
予報では2000-3000FT BROKEN/OCV、ずっと曇りだったが、実際はScatteredの雲が点々としている程度。Ceilngは1万ft近い。視程は悪いが、十分軽い空の散歩ができる。サンタモニカ空港に到着し、オイルを1クオーツ足す。そしてフライトに出ることに。先日給油しているので、燃料は半分以上ある。
ランナップの後、Rwy21からすぐ離陸、Left downwindを選択した。Gust15ktとのことだが、やはり離陸後はフラフラと揺らされる。あと、アップウィンド300−500ftの高度では、ちょっとテールウィンド成分もある感じがした。そのままダウンウィンドを飛んでいると、1機進入してくるセスナあり、ダウンタウンからコールしている。これはこちらと進路が交差すると思った。すると管制官はそのセスナに、fly over Fwy10 modified straight inと伝えていた。その後、私に対してwhere are you going?とたずねてきた。すぐにfly over Fwy10 to El Monte, I can stay South of Fwy10と返答。すると、Climb up to 2000ftと管制官。そして、対面するセスナには、descend down to 1500ftとのこと。しばらくしてセスナとすれ違った。セスナ172かなと思っていると、比較的新しい年式のセスナ182だった。ここでfrequency change。
さすがにロサンゼルスダウンタウン南を2000ftで通過するのは気持ち悪く(LAX Class B 2000ft-10000ftが近くにある)、再び1700ftに高度を落とした。そのままFwy10の上を飛び、エルモンテ空港に向う。この時はRwy19を使っており、管制塔にコンタクトすると、Rwy19 right traffic report downwindとのこと。そしてしばらくして、no need for report, rwy19 cleared to landと管制官。短めのパターンを回り、フルフラップで着陸した。着陸後はそしてそのままfuel pitへ行く。ここで満タンにしようかなと思っていると、丁度仕事の電話が入った。その電話に対応していると、Hobbs0.2時間くらいエンジンが回りっぱなしだった。なんとなくエンジン停止して機外に出るのが面倒になり、そのままタクシーバックすることにした。
マグチェックだけし、Rwy19からRt crosswind departure。Fwy10の上を逆戻り。1700ftでレベルオフ。気温は18度くらいなので、油温もそれほど上がらない。ただ、向かい風が強く、2500prm 1700ft IAS100ktながらGSは93ktだった。ダウンタウンに近付き、北から抜けるか南から抜けるが考えていた。ガスっている中、ふと前をみると、すぐそこにドジャーススタジアムあり。こういううっかりは危ない。すぐ駐車場を見たが、観客はいないようなので、3nmのTFRは出ていない。ホッとした。こういう視程の悪い日は、他のトラフィックだけじゃなく、自分の位置についてももっと気をつけないといけない。もしこれがメジャーリーグ開催中で観客数が多い日だったら、完全にTFR/飛行禁止空域内に進入してしまっていた所だった。ちょっと反省しないと。
ここでダウンタウン南側に進路を取り、Fwy10に沿ってサンタモニカ空港を目指す。管制塔にコンタクトすると、modified straight inを指示された。そして3マイルくらいの地点でRwy21 cleared to land maintain forward speed as much as you canとのこと。何故かな?と思ったら、Sepulveda passからKing Airが1機入ってきたからだ。これが速いので、その前にこっちを下ろしたいのだろう。降下しながらなので、105ー108ktのGSを維持してファイナルを斜めに飛ぶ。そして1マイルくらいの地点でスロットルアイドル、フルフラップ、大減速をした。着陸も決まり、斜めにタクシーアウトして滑走路を開けた。すると、管制塔がvia B taxi to your tie downとのこと。いつものようにローカル機扱いを受け、気持ち良くフライトを終えた。ローカル扱いそのものが嬉しいというのではなく、管制官も航空機も流儀を理解しながら、安全に高率良く阿吽の呼吸で運行する様が良い。飛行機遊びの楽しさが増すというもの。