或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

夏時間移行

2007年03月25日 | ハンガリー(日常)
イースターの象徴うさぎや卵の形をした金銀の派手な包みのチョコレートが
スーパーに並び、日に日に日脚が延びてきたところ。
ついに夏時間移行です。毎年、3月の最終日曜日。

土曜の寝る前に時計の針を1時間進めて休むか、日曜の朝起きてから
忘れないうちに各時計を調整します。

普段より1時間早く起きて過ごすのってキツくないかといえば、
もちろん最初の数日はしんどい。でも、春の移行はチョットの我慢と
思うことが出来ます。

9月を過ぎると日増しに暗くなるのが早くなり、目覚めても朝とは
思えないほど暗いなか11月も目前の10月の最終日曜まで夏時間を
通す時期のほうが、よっぽど苦しいですから(笑)



ハンガリーに来て以来、夏、とりたてて予定も立てずに出かけていく
夕暮れが一番好き。

ドナウ川沿いに一杯並ぶテラス席の空きを探しながら歩いて、夜景を
楽しむ。あるいは、賑やかなペストの街を歩いたり、王宮の丘から
鎖橋と国会議事堂を臨んでウットリするのもいいし、静かなブダの
お店へ行ってみるのもいい。

夜はテーブルにつくと必ずキャンドルに火を灯してくれるから、
注文がくるまでユラユラ揺れる明かりと道行く人を眺め、グラスを
傾け、ヒンヤリとしてきた夜風に気づいたり・・・。
                            

普段は忙しいけれど、そうしてる間、ちょっとの間、表情が和らぎ
もともとのオットリした夫に戻るのを見るときの幸せ感が好きです。



ハンガリーに来て知った欧州の夏。気候の良い季節、老いも若きも
ウキウキとして薄着を楽しみ、時間を惜しむように夜は幾らでも
テラス席に陣取る人々・・・

何度見ても、いつ見ても、素敵だなぁと思います。
読者の皆様にも、きっと良い夏が訪れますように。
                       



柔軟剤の使用量?

2007年03月23日 | ハンガリー(役立ちメモ)
ブログを始めて間も無いころ、硬水軟化剤に関して書きました。
そのなかで、ほんの少し言及しただけなのですが、鋭い読者の方は数行の
「柔軟材は薄めて使う」という記述をちゃんと役立ててくださっていたようで・・・

今日、再び記事にするに当たって念のため、使用中のcoccolino
ラベルを観察。(笑)

信じられないくらい細かい文字で眼鏡をかけても外してもいかんとも
しがたい見づらさ。でもやっぱり、薄めて使用するとは何処にも
書かれてないよう・・・・

洗濯機の修理のおじさんに「どうしてカビがいっぱい出たの?」と
聞いた時、柔軟剤が多すぎるからと言われて驚いたのは言うまでもなく。

商品裏のキャップ1杯と見える絵を指差してみせると、彼は彼で
ラベルの「1L=4L」とkoncentrát(濃縮タイプ)という文字を叩いて、
こんなことも分からんのかといった様子をされてしまいました。

きょとんとする私に向かって、キャップを手にとり4分の1を爪で差し、
その後、水をキャップの口まで注いで薄める実演までしてくれました。

買出しのたびに1Lボトルを調達しても間に合わないほどの不経済さ、
香料がキツすぎて室内干しすると雨の多い季節は窓をあけても軽い
頭痛を覚えたワケが急に分かった瞬間でした。

使用量を知る前も知った後も、最も気に入っていたのはドイツdomal社の
Frottee。他社にない爽やかな青りんごの香りが最大の魅力。

近頃は、babyのために何となく有名どころなら安心かと香りは
選ばず、coccolino(ユニリーバ、日本での商品名はファーファ)、
silan(P&G)のsensitive(敏感肌用)ばかり。

domalは他に比べて柔軟剤もウール用液体洗剤も香りがよく、
サラリとした質感。その上、リーズナブル。

マイナーなブランドなんだろうかと一抹の不安を抱いていましたが
今回、調べてみて日本の通販サイトにあった紹介記事を見たら
環境に配慮した製品づくりの良い会社ではないですか!

これからは気持ちよくdomal社のものを使おうっと。
ただ、最近、ハイパーマーケットで見かけなくなった気がするのは
気のせいかなぁ。

ところで、日本の通販サイトでは絵表示そのままの分量を使用法で
紹介していて、それで具合良いのかちょっと気になりました。
                             


--参考までに通販サイトの紹介文をかいつまむと、こんな感じ。--
・環境への心配り、ドイツの洗剤メーカー、ドマル社。 ISO9001取得。
・原料は、EUの規則に基づき、生分解率99%以上のものだけを使用。
・洗濯後の排水は1週間で90%以上分解。
・ゴミの減量化を考えて、できる限り薄くしたボトル採用。

日の風味米菓

2007年03月20日 | ハンガリー(各種オススメ)
先日、行楽気分を盛り上げるにはドライブ中のお菓子も大事?と
ばかりにTESCO(郊外型大規模スーパー)のお菓子売り場で
いつになく真剣に棚を見ていたら・・・発見!

