或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

もぐろふくぞう思い出した

2006年10月31日 | ハンガリー(日常)
きょうはアレ、「笑ゥせぇるすまん」の喪黒福造(もぐろふくぞう)を
思い出しちゃった。

・・・私なにか悪いことしたっけ?

肉屋さんへ行ったら、最近、良く見かけるおじいさん店員(顔が怖い)で
いつも多めかなとは思ってきたけど。きょうはついにというかなんというか
若い女性店員が私のつたないハンガリー語を言い直しておじいさんに
つたえたのだけど「600g」で頼んだら「990g、いいよな?」
ときた。690といったのか?と思って目をパチくりしてたら、
再度、「990、いいな?」という。わが耳を疑りかけて、そのでかい
肉の塊をみて「ああ、そういうこと」と諦める。「ヨー」(いいです)
といってしまう。

でも悔しくて「毎日、食べなくちゃいけないわ」とボソッとこぼすと
先ほどの若い女性店員が「多すぎるって」とおじさんに声をかけようと
してくれたけど、おじさんは既に私の返事を待つまでもなく包む動作に
入っていたので、いまさら袋から出して半分くらいにしてなんて
とても言えない。言った時に相手から受ける、たとえば溜め息だとか
嫌な顔だとか強い視線だとかそういう諸々を見るのも嫌で。

「いいの、いいの」と優しい彼女の肩をおさえて制止する。そうだ、
私が調理すれば良いまでのことだ、と思うことにする。

ミートソース・スパゲティを久し振りで食べたいという夫の言葉を
思い出して牛挽き肉も頼んであった。それも作りおきも考えて
500g。

支払幾らになるかと思ったら何と「3,055フォリント」。
肉屋で、こんなに買ったの初めて。

帰宅して持ち帰った袋ごと秤に載せたら1,600g前後あった。
挽き肉も100gくらい多く盛ったんだろう。

めげつつも、次の店、パン屋に行く。繁盛店なので忙しい店員が
振り返ってくれるのを待っている間、買う気でいたサンドイッチに
ハエが止まり、するすると歩くのを見た。

振り返った店員から「何が欲しい?」と聞かれて、「サンドイッチ。
2つ」と頼む。「ハエが止まったから一番上のはイヤだな」て
ハンガリー語で何ていうかなんて知らない。みごと例のサンドイッチが
包まれる。「死なないから。死なない。一瞬だし」と思いながら帰路につく。

こういう話をすると、「もっと強気でいかなかきゃダメじゃんか?!!」
という声援を受けるのは分かってるけど、きょうのところはダメージ大きすぎて
受け止める余裕無し。「あかんやん」と思ってもいわんといて。お願い。
「このひと、そうとうヘタレやな」と思って読み飛ばしといて。お願い。

・・・私は何も悪いことしてないし。喪黒福造に頼みごとなんかしてないから
バチあたるはずないし。たまたま重なっちゃったんだ、きっと。そうよ。

よし、ココに書いたらすっきりした。元気出すぞ、と。
がんばれ、自分!!!!

残念、不評だったフェア。

2006年10月29日 | ハンガリー(日常)
先日紹介した、日本で行われていたハンガリーフェア。どんなもようだったか
報告を楽しみにしていました。

このほど、「ハンガリーに住んでいたこーいちくんのブログ」にて感想を
読ませていただきましたが、なんとも不評。

読後に思ったことは、ブダペストに住んでいるから当たり前のように
いつでもグヤーシュやハラスレーが飲めるんだということ。

店によって違うスープの色、辛さ、塩加減、肉と野菜の分量など、
居合わせた人と「どこそこレストランのグヤーシュはどうだった」
「ああだった」という話に興じられる幸せを思いました。

そして滞在が長くなるにつれハンガリーで外食すると感じるしょっぱさ、
油っぽさにもすっかり慣れてしまったけれど、日本に戻れば淡白な味付け
でも新鮮な具材の味がわかる繊細な舌も戻るんでしょうね。

するとハンガリー料理の味が一気に何処か遠くの田舎料理のように感じ
ることなのでしょう・・・ご当地料理はご当地で食べるから美味しい
ということなら、いまのうちに楽しまなきゃ。

