或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

公園でのコミュニケーション

2008年02月27日 | ハンガリー(赤ちゃんと一緒)
同じ公園にずっと通っていれば、必ず一人は声をかけてくれる
と思われます。

私自身は、2つ年上の黒髪のハンガリー女性と知り合いました。
彼女はイタリア語が専攻だったと英語は殆ど話せませんでした。

それでも珍しい東洋人の赤ちゃんだったbabyに、真っ先に
ハンガリー語で「可愛い!」と声をかけてきてくれました。

私とbabyの名前をすぐ覚え、公園に近づくと手を振って連呼。
おかげで、様子を窺っていた他のママたちも自然に私たち
親子の名前と日本人であることを覚えてくれました。

彼女ひとり居てくれるだけで、公園の敷居がグッと下がり
いつも「観察されている」という息苦しさが薄れました。

全部のひとと親しくなる必要も、なろうと努力することも
ないと思いました。

親しみを込めて挨拶してくださる方がいたら恥ずかしくても
挨拶は必ず返しておきましょう。トツトツでもハンガリー語で
日本人だということや、子供の誕生日が言えればベター。

そういう気力がなければ、せめて目を合わせて微笑む会釈を
続けていれば大丈夫。

案外、相手は「恥ずかしがり?」とか「あんまりペラペラ喋らない
タイプ?」と日本人の空気感を読んでくれます。


唐突な話、独身時代は星座による性格や相性占いといったものが
好きで血液型より当たると感じていたものでした。でも結婚以来、
星座に限らず占いに興味がなくなり、すっかり忘れていました。

でも、冒頭話した彼女から誕生日を聞かれて答えると、同じ星座
なのねーと、一気に打ち解けてしまい可笑しくなりました。

双子座は12星座を4つに分けたとき、風のグループに属して
「言葉」と「情報」というキーワードを持つ・・・などといった
ことが思い出されました。

彼女は片言の英語で「インテリジェンス」、といって満足げに
笑っていました。まぁ、それ自体は当たるも八卦当たらぬも八卦、
人にもよるとはいえ目からウロコな体験でした。

異文化育ち同士、通じる言葉は少ないというのに星座ひとつで
連帯感すら共有できてしまい「おお、若い頃、星座占いにはまった
のも無駄じゃなかった!」と笑い出したいような気持ちになりました。


彼女は、とてもマメ。公園に息子ちゃんを連れて来るときは必ず
洗ったブドウやラズベリー、皮を剥いて小さくカットした桃やりんご
のフルーツを持ってきていました。

そうでないときは、以前紹介したオーガニック・スナックを
やはりタッパー詰めで持参していました。

あんよの頃の赤ちゃんは、他の子が何か食べていると敏感に
キャッチして寄って来ますし、我が子もやはり美味しそうな
ようすをみるとフラフラーッと制止も振り払って行ってしまいました。

こういうとき、いつも感謝したのはハンガリー人の大らかさ。
子どもに対して平等に接してくれるので、babyが自分も欲しそうに
寄って行くと、たいてい惜しみなく分けてくれました。

もちろん、駆けて行って「すみません。ありがとうございます」
という一言はマナーでしたが、とても有難く感じたものでした。

公園へ行くときは水筒と食べ物を持参しておくのが一番でした。
飲み物を欲しがったときや、どなたかに目新しい何かを貰ってしまった
時も相手の赤ちゃんにお返しにあげるものがあると安心でした。

こども達は一所懸命遊ぶから、すぐにおなかがすくようで
どこかのママが我が子の口に何かいれると、それを目撃した
周囲の子が2、3人寄って来るのが常でした。

こういうとき、日本の実家から送ってもったような心情的に貴重な
お菓子をあげても、珍しがって喜ばれる場合と、ハンガリー人に馴染みが
なく、妙なものを我が子の口に入れられては嫌だという不安が見える
場合と両方ありました。

以前紹介したヘルシースナックやクッキーは、どこでも売られて
いるだけに無難でした。どうしても日本製を食べさせたいときは、
現地のお友達用に現地調達モノと両方持参したりしていました。


参考(過去記事より):
ヘルシースナック bio kolesgolyo
ヘルシースナック bio Bulata
Hipp keks
Milupa Biskotti




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2 Comments

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少しずつ (budapestlife)
2008-03-03 17:53:41
pigletさん、コメントありがとうございます。

引越しの片付けは、少しずつ進んでいます。
日本を離れるときに手放したものも多いため、新たに買い直すためにいろんなお店を回っています。
それでも、生活に必要なものが整うに連れて、ああ、本当に日本で暮らしていくんだなーと思う日々です。

さて、偉そうにつづっている私ですが、日本の公園では緊張しています。知らない人と話してはいけないと教えられている子供たち。そして、見知った女性同士グループで固まるママさんたち。

babyにお友達を作らなくてはとあせるのですが、公園では難しそう。なので、地域のママサークルの集いに参加して知り合いを作ろうと思っている今日この頃です。でも、なかなか勇気が出ません。
言葉の通じる日本にいるというのに、ふがいない話です。


ハンガリーの方たちのほうが、まだまだ温かいように思えてなりません。私のように日本に帰ってからヘタレになってるママもいるくらいです。いま現在、お子さんといるママさんたち、今ある環境を愛して自然体で頑張ってください。応援しています。
                    


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Unknown (piglet)
2008-02-28 23:03:47
こんばんは☆
引越しの片づけは進みましたか?

挨拶の大切さは、budapestlifeさんの半分ほどの期間しかハンガリーで生活していない私もつくづく感じました。

初めは、胡散臭そうな(?)目で見ていた人も、こちらが勇気を出して、一言「こんにちは」と言うだけで、次回からとても親しげに挨拶をしてくれた経験は一度ではありませんでした。

日本でも難しい(と言われている)公園デビューですが、笑顔&挨拶で乗り切りたいと思います♪

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