日式米通 せんべし’(せんべい)。商品名も「○の代」?
(書に疎いので、漢字、読めませんでした。)

さすが中国、こんなアバウトに作りそう!と面白がって選んだものの
買うときはなんか恥ずかしかった。

香港の会社が作っていて、
買う人が中国人ならコレで十分雰囲気が通じて「日本風味」なんだろう
と妙に納得。

昔、駄菓子屋さんに赤や青のセロファン地で三角錐の形に包んだ
お米を膨らました、ちょっと甘いお菓子ありましたよね?

安くてたくさん入ってるから遠足のとき、300円までとか
決まってるなか最後の数十円になるとチロルチョコか、これ
を買ってたような・・・あれ、今でも売ってるのかなぁ。

ブログに書くのに呼び名が分からずweb検索したら、地方によって
ポン菓子とかばくだんとか色々違うよう。(参考にしたところ

色んなコメントが下へ下へ続いていて面白いのですが、そういえば
にんじんて黒くひらがなで書いてあって、そう呼んでいたような・・・。

昔は装置を持って売りに来る人がいて、家のお米を持っていって
その場でお菓子にしてもらえたといった話もあって、そういう
時代ってレトロで温かくていいなぁと思ったりしました。

あのお菓子を水あめでコーティングして板状にかためたようなもので、
おこしの粒大きいバージョンといった感じ。なので、たべるとき
ボロボロするのがちょっと難で、車中で食すには不向き。(笑)

これが案外とイケます。所々ピーナッツの小片が入っていて、
日本人には少し甘さがくどいといえばくどいけど、でも懐かしい
感じがなんともいえないし美味しい。昼間ついつい私一人で消化中。

お特用みたいにたくさん入っていて、贈答品にぴったりという
売り文句を見ると可愛い感じすらしてきます。(笑)

今回初めて買ったのですが、面白いし、味もよいのでオススメして
おきます。

ドライブ途中のSzékesfehérvárで買ったのですがブダペストのTESCOにも
あるのかな?見つけたら、興味のある方はお試しあれ。




やっぱり

2007年03月18日 | ハンガリー(日常)
実は週末、ハンガリーの地方にある温泉ホテルでユックリしていました。
くつろぎたかったのでテレビはつけずに過ごし、帰宅する日曜の朝、
ニュース映像を見てビックリしました。

やっぱり騒ぎが起きていたのですね。ブログアクセス数が、その15日、
ポンと多くなっていました。情報を求めて見に来てくださったようで
嬉しいやら申し訳ないやら・・・

他のブダペスト在住者ブログで既に詳しいお話が出ており、
大使館からも「お知らせ」が出ていましたので、もう
いろいろお確かめになれたかもしれませんが、念のため
URLを貼り付けておきます。

在ハンガリー日本国大使館HPより
「独立戦争記念日における騒擾行為について」


ところで、風邪の咳がしつこく残ってしまい、実家の母が送ってくれた龍角散
必携で移動しました。咳き込みが止まらないでゼーゼーします。
風邪は怖いです。みなさまお気をつけて。

革命記念日

2007年03月15日 | ハンガリー(役立ちメモ)
明日、3月15日は独立戦争記念日で祝日のハンガリー。

昨年、国会議事堂前やブダペスト市内各地で行われた反政府デモの
記憶も新しいところ。今回も、なにか起きる可能性は否定できない
ということで大使館から注意喚起が出ていました。

政府の公式記念行事や極右政党の集会について、開催時刻や場所が
詳しく載っていました。また、一部閉鎖される道路があるということで
通りの名前を列挙してありました。
取り急ぎ、リンクしておきますのでご確認下さい。

在ハンガリー日本国大使館HPより
「独立戦争記念日における記念式典・集会」


大使館の情報を見ますと、明日15日は英雄広場やブルシュマルティ広場
で極右政党が集会を開き、政府の公式行事が国会議事堂などで行われる
ようです。

タイミング悪くゴッホ展を紹介してしまったでしょうか?
今週末は、みなさまお気をつけて。

ゴッホ展

2007年03月14日 | ハンガリー(役立ちメモ)
Museum of Fine Arts Budapestの100周年を記念してのゴッホ展。

アムステルダムのゴッホ美術館、パリのオルセー美術館、
NYのメトロポリタン美術館、ワシントンのナショナルギャラリーなど、
世界中から80点近い作品が集められています。

