或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

嬉しい誕生日

2010年06月16日 | 2007-12 帰国後つれづれ
先週末、35歳になりました。女性にとって35っていよいよ中年突入か、という
けっこう節目に感じられる年。30代に入ってすぐは、まだ20代の名残みたいのが
あって、自分でも30代になったことを徐々に受け入れる感じで、1年ごとに年が
増えてもなんだかぼやけた感じで感慨も少なかったのですが。さすがにガツンと
きた35という数。


ここのところ、仕事が忙しい、子どもがカワイイといって、奥さんは家に
いて生活をまわしていくひと、「妻は二の次、三の次」がわかりやすく
出ていた夫。しかし、ここにきて急に株を上げました。


女性には、やっぱり甘いもの、それも普段食べられないような珍しさもある
ものが一番!

土曜日の誕生日にあわせて、金曜の晩はケーキを買ってくれるだろうということは
予想していましたが、思っていたより早い時間に仕事を切り上げて都心から少し
離れた勤務先から銀座まで出向いたという箱を見るとDEMELでした。

ハンガリー時代は、お隣オーストリアの世界中から観光客が集まることでうまれた
華やぎ、そして、美しい景観を守ろうという静かなメッセージを感じさせる清潔さ
にうっとりしたものでした。

仕事が忙しくて何処へも連れて行けないと嘆く夫にねだるのがウィーン訪問でした。
車を飛ばせば行けるウィーンで有名なザッハトルテ。ザッハトルテで検索すると
いろんな情報がみられると思うので細かくは書きませんが、ホテル・ザッハーと
デメルという菓子店が「ザッハ・トルテ」を象徴します。

ツヤツヤのチョコレートコーティングが見目麗しいザッハ・トルテ。
ウィーンを初めて訪れたときはホテル・ザッハーのものを食べ、
その次に訪れたときはDEMELに行きました。
とても懐かしく楽しかった思い出。


そのDEMELが海外店舗としては初めて日本に出店し、その後続々と店舗を
構えて国内に全17箇所あるとはまったく知らなかったのですが、彼が持ち帰った
モンブランの丸いケーキは大人が食するにピッタリの美しい造形と深みのある
お味でした。

ホールケーキ以外にも、小さなケーキをたくさん買ってきてくれて、誕生日の
翌日も「どれにしようか?」と選んで食べる楽しみをあじわわせてくれました。


それだけでも十分うれしかったのですが、日曜になって「どこか行きたいとこ
ないの?買いたいものはないの?」と言ってくれました。


以前、紹介したようにロクシタン好きの私。しばらく愛用してきた香水ですが
そろそろ新しい香りも欲しくなってホームページを見たり、以前、夫が買って
くれたロクシタン本を開いては「お店にいきたいなぁ」と思ってきたので、
申し出てみました。


近所で一番、店舗面積が広そうで、駐車場に悩まずいけそうなところにめぼしを
つけて連れて行ってくれました。


そして見つけた6月に入って発売されたばかりのピオニーシリーズ

ロクシタンのものは値段も高く、そうそう手も出せないような品物ばかり。
ただ眺めるだけでも幸せ♪なので行きたくなるなか、唯一、ほんのちょっと
贅沢を許されるのは香水。

夫も香水好きとあって、欲しい気持ちは理解してくれるので今回も買わせて
くれました。でも、ロクシタンのボトルは大きすぎて、とても使いきれない
分量。ちょうど、トワレのボトルは数量限定だったため売り切れたというので
持ち歩けるサイズの小さなロールオンタイプにしました。(写真)


ピオニーは、芍薬。花びらが幾重にも重なり、ボッテリとした存在感を
そのまま映し出したような、むせるほどの香りたち。折しも日本は梅雨。
湿度の高い日にたくさんつけたら周りがウッとなりそうな強さがあって、
腰から下(膝とか足首)につけたほうがよさそうです。
(今日、初めて手首につけたら自分で香りの強さに参り気味。)


誕生日を記念して買ったので、ボトルの愛らしさと香りの女性らしさに
「もう少し女性として頑張っていたい」という気持ちをこめて手にした
ため、さわやかさとかつけやすさを度外視してます。
香りが悪いとかじゃなく、「これぞ香水」という王道ぶりの芳しさ。

誕生日に買ってもらったという嬉しさが、おふろあがりにチョット
足につけて楽しむといった小さな幸せをうんでいます。


夫、ひさしぶりでかなり好感度アップ!
幸せな35歳に感謝です。



咳喘息

2010年06月10日 | 2007-12 帰国後つれづれ
前回紹介したディスカス・アドエアーなるモンスターボール(ポケットモンスター
というアニメに出てくるモンスターをしまっておくボール)に似ている薬が
効いてきて、「家族(夫)は咳が減っていない」と言うが、自分としては
暮らしの中で咳のでる回数が確実に抑えられ、夜は眠りが良くなりすこしずつ
体力が回復してきている感じがする、と6/5に報告。

