コキュートスの記憶

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聖剣の章〈前の巻〉【黄金郷(エルドラド)】

2024年04月05日 | 風魔の小次郎
□風魔の小次郎外伝 飛鳥無明帖
 聖剣の章〈前の巻〉【黄金郷(エルドラド)】



地蔵河原──
武蔵は、この頃いつも同じ、黄金郷の夢を見ることに違和感を感じます。

誠士館──
武蔵は、壬生攻介に案内され、夜叉姫に面会します。
夜叉姫は、実力を見せてみろと、4忍の豪の者を配置しますが、
武蔵は、大道芸人ではないと拒否。また、貴様らでは相手にならんとも。
武蔵が踵を返すと、斬り掛かった4忍は、吐血し、その場に倒れ込みます。
夜叉姫は、聞きしに勝る強者だと感嘆。お前なら倒せるかとの問に対し、
壬生は、私の手にも負えぬかと……と答えます。
夜叉姫は、虎を野に逸したかと。壬生に、妙案はないかと訊ねると、
飛鳥武蔵は、用兵とは言え、孤高の士。
気に食わねば、二度と金や力では動きませぬと。
しかし、ただひとつだけ……、武蔵の弱点を突けば……と、答えます。

病院──
武蔵が入院中の妹・絵里奈を見舞うと、彼女も黄金郷の夢を見たとし、
その真ん中にキラキラ光る刀が1本立っていたと言います。
そして、その刀は、お兄ちゃんを呼んでいるようだったとも話します。

武蔵は、病院からの帰途、壬生に出会います。
壬生は、夜叉姫が入院費の滞納を解決する代わりにと、話を持ち掛けます。
が、武蔵は、そんなことで、借りを作りたくないと、断ります。
そこへ、牛鬼の地雷坊を名乗る巨漢が現れ、俺を雇わぬかと言い、
傍らにあった地蔵の列を、得物の金剛棒で粉々に薙ぎ払います。
壬生が、夜叉姫は武蔵を気に入っていると、地雷坊の申し出を断ると、
俺が武蔵よりも上だと言うことを証明すれば、納得するだろうと笑います。

武蔵が大きな仏像の前で、瞑想していると、何者かの声が聞こえます。
「時が来ました。再び戦いが始まるのです。
 さあ、手にしなさい、お前の剣を……、聖剣を……」と。
地雷坊が現れ、勝負をしろと、武蔵に金剛棒を叩き付けます。
武蔵は、手持ちの木刀で防ぎますが、一撃で木刀が折れてしまいます。
地雷坊が振り下ろした二撃目は、武蔵に代わり、壬生が木刀で防ぎます。
壬生曰く、夜叉姫のお気に入りを傷物にされては、咎めを受けるとのこと。
地雷坊は、ふたりを相手取る程バカではないと、その場を去ります。

武蔵は、金剛棒を受け止めた壬生の木刀に興味を示します。
壬生は、樹齢三千年の一位樫で造らせた、無銘だが、鋼にも勝る名剣だと。
また、壬生は、お前も名剣を持つべきだと、武蔵に進言します。
武蔵は、残念だが、名剣を求める程の余裕はないと答えますが、
壬生は、お前程の男が持つべき剣は、金で買えるような代物ではないと。
伝説に聞く黄金剣の話をします。幾振りかある聖剣の中の一刀だとし、
お前には、なまじそこらの名刀と呼ばれるものより、天下に一振りの
聖剣こそが相応しいと思うと。が、選ばれた者にしか手に出来ないと。

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