昨年12月2日に始まり、3月20日で終了の予定でしたが
4月1日までに延長されました。

行きたい行きたいと思いつつ、家族で風邪を引いてしまったり
それでたまった買い物に出たりと週末のたびに潰れてしまい
会期終了が近づくと更に混むだろうと心配していた矢先の
延長ニュース、嬉しい。

美術館の場所はココ。ゴッホ展は、月曜休館。
火~日曜の午前9時から午後9時まで開館。
(入場は午後8時終了)

ただし、美術館は英雄広場すぐ隣。明日15日は広場にて午後2時
から極右政党の集会があるそうです。外国人排斥を訴えるスキンヘッド
グループも来ると思いますし、愛国心の高まるときにウロウロするのは
危険です。どうか、他の日にいかれますよう。


出産のこと 3

2007年03月11日 | ハンガリー(妊娠・出産)
妊娠がわかって最初の診察から始まるのは英語のやりとり。
そうでなくても病院というところでは余計な質問をして良いのか
と気を回し、タイミングを逃してしまうもの。

しかし、ここは外国。
聞かなきゃ、言わなきゃと肝に命じました。

この本の実用的且つ豊富な英文質問例から引用したり、参考にして
単語を入れ替えて作文し、ノートに纏めました。

毎回、診察に入るとすぐそれを見てもらいました。(英文は次の検診日
までに準備すればいいので、日本人の得意な読み書きが活かせます。)

これは英語は分かるけれど、その場でポンポン聞いたり、話したり
するのは苦手なのだと相手に伝わって良かったと思います。

日本的な以心伝心を期待せず、「もうすこしユックリ話してください」
「なんとおっしゃったか分からなかったので、書いてもらえますか?」
と勇気を出して頼みました。

毎回、電子手帳を持っていき、ちょっとした単語のつまずきなら
待ってもらえるので、その場で検索したりしました。

ちょっとしつこいかしら?という質問をしたいとき。
その場に居ない主人に悪者になってもらえば角が立たないので、
「夫が聞けと」「帰ったら夫に説明したいから」「これはしないですね」
「これは○○の検査ですね?」などと曖昧な点を残さないようにしました。

こうした努力は、ごく当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが
案外と気力を要します。今振り返っても、検診前は予約から緊張して
いたものでした。

でも、海外出産は自分の一存で決めたこと。せめて「ハンガリーで
産んだからこうなったと言わない」、「考えられることは全部やった
のよとbabyにいえるように」、「日本でしても後悔する人はする」と
考えるようにしました。

空気を読む、行間を読む、というのが習慣化している日本人にとって
「分かっていることもあえて言葉にして確認を怠らない」ほどの
積極的なコミュニケーション姿勢を保つのは容易ではありません。

それでも、おなかにいる赤ちゃんを思うと段々「母は強しだ、
私にもできるはず」と強くなっていけました。^-^

また、今の時代、日本の本やインターネットを通じて、日本と海外で
異なる妊娠中の診察過程も有る程度確かめておけたので、助かりました。

そして、医師や助産士さんの側から見ても「(言語の違いで)あやふや
な理解のまま出産に臨むひと」よりは「自分でも調べてくるひと」
「ゆっくりで地道でも意思疎通しようと積み重ねるひと」が歓迎される
のだなと感じました。

出産までの何度も有る検診の間に、先生と助産士さんが私のつたない
英語のクセを知り、何を不安に思い、どういうことを心配するかを知り、
私という人間に慣れていきました。

そして私もまた、先生や助産士さんの英語やお人柄に慣れる・・・。
それは、互いの信頼が蓄えられた過程といえました。

不安な出産の瞬間を支えたものは、あの信頼感だったと今も思います。



洗剤

2007年03月09日 | ハンガリー(役立ちメモ)
通常の洗濯は、HenkelのPersil粉末を愛用しています。

従来は、洗剤の粒が大きくて粉溶けが悪く、洗濯時間を
短く済ませようと水温設定を低くしすぎたときは衣類に溶け残ったり
したものでした。

今回は、ぐっと細かい粉になりました。少し前、袋に小さく4=6キロと
いった感じの表示が入ったのも分かります。3分の2を目安に使用量を
減らしました。

同じPersilをご使用の方で、最近洗い上がりがゴワゴワする場合は
ちょっと分量を確かめてみるとよいかもしれません。


ところで、「脱水終了まで2時間3時間は当たり前」と聞くお洗濯。
時間がかかるポイントは水温設定と前洗いだと思います。

2時間3時間かけて洗濯すると衣類の傷みが速く感じられるし、
はかどらないので、今は1時間10分前後で脱水まで終えられる
よう設定を工夫するようにしています。

ひどい汚れものでなければ60度などと高い水温設定をせず、だいたい
45度くらいに。洗剤投入前の水洗いモードも長時間の回転で衣類を
傷めるだけとみて、それを省く設定をしています。