それに刺繍や木工などの工芸品やワインやグースリバーといった特産品は
いまココに住んでいる間に気に入ったものは「いつでも買える」と思わず
今だから買えると思って楽しまなくては損だと思い始めました。

年々物価も上がっているし、そのうえ日本に帰ったら「あんな手の込んだ
刺繍の大判のテーブルクロスなんて、2度と買えない」と感じること
間違いなしなんだろうなぁ・・・と思いました。

普段はめげることも多いし、無いこと、困ることなどが頭を駆け巡りがち
だけれどハンガリーのよいとこも今の内に満喫しておきたいですね。


キャラクターDiddle

2006年10月28日 | ハンガリー(日常)
サンリオキャラクターがいかに可愛く見えるか、そして、ここで見かける
キャラクターはどんなものかを紹介してみます。

Diddle、ネットで画像を見つけました。ココをクリック。

URLへ飛んだら、下へスクロールしていくとダウンロードして楽しむ塗り絵
向けの白いイラストが並んでます。(クリックして拡大イラストを見るべし)
更に画面下へスクロールするとぬいぐるみも見られます。

ブダジュンジェ・ショッピングセンターにも郵便局向かいに、この
キャラクターがメインになっているお店があります。

Diddle。キーホルダー、実用的なのがあったので買いました。1390Ftか
そこら出しました。じっと見てると可愛いような気もしてくるのですが、いつも
消化不良です。使い心地もよく気に入ってるんですよ、ええ。そして、日本に
帰ったら話のわかる友人Kちゃんに見せて自慢しようとすら思ってますけど。(笑)


地下鉄2号線工事

2006年10月27日 | ハンガリー(役立ちメモ)
日本人で夜間に乗る人は少ないかもしれませんが、オペラなどの帰りに
使うかな?

10月5~15日に同様の運休が行われていたのですね。ただ、現在、
10月16日~11月2日までが平常運転に戻っており、11月3日
から再び工事しますということのようです。

地下鉄2号線、11月3日から19日まで、夜間を中心に運休。
平日は午後7時30分以降を運休・・・全区間代替のバスが運行。
終日運休の土曜と日曜日に限り、全区間代替のバスのほか、
Moszkva ter/Kossuth Lajos ter間に10分毎のシャトル列車が運行。

代行バスは、地上を走るため橋を渡ります。渡る橋の違いでM2とM2Bの
ふたつにわかれます。終点は同じモスクワテールですが、途中停車する場所が
違ってくるのでご利用の方は気をつけて。

2つともÖRS VEZÉR TEREとASTORIA間は同じ。その後、下のように停まります。
M2(エリザベート橋経由)
FERENCIEK TERE→DÉLI PÁLYAUDVAR→終点MOSZKVA TÉR。
M2B(マルギット橋経由)
DEÁK FERENC TÉR→KOSSUTH LAJOS TÉR→MARGIT HÍD→
BATTHYÁNY TÉR→終点MOSZKVA TÉR。

参考:BKVの工事案内ページ
__________________________________
バラードさんから訂正はいるまで、一時、地下鉄も2経路に分かれてると
思わせる間違った情報を載せてしまいました。ごめんなさい。

Sanrio Shop !

2006年10月25日 | ハンガリー(各種オススメ)
いやはや、ノスタルジーのあまり感激して買ってしまいました。
日本で買えば、ここまでしないだろうなぁと思いつつもシャーペン
998Ft(約500円)、定規699Ft(約350円)購入。
別に集めてたわけじゃないけどキューンときちゃった。ほかに、
Tシャツに惹かれたけど気恥ずかしくて買えなかった・・・

サンリオホームページからサンリオオンラインショッピングHPへ
飛んでみるとショップで売っていた今風で洒落たショルダーバッグなど、
どうも海外限定品。こっちにいる間しか買えないなら、童心に返って
ジャパンプロダクツを楽しむのもいいなぁ。

私が子どもの頃は、ディズニーよりむしろサンリオ強しでキティちゃんや
キキララちゃん、マイメロディ、けろっぴなどノートや消しゴムはじめ
みんな夢中でした。

mammutで、L’OCCITANEの開店が見られず残念でウロウロ。
そして見つけたのがサンリオ。女の子たちがひっきりなしに入って
きて熱心に見ていました。高いので買う人ばかりではなかったけれど、
その熱気だけで嬉しくなってしまいました。欧州用に作られていて、
(私の買った定規はドイツ製でした。)商品には赤いひらがなで
「めいどいんじゃぱん」と書いたハンコ風の図柄が入ったものも。

