或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

参観で感じたこと

2011年06月17日 | 帰国後ママのくらし
年中時代、3歳まではお母さんとたっぷりおうちにいようね、と
ユックリ過ごしてきた仲間といた我が子。春先に生まれたお姉さん
お兄さん格のクラスメイトが上手にケンカの仲裁や決まりごとを
守るリード役をしてくれていて、実に穏やかでした。


年少さんから入園したこどもたちとは分けられ、年中から入った
こどもだけのクラス。勢い、お母さんたちが集まっても、きつい
言い方を避け、相手を尊重するタイプの人が多く、冗談を愛し、
束縛もしない自由でノンビリした空気がありました。


今回、年長になって、年中時代に別クラスだった子たちと混合され、
初めての参観日。年少。年中、年長と3年めに入ったママ同士の
結束に改めて圧倒されつつ、スタートしたプログラム。


まずは先生が、「さぁ、お母さんたちが来ましたよ。聞かせてあげたい
ねって話していた歌を歌いますよー、ゲロゲロゲロクワックワックワ♪」
と聞いて間髪おかずに「えぇええええ」と大声でブーイングする女の子。
歌が始まると裏声を声楽家のように響かせて、大笑いする男の子。

その後、時の記念日が翌日に控えているという導入。
使い捨ての透明な食品保存用カップを用いて、そこに数字を書き込み、
なかにビーズを選びいれて、厚紙に自分でイラストを描き、テープで
フタのようにとめ、腕輪状に切ったダンボールのような紙に貼り付け、
腕時計にしようと指示があり、班ごとに座っている子供たちの席に
お母さんたちが行って作業開始。


イラストは、画材は何でもいいから好きに描いて、という指示に
我が子は迷わずクレヨンをロッカーから取り出してきました。
しかし、触ると色がにじんだり混ざったりするクレヨンは美的に
不向きと判断したお母さん方はサインペンを取ってこさせていました。

大好きなので小さいころから何度と無く描き、慣れ親しんだラインで
クマを描き、サクサクと仕上げた我が子に比べ、他は時折、お母さん方
の大爆笑が響いたりして、えらい熱気と長い作業振り・・・


先生が班ごとに前に出て皆に見せてあげましょう、といって作品
披露の時間が来ると、男の子は鼻息も荒くママの描いた絵のついた
腕時計をかざし「どう?」といい、「おお、かっこいいー」と
園児も母親たちも「すごいうまい」などと盛り上がりました。

「お子さんに描かせて」という先生の指示は公然と無視され、超絶
ハイクオリティなピカチュウやゴーカイジャーの見える作品が続き、
それを賞賛する空気に違和感ごりごり。


我が子の番が来ると、居並ぶお母さんたちの視線に驚き、みるみる
青ざめてしまい、腕を見せるポーズするので精一杯。

教室のあかりが透明な容器に反射して、中に何が描かれて
いるのかよく見えなかったのと、こどもらしく多少ゆがんだクマ
のカオが「なんだかわからない」ゆえに「みえなーい!!」
「なにそれ、みえなーい」と次々に野次がとび、反射を避ける
ために腕の確度を変えるといったことは思い浮かばず、
泣くのをこらえて立っている我が子に同情しました。

席に戻ってシュンとしている横顔を見ながら、「うん、あとで
見せてもらえるでしょう。そういうこといわなーい」とフォロー
してくれてもよさそうなのに何も言わない先生にも驚くし、
やいのやいのと野次を飛ばし続ける女の子たちにもあきれました。


最後に先生が「今日、先生は作りませんでしたが、みんな
すてきな腕時計ができましたねー」というと、「えええーなんでーっ?!
先生もつくってよー。」と女の子。

「うん、わかった。じゃぁ、作るね。ちょっと時間のあるときに」というと、
「ダメェー!明日までに作って!!」「え?」「明日、絶対見せてね」
「わかりました」という会話と、困った顔の先生を笑ったお母さんたち
のざわめきと共に終了。


忙しい現代人が持つ空気がそのまま子供たちに根付いているような
行間とか余韻といわれるものの入る余地がなく、ちょっとした
スキも間違いも許さない性急な野次の数々。


我が子に対する野次にしても、自分の子供時代は、友達のお母さんの
目の前で、ネガティブな意見をあからさまにするのは「してはいけない」
という躊躇や葛藤があり自制心がありましたが・・・

