キャットてぃるのサックス遊戯+ベース

42歳から始めたジャズプレイヤーへの道のり

熱中症とジャズセッション

2014年07月21日 16時53分44秒 | ジャズセッション


実は、この時期に来ると思い出すのが熱中症のこと。

なぜかというと、

今から10年前の2004年の7月下旬。
この頃、まだサックスは始めてなくてドラムをやっていて、ドラムでジャズのセッションに参加していた。

特に7月は暑かった。
いつものように意気揚々と都内のお店に行って元気よく叩いて、、、と、そこまではよかったのだけど。
なぜか夜、帰り道、電車に乗る頃、急に具合が悪くなってしまい、、。
めまい、吐き気、下痢、体中から力が抜けていくような感覚に見舞われた。
当時、まだ熱中症という言葉があまりポピュラーじゃなかった頃で、私は単に疲れているだろうと思っていた。
その後、帰りの道中、3時間。死ぬ思いで電車を乗り継ぎ、家に辿り着いた。

家に着いた時はもう夜中。
もの凄く喉が渇いて2リットルくらい水を飲んだ。
その後、今度は腹痛がして、うずくまったまま朝を迎えた。

そして次の日から微熱が一週間続き、それでもドラムを練習しないといけなかったので、近所の貸しスタジオに行って個人練習した。けど、微熱が下がらず仕方なく病院に行って解熱剤を処方して、予定していたドラム教室の研修会に出掛けた。
もちろん成績は惨憺たるものだった。

そして、私は思った。

「もうドラムはやめよう。」

それまで15年間、ドラム教室に通い、上達することだけを目標にして、そしてメタルバンドやって、今度はジャズもやりたいと思っていたけど、もう体力の限界だと思った。

そして、その年の秋。
今は無き、「大楽器祭」というイベントで、アルトサックスを触ることになる。
その時、今度は趣味でサックスをやりたい。
サックスで好きなだけ、大好きなジャズの曲を吹きたいー。
そう感じていた。



話がだいぶ逸れたけど、、。

10年経っても、あのセッション後の辛い思いが忘れられない。

それとは別にドラムでジャズをやるのではなく、サックスでジャズをやる。
自分にとって楽器を取るのじゃなくて、ジャズという音楽を選択したのは、今でも間違っていないと思っている。

もちろんその後、サックスを始めてもセッションでドラムを叩いた事もあるけど、やっぱ歴が違うのか、サックスよりもドラムの方が上手いって何度も言われたことはある。
それでもやっぱり自分にとってはサックスでジャズを吹くっていうこと、好きかもしれない。
そんな思いが、今日、ふと湧き上がってきた。

昨日のセッションも楽しかった。
けど、ふと終わった直後、軽いめまいが、、、って、やっぱ、今の時期、熱中症に気を付けないといけないかもしれないと思った。


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