或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

母子手帳コンプレックス

2009年03月31日 | 帰国後ママのくらし
日本で出産した場合に渡される母子手帳。

妊婦さんの間から、コツコツと記録が増えていき、小児科にかかる
ママは必ず子どもの母子手帳を持参しているのをみてドキドキ。
少し年季が入ってカバーがあせたりしていると余計にかっこよく
見えます。

ワタシはといえば、母に無理を言って住んでいたところの区役所で
受け取り郵送してもらいましたが引越し後のゴタゴタで、もういっぺん
同じ区役所で貰ってきました。(過去記事参照
いずれにしても新品同様の美しさ。

一応申し訳程度に名前や住所なんかを書き込んだけど、なんとなく
これは公的な書類に近く感じられてしまい、勝手に書き込んでしまう
ことに抵抗を覚えて手付かずに・・・


しかし、保育施設に週イチで4時間ほど預けている我が家。4月にデータ更新の
ためにヘルスリポートの提出を求められて予防接種の履歴を書き込むことに。

それでドタバタと小児科を予約して、日本の予防接種と比べて漏れがないか
を確認。脳炎を媒介するアカエイ蚊のいない欧州では実施していない日本脳炎
の接種以外はOK。

「日本のほうが遅れていて、十分すぎるほど受けて帰ってこられているので
安心してください。」と太鼓判。

しかし、「母子手帳まっ白コンプレックス」の私は忙しい医師に更に質問。
「あの母子手帳の予防接種のページは空白で、今後も保育施設や幼稚園入学
などの際に、当該ページのコピーを提出するよういわれても困るなぁと
思ったりしているのですが問題ないですか?」と。

すると先生がいらだったような表情を見せて「お母さん、予防接種は
やったかやらなかったかが大事なことで母子手帳のページの問題ではない
んですよ。あなたが持っているもの(First Med Centerで使用していた
赤ちゃんの健康手帳)をコピーして提出したっていいんです。」とおっしゃる。

ハァー。情けない。そういわれれば確かにそうなのだ。なにも同じフォームで
同じ時期に同じように医院のなまえなどが押印されていなくても気にしなくて
いいのだ。だったら自分で書き込んだっていいってことだ。

そう思ったら、俄然やる気がわいてきた。帰宅するとかまって欲しい
我が子には、かわいそうだけどほったらかし状態に。録画の幼児番組など
を見せておき、退屈して時々寄って来ても少し抱いてはすぐまた「テレビ
見ておいで」となだめすかして「母子手帳書き込み大作戦」を決行。

もう、コンプレックスを解消すべく、全部書き写し。日本では三種混合は
3回でおわるのに4回受けているけど、むりくり該当欄の間に書き込み。
ワクチン注射したときにつけてくれたロット№シールをもとに番号も
漏れなく写す。

そしたらドンドン気持ちがラクに・・・全部英語で書いてある健康手帳を
見せびらかして要らぬ注目は受けたくない。こうして自分で接種を受けた
事実を書き込んでおきさえすれば、どんなときもよどみなく「いついつ
受けました」と答えられるわけで。

それから、生後の成長のデータも体重・身長・頭囲だけは分かるので
順を追って書き込み。

こうして、空欄がチョットでも埋まって、帰国後に何度か自分で書き込んだ
子どもの様子を親が自由に記入するページあたりまで来ると更に充実感が。
これでもう、コンプレックス解消!

ただひとつわかったのは、これほどたくさんデータをためてから書き写すのは
非常に骨が折れたこと。現地出産されたら折に触れて日本の母子手帳を開き、
該当ページに必要事項を書き写しておくことをオススメします。
(そうすれば、私のようなコンプレックスも抱かずに済みます



レンタル店

2009年03月30日 | 2007-12 帰国後つれづれ
駅前の商業施設内では、店舗の閉鎖、撤退が続いていて
このままさびれちゃうの?という心配を夫と二人でして
おりました。

が、昨日、やはり駅前にあるアウトレットモールをブラブラした
後で食事をしに入ってみるとCD・DVD・コミックのレンタル店が
新規オープンのキャンペーン中でした。
速攻で、会員になりました。

さっそく、大好きなCrazy Ken BandのCDを3枚借りてPCでコピー
して聞いています。

これまで近所にレンタル店が無いのが玉に瑕だとボヤいてばかりいた
夫もご機嫌でサザンオールスターズ他をレンタル。

いやはや。とっても嬉しい気分の週末となりました。


ただ、今日になってプリンターのインクを取り替えようとしたら延々
エラーメッセージの表示。どうも新しいインクを認識しない様子で
メーカーに問い合わせたら「インクの問題じゃなくて、読み取れない
本体が故障してる可能性。メーカー保障期間中なら、お買い上げの
お店で交渉してください。」とのこと。