粉末洗剤で水温45度では溶け残りが心配な濃い色の衣料は
手洗いモードで液体洗剤を使用するようにしています。

メーカーや機種によって色々細かいことがあって難しそうですし、
取扱説明書等ハンガリー語で匙を投げたくはなります。

でも、洗剤投入口の上部には大抵スライド式で引き出せる洗濯
ガイドプレートがあります。これを手がかりに、いろんなマークの
意味をじっくり考えてみると、押すボタンの組み合わせなど工夫の
余地が見出せて、貴方も時短が狙えるかも?健闘を祈ります!
                               

NIVEA for Men

2007年03月08日 | ハンガリー(各種オススメ)
NIVEA派の夫が男性用に特化されたボディローションを使い
始めました。

ありそうでなかった商品、NIVEAの先進性には長寿ブランドの
底力を見せられる気がします。

ボディローションといえば、以前紹介したような男性にも抵抗なく
使えるよう、女性っぽくなり過ぎない香りのものがありましたが・・・

スキンケアローションの香りは、そういうものを使い慣れない男性
にとって「基本的に落ち着かない」ものがあったといえるでしょう。

またポンプを押して身体に塗るところは人に見せたくないような
感覚を覚えさせたかもしれません。

その男性心理に答えるべく出た商品だけに、HPでコマーシャルをみたら
実に苦心の跡が覗ける、おしゃれっぽくまとめられたものでした。

私が驚いたのは、その香り。男性用の整髪料、アフターシェーブ、
ボディソープやシャンプー、香水と同じ感覚。男性にとって馴染み深い、
スタンダードでクセのないもの。

これはローションの香りだけ浮かない分、使いやすいでしょうね。
もっと早く発売されていても良かったのにと素人でも思うくらい、
素直なメンズの香り。

HPでは、PRODUCTSからNIVEA bodyシリーズへ。
左メニューのESSENTIAL LINEをクリックすると
「Vitalising Body Lotion FOR MEN」の詳細が見られます。

段々春めいてきましたが、硬水のシャワーを浴びていると
何処かしらカサついてしまうもの。

奥さんのボディローションを横から使うのに抵抗があって、痒い
けれど何も塗らない派の旦那さんをお持ちの方、オススメです。

また、日本では未発売のようす。乾燥肌に悩む男性があれば
意外なお土産として喜んでもらえるかもしれませんね。
                                 

3月31日まで

2007年03月06日 | ハンガリー(各種オススメ)
滞在中の方にはあんまり関係ないかもしれないけれど
でも地方都市在住の方が「これを機会に、ブダペスト
市内ホテルに宿泊してじっくり観光!」と思うかも?
あるいは日本の友人を誘いやすくなる?

現在、ハンガリー政府観光局は「もう1泊プレゼントキャンペーン」を
展開しています。知らなかったのですが、昨年12月1日から始まって
おり、冬の間は寒さで落ち込む客足をひきとめるアイディアのよう。

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キャンペーンに参加するホテルでは3泊の料金で4泊目を無料で提供。
また、ブダペスト観光局は、キャンペーンに参加するホテルで、
外国人宿泊客が72時間有効のブダペスト・カードを購入する場合、
48時間のカードを2枚提供し、96時間フルに観光できるようにサポート。

詳しいことは、こちら
画面左の「冬のキャンペーン」というところをクリック。
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以前紹介したFUNZINEという無料英字情報誌を見て知りました。
裏表紙にあった、まるで詩のようなロマンティックなキャッチコピー。
勿論最後は広告らしくfree!というオチですが、打たれました。

悲しい歴史も、支配された時期をstayという動詞に換えただけで
印象がガラリと変わって。こういう喩えができるハンガリー人の
底力、強さが素晴らしい!!

小さくなって見づらいけれど日本語の政府観光局サイトから画像が
拾えてしまったので使わせて頂きました。鎖橋の写真は、本家の
英字サイトでご鑑賞のほどを。

ムリヤリ訳したけど、力がなくて一気に雰囲気壊しちゃうけど・・・

その誰もが
考えていたより長く
ブダペストにとどまることになった
ローマは 400年の間、
オスマントルコは 150年の間、
ソビエトは 45年の間、
そして
あなたも・・・もう一泊、無料!