結果、あの薬が効くなら咳喘息ですね、と診断がつきました。
発端はアレルギー性鼻炎による鼻汁がノドの奥に落ちるせいだというので
そもそも何にアレルギーなのか調べましょうという流れになり採血。

今週末、結果を聞きに行こうか悩み中。
アレルギーを抑える薬と、鼻水・タンの出を良くする薬の両方を3週間分
処方され、冒頭のアドエアーも3週間は余裕で使える残量。
しばらくこないでいい、ということのような気もするので考えてしまって。

そして、急な咳き込みは「発作」ということばに置き換えられ、激しい
咳が出たときに即効性のあるシューッとガスの出る薬も処方してくれました。
なんかコレをもらっちゃったら病人決定みたいな複雑な心境。しかし、
切実に必要だった薬でもあり、「処方しますか?」と聞かれたときは即
「お願いします」と答えました。

幼稚園のママ同士、わが子の健康には敏感。そこへゲフンゴホンと常に
咳をしているお母さんがひとり混じっていれば気持ち悪いだろうと
最初のころはマスクをしていってました。が、マスク自体が咳を誘引する形
になっていると気づいてそれも外しました。

ムァッと蒸れた空気を吸い込むと咳が出やすい。小児科の待合室に足を踏み入れた
途端にグアーッと咳き込みがやってきて、周囲にいた赤ん坊や幼児を連れたママさん
たちから射るような視線があつまり、それどころじゃないほど激しい咳に吐くかと
トイレに駆け込み「あ、朝の薬の効力が切れたんだ。夕方の分、吸ってこなくちゃ。」
いたたまれない空気の中あわてて受付に「ぜんそくの薬を飲んでくる」といって
一旦帰りました。

気づいたのが早かったので、紫のアドエアーを吸い込んだら、落ち着いてきて
再び小児科の待合室に戻る頃には何事もなかったようになりました。


あれをきっかけに、これは即効性のある薬をもらっておかないとマズイと
思いました。アドエアーは、予防的措置で朝と夜の1日2回しか使えません。
日中、ものすごい咳の波がやってきても過ぎるのをまつしかないのでは
周囲に申し訳が立たないような場面が本当に困る。

人口が多いから、狭い空間に大勢のひとが一緒にいなくてはならない状況が
わりと頻繁にあるのが日本。咳が出そうになったらバスから降りると
ピタッと止まるとかありましたけど、それだけじゃ心もとない。

そして、昨日は、昼時のレストランに久方ぶりのランチをしようと友人と
足を踏み入れたらゲフンゴホンが始まり、これは早めに処置しないと・・・
混雑する店内座席で吸い込むのは目立つのでトイレにいって初のシューッ。
(写真の器具を口もとでスプレーし吸い込む。1回1ふきで効く。)
驚くほど波がおさまり、普通に楽しい会話を交えての食事ができました。


なんだかなぁ。
大人の喘息って、どのくらいかかってなおすんだろう。
体質だから、長く付き合うことになるんだろうか。
薬代の高さも含めて、ちょっと不安なのですが、多忙を極めて疲労困憊の
夫とは子供の話題以外は打ち明けにくく、このモヤモヤを共有できずに
なんとか暮らしています。

大人になるってこういうことなんですね。アハハ(苦笑)
ぬおおお、こどものためにも咳をコントロールして、必要以上に悩まず
咳がへって暮らしやすくなったと思って頑張るぞ
                       


ではではみなさまもお体には気をつけて。

こどもの表現て可愛い

2010年06月09日 | 帰国後ママのくらし
風呂にはいると蒸気を吸い込むのでだいたい咳き込むのですが、そのとき
こどもが「ねぇ、ママ、ママのウェッホウォホが治ったらパパと3人で
プールに行きたいな。早く直してね。ウェッホウォホね。」というので
あまりの面白さにむせながら笑ってしまいました。

正直で可愛い。
ぜんそく、ということばを覚えるのが難しいらしく、「ママのウェッホウォホ」と
ものまねしてみせるなんて独創的だ、などと親ばかに思ったのでした。

純粋に可笑しいと思って夫に話してみたら、「こら、ママにそんな言い方しちゃ
ダメでしょ。こら」と穏やかながらも注意しているのをみて「いいのよ。わたしが
一番笑っちゃったんだから。」といっても「それはいけない」といっていました。

うーん。

早く治るといいなと願うこどもの気持ちが痛いほどわかるストレートな表現で
わが子に愛されてる実感が湧いてむしろ嬉しかったので、ちょこっと小言を
言われた格好になったこどもに申し訳なく感じました。