で、今、見たら何と昨年3月16日購入です。
ハァー。もっとはやく気づいたら無料修理期間だったのに。
うう。

このあとどうするかは夫と相談ですが、嬉しいことと面倒くさいことが
同時に起きた気分の週明けとなりました。

口癖

2009年03月11日 | 帰国後ママのくらし
昨日、頭ごなしに叱るのをやめようと奮闘中とかいたものの
その夕方には既に言ってましたね
「触っちゃダメっていつも言ってるでしょう?」

今朝も「あ、待ってって言ったのに。ひどいよ」
「ああーっ、どうしてそれ使っちゃうの、ひどいよ」とか
言っちゃっていて、けっこう普段から言い方きつかった自分に
気づいてみました。

すでにガミガミ口調というか、きつい言い方がクセになっている
なぁとしみじみ。

自分では、それほどキツイ言い方だという意識がなくなっていて
公園でこどもに何か言うと周囲のママさんたちがいっせいに振り返る
ことがあって、じーっと挙動を見つめられるとき、「私、なにか
間違ったこといってる?」と思っていました。

内容ではなくて、言葉の出し方が投げつけてるような感じに響いて
いたのかも・・・

買い物していて、同じ年頃の子どもをつれたママを見ていると保母さん
みたいに優しい口調で実にユッタリと応対していて、みんなあんなふうに
いつも答えたり話しかけたりするの?私できない、となんともいえず
心の中で嫌な顔しちゃってて。自己嫌悪になったこともしばしば。

ムーミンを久しぶりにみているのですが(毎週日曜夜、MXTV)
ムーミンママのなんと優しい口調!
聞いていて心地よいのは、穏やかで言葉のペースがゆっくりだから。

自分の言い方、こどもの見つめ方はせっかちだなぁと思いました。
やってみようね、と自分でする機会を与えつつも、動作がキビキビとは
いかないのがこども。まだ要領が分からないから当然なのに、なんとなく
せかせかさせてしまいたくなっている自分が・・・

もっともっとユックリでいいじゃない?と思えない。
次あれやってこれやってあれもしたいから、この子に割ける時間は
ここまで、ああ、はやく終わんないかなとつい思っちゃってる。

緩慢な動作に見えて、それを繰り返すうちに感覚を掴むのに・・・



習慣を変えるというのは、なかなか気力、忍耐力の要る作業ですね。
ちょっとずつでいいから方向変換していけたらと思った朝でした。


怒りのマネジメント

2009年03月10日 | 帰国後ママのくらし
ちょっとカタいタイトルになってしまいましたが、何のことはない
カーッとくるときどうしたらよいかを考えようとしてるという話。

子どもも三歳を過ぎるとめきめき成長してきて、それまでのように
「こっちおいで」といわれれば喜んでチョコチョコくるとか
「こうしたらいいよ」といわれれば「そうか」と興奮してそうしてみる
といった姿が減ります。

もっと自分でやってみたい、自分で考えたとおりにしてみたいという
欲求が強まってくるようです。読むとは無しに目に触れる子育て
アドバイスのような小冊子を見ても「自立心」の芽生えを摘まない
親になるために「危険以外はおさえつけない心で」とあります。

なるほど自立心か。成長の証、頼もしい!と思えればよいのですが
けっこう「余計なことしないで」と思う場面もあったり。

携帯電話のメール着信ランプが光っていれば、ササッと走っていって
持ってきてボタンを押せるように携帯を広げて「ボタンを押すんじゃないか」
とヒヤヒヤしてしまう。

「恥ずかしいから見ちゃダメ」といってトイレの鍵を内側から
閉めて、母親を真似て補助便座の掃除と片づけ、水洗レバーを
押して蓋を閉め、着衣を直すのを終えるまで延々時間をかけるため
心配にさせられる、などなど

書くとなんとも瑣末な出来事ですが、これが日常繰り返し繰り返し
いろんな場面で起きてくる。

いまや頭ごなしに否定されるとプライドが傷つくらしく、公園で
人前で注意されたりすると一定時間は私から離れて手も繋ごうと
差し出しても嫌がり、話を聞いてと小さい声で言っても無言で
拒否されたり・・・。

こういうとき、カーッと頭に血が上ってしまいます。怒りを抑えたくて
自分の手をきゅっと握り締めるだけで我慢できればよいのだけど、手近の
ものを誰も居ない床へ投げつけて壊してしまいたい衝動に駆られる。

ひどいときは、目の前の子どもの強情にかんしゃくを起こして
パチンとやりたくなったり。実際、パチンとやってしまって、びっくり
して泣きじゃくる姿に参って自己嫌悪でたまらなくなったり。

テレビで報道されるようなひどい虐待にいたっていなくても、自分の
なかに片鱗を見つけたようでいたたまれず、急に何もかもが自分には
手に負えない過大な責任に感じてしまったり。そうとう精神的に不健康さ
が増してきてしまいました。