小学校における学級崩壊といった言葉がどういうものか、テレビなどで
見聞きしても「一部の問題」くらいにしか認識できず「いまどき、何処
の学校にもある」という情報にも「まさか」「想像したくない」という
意識でした。


おとなしい子達は言葉を発しないので、目立って野次を飛ばす子達が
作り出した空気ばかり感じられたのかもしれない。まともな子達も
いたはず・・・


でも、幼稚園の最終学年である年長さんの保育参観によって、人を思い
黙っている力がなく、思ったことは辺りかまわず言い散らす姿がフツーに
なっているのを目の当たりにして、日ごろ帰宅すると「みんな言い方が
きつくて、怖くて。すごく疲れる。」というこどもの話を理解しました。

小学校に入ったらどうなるんだろう、もっとキツイ子がクラスにいるのだ
ろうか?「ああ、この子のよさを守っていきたい。」「家では心身共に
ゆっくりできるよう、ガミガミやるのを控えなくちゃ」と強く思い、
また、夫に報告した夜となりました。
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保育参観日

2011年06月08日 | 帰国後ママのくらし
明日は、保育参観日です。
こどもと一緒に、先生の指導の下で何か工作するのが常のようです。

「ここは、お子さんに絵を描かせてください」なんて時に、親が手伝う
手伝う。おかげで、ものすごいクオリティ高いものが出来あがっていて、
最後の見せ合いっこで「ほんとにこどもが考えたの?」という作品ぞろい
だった去年を思い出します。

工作が大好きな我が子は、手出し無用派。でも、ココはママにやって
もらいましょう、といわれたところも自分でやりたい。ママがやろうね、
といったらアッサリつむじを曲げられ、だんだん腹が立って冷戦状態に。

保育参観の活動が始まる前に先生が、「ぜひ、親子仲良く最後まで
がんばってくださいね」とニッコリ笑った意味が、ジワジワと感じ取れた
長くて短い1時間だったような・・・


保育参観が終わったら、卒対でお借りできる園内の工作専用スペースに
移動し、メンバーで昼食。参観日を利用して提出願った子供たちの写真や
絵を回収・整理→総勢12名で合同ミーティング。

幸いなことに保育時間が終了する2時には解散しなければ、徒歩でも
バス通園でも我が子を迎えられなくなります。移動時間を考え、遅くとも
1時半までに解散しようと慌てはじめるのが救い。時間枠がなければ延々と
続きそうな話しあいに一段落つきます。


別に脅かしたり、揶揄したりするつもりはないので、これから幼稚園ママ
として、色んな係活動にかかわる方たちを暗い気持ちにさせるつもりは
ないです。そんなムチャクチャに心配しなくて大丈夫です。
よくしたもので、ちゃんと神様が配置してくれてるんだと思えるような
かたちで役割がついていくもの。あとは、常識が長く続くよう祈るのみ。


同じ釜の飯を食った仲、なんて申します。何度もお弁当持参での話し合い
をし、持ち寄った菓子を回して分け合ったりして和気藹々するのは学生時代
に戻ったようないくつになっても女子な時間。つかの間、くつろぐ。

ただ、主婦そしてママというのは上下関係がない。かろうじて年齢と
子供の数というのがモノをいうこともあるとはいえ、どちらかというと
対等意識が強く、年上の方も敬語一辺倒で接してこられると困るという方
もあり、「同期と思って喋って」といわれて、親しくもないのにいきなり
敬語を外せず戸惑ったりしています。

なんらかのルールがあって、指揮系統が決まっていればいいのですが、
委員長以外は対等。


誰かが「委員長、まとめてください」みたいな声をかけることで、心優しく
誰の話も「なるほどー」と耳を傾けてくれるがゆえに脱線しがちな委員長も
「そうだった!じゃ、いまの点は先生に相談しておきますねー。えーと、
なんだっけ。なんて書いたら良いかな」とメモなさり、「それじゃ、話を
元に戻しまーす」の繰り返し。