とにかくハンガリーに来て、文具屋その他で見かけるキャラクターものの
可愛くないこと!なんかカワイイと思う基準が決定的に違うようで、結構な
お値段のするキャラクターグッズを見て不思議に思ってきました。
baby用品を見るときも、仕方なく可愛さで言うと定番なディズニーもの
を手にとってしまいます。(なかではプーさん好き)

そんな諦めにも似た心境だっただけにKittyちゃんを中心としたピンクや
赤の色調、やさしいパステルピンクやブルーの商品群のなかで癒され。
店内にいるだけで「日本て、イイ!!」とシビレまくった週末となりました。


ブダペスト近況

2006年10月24日 | ハンガリー(日常)
10月23日は1989年にハンガリーが共和国を宣言した記念日のため
祝日。また、1956年にスターリン体制に反発して起きた民衆蜂起
の記念日でもあります。このため今年は「ハンガリー動乱」50周年として、
23日は国会議事堂前で様々な式典が行われたもようです。

外国人のわたしたちも自宅TVで見ることができました。夕方の式典では
気球を使ったサーカスのようなバレエのようなパフォーマンスが披露され、
一瞬、合成映像と思ったくらい幻想的でした。その前のニュース映像から
想像つかないほどロマンチックで驚きました。

ニュース映像というのは警官隊と衝突したひとたちや、逃げるひとたち
の姿でした。前回デモと同じ理由で首相の失言を追求したい人たちが
集まったり、対立する野党が党大会をして民衆を集めたり、と華やかな
式典に対抗してあちこちで色んな思惑が働いていたようです。

厳かに迎えられたら良かったのに、前回に引き続き、華やかな式典の
裏で起きた衝突のため、外国プレスに大々的にマイナスイメージが
宣伝されたようなもので残念です。

日本でも各紙で随分記事なっているので下記をクリックして読まれてください。
google にてハンガリーのニュースを検索

他、現地住まいの長いブロガーさんのブログでも写真入りで詳細が報告
されていますので参考になさってください。
(当サイトのブックマークから飛べます)

前回デモの時と同じくペスト側の場所と時刻によっては警戒が必要なことも
あるようですが、日本人や外国人が多く住むブダ地区では特に変わったこと
もなく淡々と過ぎた祝日となりました。


L’OCCITANE開店延期

2006年10月22日 | ハンガリー(日常)
mammutマガジンに、L’OCCITANE10月オープンと出ているのを見て、
興奮して記事をアップしたのですが・・・

10月最初の週末に出かけてみると、JOYという靴店は営業中。
ウィンドウにはラストセールなのかAkcioの文字が躍っていて、前の店が
まだやっていて準備は間に合うのかしら?などと思ったものの、来週に
期待して去る。

10月の第2週末に出かけてみると、現在L’OCCITANEのテーマカラーに
なっているラベンダー畑の写真がラッピングバスのようにウィンドウを
覆ってシールされていて開店準備中。そりゃ1週間じゃ難しいだろうと
あきらめるも、「hamarosan」(近日開店)の文字に期待して去る。

10月第3週末の昨日出かけてみると、遠くからでも先週見たラベンダー畑
の写真が見えて、「ああ、まだ準備中だ。10月オープンて言ってたのに
大丈夫なのかな?」とボヤくと夫が横から「ハンガリーなんだから1ヶ月
くらい平気で遅れるに決まってる。約束通りにことが進むと思ってるほうが
間違い」と連れない言葉。諦めきれずに寄って見ると、不似合いなA4の紙
が貼られ「11月オープン」の文字が!(まさに夫の言う通りでした)

日本では考えられないと思うなぁ。自店発行とはいえ広告媒体に新規出店
店舗の告知をしておいて、オープン延期なんて。
11月中にオープンするのかどうかも心配になってきました。
楽しみにしていただけに、がっかり。

でも楽しいこともあったので、それは別タイトルで。予告編としては
ビバ、メイドインジャパン?!という感じかな。

妊娠検査薬(追記)