こどものためにも、怒りの衝動を抑えて、穏やかに正しいことを教えたり
こうしてほしいという自分の気持ちを表明する術を知りたい。自分はなぜ
そうなってしまうのかを探る心の旅に出ています。

ネット書店アマゾンで、心理学の本を買い込み、ペンを持って、ノートに
色んな心の動きを書き込み、チャートを作ったり、総括できる部分を探して
ペンで本の文章を書き込んでみたり。まるで学生に戻った気分で、自分を
見つめる作業にあたっています。

幸い、どの本も示唆に富み、着いたその日、手にとって読み始めた瞬間
から引き込まれて日常生活・自分の人生にどうやって還元したらよいか
考えられるもので助かっています。

読み進むうちに、ときどき泣きたくなるようなひどい心境になるけれど、
それでも冷静に自分の過ごしてきた時間や今おかれている心境や対人関係
のクセを理解し始めると、実に役立つ。

ただ、没頭したくなって、家事も育児もちょっと横へ置きたくなります。
ちょっと片付いていない部分が増えてきてしまってますが、はやく読み進め
たくてウズウズします。本には「急いてはいけない。ゆっくりゆっくり」と
書かれているのですが(笑)

昨日など、子どもはなにやら真剣にノートに書きこむママを見て少し
の間は遠慮していたけれど、「ママ、もう書いちゃダメ。遊んで。いっしょに
座って」と手を引っ張ってきてちょっとキューンとなりました。

TVを見せてしばらく誤魔化してしまうこともあれば、手を止めて十分な
スキンシップや遊びに当てたりと休み休み。

でも、そうやって勉強した甲斐あってドッカンというのを避けて、
何とか声を荒げない伝え方、怒りではない受け止め方を実践しようと
奮闘する数日間が過ぎたところです。

「最初から従いたくない」という子どもの気持ちを理解して、どうしても
コチラの提案に従って貰った時や、本人のやり方を制止した時、「ほんとうは
~したかったのね。ごめんね。悔しいよね。やりたい気持ちは分かったの。
でも、カクカクしかじかだからこうしてもらいたかったの。」と手間でも
聞いてくれてるか分からなくても話してみています。

子どもの意欲を「余計なこと」と最初から無視しないように努めることで、
いったん頭にカーッと血が上りそうになるところから、意識をそらして
説明に神経を集中させてみようかと。

どれだけ続けられるかまだ自信がなくて、コレを本当に身につけて、
日常的に「感情的な怒り・衝動」で子どもを叱ったり怒ったりしないで
いられる母となりたいです。

更新がトツトツで申し訳ないのですが、精神的な行き詰まりを乗り越える
べく、珍しく重い腰を上げて、自分なりに行動してみているので
私の大切で大好きな友人、知人の皆様。深刻な心配はいりませんので
安心してくださいね。

ではでは、またの更新まで。


美容室

2009年03月03日 | 2007-12 帰国後つれづれ
日曜は美容室に出かけて、心身ともにリフレッシュしてきました。
カラー、カット、部分パーマ。パーマ液とパーマ後のトリートメントが一体に
なったケアをしているため、1本2,500円もするトリートメント剤を購入。

全部で2万円くらいかかってしまって、どうしてこんなにお高いのかしらと
夫に申し訳なくて胸が痛かったけれど、帰宅してみると夫も「手入れしている
感じがしていいよ。」と、言っていました。

産後、そして、帰国後、「うわーみんなすごいお洒落だね、ついていけない」と
服装などはシンプルで着心地くらいしか頓着しなくなった奥さんをどうにかしたい
らしい彼。

ヘアサロンに出かける前、「奥さん改造計画立てないと」などと口にしていた
くらいなので、伸び放題で白髪が目立つ状態を脱したのをみて安堵している
ようにも見えました。ので、費用について、あまり胸を痛めないことにしようと
思いました。
                   

それにしても、美容室。
いい場所だなぁ。お店は白を貴重にしていて無駄なものは一切見せない造りに
なっていて、とても清潔。若いスタッフもきびきびしているし、みんな新しい
技術や製品を使って人をきれいにすることに喜びを感じているように見える。

いい仕事だなぁ。肌が弱いし、あまり体力がないので立ち仕事の美容師さんに
なれると思ったことはないけれど、生まれ変わったらやってみたい仕事。
心+手仕事+アート。コツコツなにか形にするのが好きなので、美容師さん
という仕事がとても魅力的に感じられます。

今回も、シャンプーしてもらいながら頭の先からプシューとガスが抜けていくの
を感じる癒しの時間を過ごして来ました。

おんなじモヤモヤ、疲れ、を抱えている子育てママさんがいたら
コレを読んできっと行きたくなることでしょう^-^
早速、週末、旦那さんに見てもらう段取りをつけて、予約の電話を
入れちゃいましょう。