「船頭多くして船山に登る」

実に少しずつ、テーマが前に進んでいく。
これが醍醐味といえば醍醐味?
それでも、みんな直感で理解しているのが「得意なひとに任せよう」ということ。
巡り会わせとは不思議なもので、ちゃんと足らないところに、ふさわしいひとが
いたりしますね。


現在のところ、私はOL時代の経験を生かして、エクセルを使用した名簿管理を
担当中。転入転出に伴う更新。学年全体、クラス別(A4縦、横)、誕生月別など
作って、常時更新・訂正などして備えています。


住んでいるエリアで割れがちなママ同士のつながりですが、なんとか最後まで
協力し合って乗り切っていけるようにと祈る日々です。


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茶話会

2011年06月01日 | 帰国後ママのくらし
茶話会は、保護者会のこと。
この幼稚園では、先生抜きで保護者が集まるときは「茶話会」と
いうママさんの集合がかけられます。

保護者会費は、年少・年中・年長を問わず年会費として一度に
4,800円の集金があります。

また、今年は年長ということで卒業アルバムや謝恩会・恒例となった
園への記念品贈呈費などを上期下期に、各11,000円が集金と
されます。


明日は、新クラスになって最初の茶話会。
保護者会の年会費と、卒業対策準備金と、両方を釣り銭の要らない
よう用意していく必要があります。


茶話会の会場は、これまた伝統的に幼稚園の近所にある県営住宅の
集会所を有料で借りているらしく、備え付けの折りたたみ会議テーブル
を広げ、ホワイトボードを使い、相談の必要な事項が確認されます。


新クラスになって最初の懇談会(先生と教室に集まるもの)で、
クラス役員2名(学校で言う学級委員長と副委員長みたいなひと)
書記、卒業対策準備委員、幼稚園まつり担当、運動会担当、
お遊戯会担当、などが決められました。

明日は、そのとき決まった役員さんたちの初仕事で、茶話会の招集を
かけ、集金をし、連絡事項を確認したら、クラスのママさんたちに
自己紹介などをさせることでしょう。(去年の体験をもとに推測)


いすもない和室で、出席番号順に大体5、6人で1グループとされた
テーブルを囲い、その場で立ち上がって、クラスの皆様に向かって
名前や園児の名前、園児の性格、居住エリアを申告します。
(立ち上がると、頭の先から靴下の模様まで全部見える感じで
本当にじっくり観察される感覚を覚え、いつも緊張します。)


卒業対策委員という係になった私は、ほかのメンバー3人と
指定時間の10時集合ではなく、30分前に来て、テーブルなどの
セッティングを行うクラス役員のお手伝いにはせ参じる予定。

卒業対策委員長いわく、「今後、クラス役員さんに卒対の活動に
協力願うことが増えてくるでしょうから、この機会にお手伝いに入り
顔を覚えてもらったりコミュニケーションをはかり、先々、スムーズ
な連携がかなう環境を作りましょう。」と。


幼稚園から最も遠方に住んでいるメンバーが車を出すが乗っていきたい
ひとはないか?と夕方にメール。次々と「乗ります」の返信がC.C.
で入り、最後に私も返信。明日は、クラスの卒対メンバー4人全員で
会場に向かうこととなりました。(駐車場代を割り勘するので、人数は
多いほど平等な空気が形成されます。ここで強情を張って自転車で
行きますなぞというのは野暮なようです。)


5月18日には、沖縄・奄美地方が梅雨に入った日本。
ここ、千葉市では5月の平均気温が18.4度。
平均最高気温でも、21.8度。
平均最低気温が、15.3度。
5月の最高気温が、26.7度。
同じく最低気温が、11.8度。  (気象庁HPよりデータ参照)

1ヶ月の中で気温差が15度もあるのだから、困ってしまいます。
日焼け止めを慌てて塗り始め、サンバイザーを新調し、「初夏の天気」
に薄着を始めた矢先にガクーンと冷え込んで今に至ります。
しまおうとした春先の長袖、それも厚手のものを取り出しています。

明日は雨の予報。昨日も今日も寒かったし、やっぱりヒンヤリ
するんだろうなぁ。何を着ていったらいいのやら。


では今日は、この辺で。


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