コキュートスの記憶

日々の出来事とか戦果(買い物)とか。
主にガンダムを中心にしています。

シャアの帰還 part6

2015年01月27日 | ゲームブック
245:
「では、そう言うことで…」
 ゴダールは食事を下げさせると立ち上がった。
 ニューホンコンの郊外、チュンムンにルオ商会の備蓄基地が在った。
私たちがそこに着くと、1機の戦闘機が待機していた。セイバーフィッ
シュ。一年戦争時代に配備されていた中型戦闘機だ。私は感嘆の声を上
げた。
「ほう、懐かしいな。どこから持ってきたのだ!?」
「さあ、博物館ですからね」
 ゴダールは笑って答えた。
「何しろルオ商会ですからな。どういうルートで調達したのやら」
「飛ぶのか?」
「何、最近のゴテゴテ飾りのついた玩具より、ずっと上等な代物ですよ」
 その時…私は鋭い気配を感じた。敵襲か…?

213:
 瞬間。
 一条のレーザー光が夜の闇を裂いた。桟橋が砕かれ、水の飛沫が上が
る。パルスレーザーか!?振り向いた私の眼に金色の機体が輝いた。金
色のMSの強襲だ…。
「金色かっ!?」
 百式改。百式に高機動ブースターを装着した改良機だ。だが…かつて
の愛機に、この私が襲われるとは…。
「飼い犬に手を噛まれるとは、こういう気分なのだろうな」
 私は苦笑した。
・セイバーフィッシュに搭乗する:306
・基地内で使えそうなものを探す:051
※どっちにしてもセイバーフィッシュに乗ることになります。

306:
「大佐、危険です!」
 セイバーフィッシュに飛び乗る私に、ゴダールが警告を発した。私は
少し笑って答える。
「危険は承知だ。が、戦闘とは、こういうものだろう?」
 だが、百式改のパルスレーザー発射口が、こちらを向いていた…!
・9以上:123
・8以下:260
260はバッドエンドです。

123:
 レーザーが発射されるのと、セイバーフィッシュの発進とは、ほとん
ど同時だった。私は大きく機体を傾けると、レーザーを避けて上昇して
行った。
・このまま逃亡する:062
・ロケット弾で応戦する:335
※応戦すると無傷でエグムのアジトに到着するのですが、
 道中でユカの生い立ちが全く聞けないので、逃亡を選択します。

029:
 ズグオッ!強い振動が伝わる。掠めたか?
※体力P-1、Bにチェック

194:
 逃げ切れるか…?
・ユカを連れて行くと約束した:174
・していない:313

174:
「あの」
 背後で声がした。セイバーフィッシュを操る私は、多少邪険に応える。
「何だ!?」
「私、誘導します」
 ユカと名乗った娘が小さくなっていた。そう言えば、トウキョウ迄連
れて行く約束をしていたな…。
「何?逃げ道が判る、と言うのか」
「はい」
 ユカはキッパリと答えた。
「ふうむ」
 私は考えた。この娘は、私をからかっているのか?
・信用する:252
・信用しない:313

252:
「よし、信じよう」
 私は言った。
「誘導してくれ」
「はい」
 私はユカの指示に従い、セイバーフィッシュを操った。時折、彼女は
短い警告を発した。
「危ない!右へ!」
 咄嗟に右へ機体を傾けると、左肩をレーザーが掠めて行く。正確な指
示だ。
「弾筋が読めるのか…?凄いな」
「そんなこと、ありません」
 ユカは赤い顔をして言った。
「ただ…判るんです。信号のようなモノが…上手く言えません」
「プレッシャーを感じる…」
「ええ…」
<この娘…ニュータイプか?>
 私は密かな疑念を抱いた。
「もう、大丈夫です」
 ややあって、ユカは確信したように言った。

ちゅーこって、次回はアジトへの道中の話になります。

コメント
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