隨に｜運転免許更新

誕生日を迎え運転免許更新期限が近づいてきていたので重い腰をあげて更新手続きの
通知ハガキに案内があったリモート講習を利用してみた。
結論から言って便利！時短！ということでおすすめしたい。

まだ試験運用で利用できない地域もあると思うが、この先、制度として正式採用される
可能性もあるし参考までに……

これまでアプリの信用性が気になってダウンロードすらしてなかったデジタル庁管轄
のマイナポータルを入れ、マイナンバーカードを読み込ませると講習動画の視聴が
できるという。この際、アプリ自体に個人情報の登録をちまちま行わなくてもアプリ
を通して一時的マイナンバーカード読み込みを行ってやれることだったので心理的
抵抗も少なめでよかった。

視聴の途中で自撮りタイムが設けられ、送信ボタンを押すと次の動画に進めると。
全部で3回あった撮影データは、その後、運転免許センターで免許交付手続きをする際
に本人と見比べて別人ではないか確認される仕組み。

なので免許更新手続きに実際に行く日の午前中に服装とお化粧を整えて視聴と撮影を
行い、昼食を済ませて、同じ姿のまま、午後の受付に向かった。
同一人物として識別が容易な条件を揃えておいた分、窓口での確認もスムーズだった。

普段受ける講習をすっ飛ばして、免許証が出来上がった人から順番の手渡し。チップ
内蔵式の免許証になる関係で申請書には4桁の数字を２組考えて記入する欄があり、
忘れてしまいそうなその数字をちゃんと印字した半券と一緒に新しい免許証をくれる。
登録した数字の組み合わせを入力して読み込みが正しく行えるか確認できる機械が
設置されており、帰る前にこれもトライして問題なし。

今回一つだけ悔いを上げるなら、どうせなら、証明写真撮影ボックスなどで免許証に
載る写真を用意してから行けば良かったということ。よく言われることだけど、流れ
作業で「右の肩を少し上げて」「顔を上げて」などと矢継ぎ早に指示されながら
撮られた写真の出来はめっきり老け込んだ自分で。加齢は仕方ないとはいえ、もう
少し映りようがあっただろうにと落ち込んだ。

さて、子供の頃からドラマや映画などで免許証を偽造するいけないシーンを目にする
ことがあったけれど、あのようなことは内蔵チップのおかげでできなくなるわけで
日本におけるデジタル化運用は常に何やら遅々としているものの確実に前に進んでは
いるんだなぁという実感とともに5年後のmy写真について思いを馳せた今日この頃。