーズの最終回、馬見にある大きな分水工から分岐する中支線水路を追って行きます。その分水工が上の写真の1枚目と2枚目、3枚目にはこの付近の水路が示されています、前回はこの水路図では右へと伸びている経路を追って河合町へと至りました。今回巡るのは上へと伸びている水路、方角的には西の方向となるのですが、すぐ近くにある交差点から西へと伸びる道はニュータウンの中を通っていて水路の確認が難しそう、と言うことで峠の方へと向かっている道があるのでそちらの方へと進んで行きます。山の方へと伸びている緩やかな上り坂、左手側に馬見の住宅地を見ながら進んで行くが、上り詰めて住宅地が途切れると寂しい風景へと差し掛かって行く、その途中でひとつ分水槽を見つける、やっぱりこの道で合っていたようだ。













道を先へと進んで行くと道はカーブになって佐味田宝塚古墳の横を通り過ぎる、その後森の中に入って次の分水槽を見かける。木々に囲まれて薄暗い雰囲気がある所、ずっと一本道なので車の通りもほとんどない、ずっと続いていた上りがやっと落ち着いた場所に、馬見にあった水路の経路図でPの字で示されたポンプ室と思われる建物があった。ここから地図上では河合町と上牧町の境界線が通る道を進んで行ってひとつ分水槽を見つけた後は、馬見丘陵公園から王寺町へと続く県道14号線へと出る。車がたくさん通り過ぎる道だが、気をつけて走っていると「大和平野」と刻まれたマンホールがいくつを見つけた、ここまでは順調にルートを追うことができているようだ。














西名阪をくぐった辺りで見かけたマンホールには「県営水道」、このマンホールは吉野川分水ルートと合わない所で見ることも多いので、あまり関係ないのかも知れない。このルートは上牧町、王寺町をカバーするルート、上牧町は今までここであまり取り上げたことがない町、言っちゃ申し訳ないけどあまり見所のない町です。鉄道が通ってなくてバスが主要な交通手段、そのバスが王寺駅や五位堂駅へと達しているので不便さは全く感じられない、そのためか小さな町の割には人口は多く町に活気もある、でもここで取り上げるにはあまりにもネタのない町でもあります。県道14号線を進んで王寺町に入った所で葛下川と支流が合流する所で、丘の上に分水槽を見かけたのが最後、ここまでが住宅地でその先は田園風景が広がっている、斑鳩町は斑鳩ため池からの用水で賄っているので、この辺りが西部幹線の一番先端部に当たっているのだろうか。そんなわけでいくつかの支流を分岐して大和平野の西部をカバーしてきた西部幹線水路については今回が終わり、残すは東部幹線水路から広範囲に用水を送り込んでいる初瀬川工区を追って行きたいと思います、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



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