2006年10月19日 | ハンガリー(役立ちメモ)
下のように、薬局で買えると書いた妊娠検査薬ですが、先日、
ドラッグストアチェーンdmに行ったら日本のように無造作に棚に
並べられていました。

薬局でハンガリー語使って出してきてもらわなくても買えるのは
気楽になったなぁ。

dmも大きいとこと小さいとことあるし「全店」で並べてるか
わかりませんが、日本でも見慣れた「クリアブルー」のパッケージと
ほか2種類くらいの商品とともに並んでいました。ハンガリー語が
読めないとはいえ、それでも箱を手にとって見比べたりできるって
なんかいいです。

参考:クリアブルーの詳しい説明(日本の販売元オムロンHPより)

ちなみに私は薬局で買ったけど、「どこ(の国)製がいいか?」と
聞かれ、面食らった覚えがあります。それで、何処と何処があるのか?
とカタコトで聞くとイギリスと中国、とか言われたんだったかな?
値段が大分違うのでわざわざ聞くんでしょうね。

しょっちゅう買うようなものでも無いけど、面と向かって人に聞きづらい。
ともかく、ひっそり追記しておきます。

_______________________________
(2005年8月9日)

尿をかけるタイプのキットは、こちらの薬局でも普通に買えます。
心配して日本から持ってこなくても大丈夫です。

中国製やイギリス製など外国製のものが売られています。
写真はスティックの先で検査するタイプ。
場所によっては日本でおなじみのクリアブルーが手に入ります。

テルヘシュ(妊娠)テスト(テスト)ケーレック(下さい)と言えば
分かってもらえると思います。


登山電車&子ども鉄道

2006年10月18日 | ハンガリー(各種オススメ)
近場で観光気分を味わいに出てみました。
いつでもいけると思うと行かないものでしたが、楽しかったです。

登山電車の乗り口は、ブダペストホテル前。5番・21番バス、
18番・56番トラム、FOGASKEREKŰ VASÚTで降りると近く、
始点の駅名はVÁROSMAJOR VÁ.。

途中、見える山の斜面に白い壁と茶色い屋根のおうちが連なって見えて
とてもよい眺め。ただ、周辺の立ち木を手入れしていないので
伸び放題の樹木の間からチラチラしか景色が見られないのが玉にキズ。

平日の所要時間は15分となっていますが、週末に乗車したときは
上り下りの待ち合わせ(単線を譲り合う形)で結構長くかかりました。
チケットは普段使用しているBKVの回数券や定期券でOK。
運行時間などはココ。(時刻表の MUNKANAPOKONは平日、
SZOMBATON ÉS MUNKASZÜNETI NAPOKONは土曜祝日の意。)

英語でcogwheel railwayというのは、レールの中央に歯車をひっかける
歯にあたる部分があって、それを頼りに急勾配を登っていくしくみから。
詳しくはココ(写真入)。Budapest Public transportation - the BKV
見ると、この電車は1874年から始まったヨーロッパで3番目に古い
ラック式鉄道のようです。

終点のSZÉCHENYI HEGY VÁ. に着いて、駅を出るとある坂を登っていくと
子ども鉄道の乗り場があります。チケットは1人400Ft。

運転手さんを除いて、子どもたちが運行を担当していて制服姿で
敬礼したり、検札したり、次の駅を案内するのはメチャクチャに
可愛いかった。(写真:撮らせてと頼んだら恥ずかしそうに
応じてくれました。)

子ども鉄道は1時間に一本とか、かなりユッタリしたスケジュール。
誰もガイドしてくれないし、何が何やらわからないけど、あの車輌に
載るのか?と周りを観察して乗り込みました。

私たちはベビー連れだったし、ひやかしなので終点まで行って、
「展望台も無いの?」と思いながら、すぐ56番トラム(56番バス)に
乗って降りてきました。帰宅後、地球の歩き方を見たら、Janos hegy駅
で降りると登山道があって30分ほど登ると展望台があるのですね。

地味な観光だけど、時間に余裕のある在住者ならではの楽しみかも。
いまなら紅葉が楽しめますが、すでに結構冷えるので温かい格好で
お出かけを。山登りするなら温かい飲み物などを持参すると遠足気分
さらに楽しいかもしれません。