或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

GERBEAUD ジェルボーが東京にあったとは

2010年07月30日 | ハンガリー(各種オススメ)
今週月曜、春からずっと行きたいと言われていたオルセー美術館展に出向きました。
夫は混雑を避けるために月曜に有休をとってまでの出陣でした。

その帰りに、奥さん孝行しようという意気込みを感じさせる「帰りにカフェぐらい
よっていこうよ」という言葉を「どうして子連れで・・・」とあまり気乗りしなかった
私でしたが、手をついて謝りたいようなビッグサプライズが待っていました。

なんと、地下鉄を降りて地上にあがり少し歩いたらジェルボー東京本店
があったのでした。


店内に足を踏み入れて、「どこがジェルボー?」と観察すると、石の冷たさと
重さが歴史を感じさせて好きだったあの深い緑色のテーブルや金糸と赤地の布が
張られた上品な椅子。天井にはオレンジの光を何層にも輝かせるガラスを多用
したゴージャスな照明。全部、持ってきたのか!と思うには綺麗すぎる新品感が
なんの手触りもないツルンとした違和感をもたせなかったといえば嘘になる
けれど、十分に気分はあがりました。

そうです。そこは、まるでテーマパークなのでした。
女性の店員もオーストリアのホテルで見るワンピースに前掛けといった
ハイジの好きだった女性ならやられちゃう感じのフフフな扮装。

すごくTOKYO的なものとしては、ガラス張りの店内奥にある厨房が見える
趣向になっていたこと。白人女性がひとりで今ふうに言えばスイーツ、を
お作りになっていました。


入店まもなくウットリとしながら、頼んだのはパラチンタ。
ハンガリーの甘味といえば思い出すのはパラチンタ。
冬の寒い日にハンガリー料理店に入った時しか食べなかった気もする
パラチンタ。すっごい久しぶりなので張り切って懐かしい味を注文。

出てきたのは懐かしいゆべし味のくるみの甘いあんが入ったあのパラチンタ。
説明:福島名物くるみゆべしを彷彿させるくるみをつぶしてペースト状にした甘いあん
をベトナム料理みたいにクルーッとクレープ生地でロールして美しくチョコレートソース
をかけたもの。バニラアイスがついていて、温かいクレープと冷たく溶け出すアイスの
織り成すハーモニーを楽しめるデザート。

さて、お味はといえばハンガリーでいただくものより、正直なところかなり
洗練されたカッコイイ切れ味のある盛りつけとお味になっていました。

オレンジの皮が細く切って花びらのように飾られ、くどいくらいに甘いのが持ち味
のデザートだけに、その苦味を口に含んだ途端「超クール」と内心拍手しちゃう感じ。
チョコレートソース、バニラが溶け合ったプレートに彩りとして載せられたフレッシュ
オレンジの一切れもまた爽やかな酸味で絶妙。

狭いながらもウットリと別世界観を醸す店内で夢ごこちのひとときを過ごしました。
日本にいながらにして、ハンガリーを思い出させてくれるジェルボー。
素晴らしかった。

おつかいものにもぴったりなお菓子の数々が美しくケースに入れられており、
「ここ一番」と思うときに買いに行かれてはどうかとブログに書こうと強く
念じながら名残惜しくも店をあとにしました。

お手洗いもイメージを壊さない清潔で落ち着いた雰囲気になっていていちいち
感心しました。大人デートにもオススメ。(メガネをかけたおしゃれな御婦人が
お一人でコーヒーを楽しまれていましたが、それもまた欧州を彷彿させる
ハマり具合でした。)



参考(うっとりしていたので値段はボンヤリしか覚えてません):
Cappuccino 750円くらい


ハンガリーのジェルボーのサイト:Gerbeaud Budapest

素敵な記事:
All Aboutより「海外初進出のジェルボー! OPEN!」

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コバエとりがすごい

2010年07月01日 | ハンガリー(各種オススメ)
ものすごい湿度が高くて、室内で70%を超えてくると温度に関係なく
体に堪えます。外の湿度はいわずもがなで一昼夜干したのに、しっとりと
濡れている洗濯物を取り込み室内にほしてエアコンドライモードがフル稼働。
そんな毎日が7月を待たずに始まり、はやくも夏バテならぬ梅雨バテ中。

さて、この季節、コバエって出ますよね。
昨日は活きの良い奴が出現。朝から、子供の朝食をつくろうとまな板で
トマトを切った瞬間、飛んできました。「もう」といいながら、パンを
だしてジャムを塗りはじめると直ぐまた飛んでくる、
サラダを食べようと一口箸をつけた直後飛んでくる。
いやはや1匹なのに一匹とは思えないうっとうしさ。

こどもが登園したあと、スーパーマーケットに行って前から気になっていた
コバエとりを思い切って購入。(躊躇していたのは、これを置くと喜んだ
コバエの屋内侵入が増えるのではないかという不安からでした。)

しかし、1匹でも非常にうるさいハエ。「うるさい」に当てた感じが「五月蝿い」て
いうのも「昔のひと、よく言った!」と思います。


帰宅して、箱を開けると説明書すら入っていない(外箱に記載しているので)
シンプルさ。おお、こういう明快な商品好きよ、と思ってゼリーの入った容器の
中蓋フィルムを剥がした瞬間プーンとコバエが飛んできました。
メーカーが「とまり木効果」といっているアイディア商品である上蓋を載せる
間もなく私の前髪をかすめたコバエに驚き、容器を落としそうになりました。

ぬおお、コレすごい商品だ。
その名も「コバエホイホイ」

とりあえず、香料が強いと嫌だな、と不安に思っていたものの開封時が最も
よく香るものとして「みかんに似たニオイ」で、グェッとなるほどの強い
香りたちではなかったので許容範囲。エアコン運転のために閉めきった室内
でなんとか耐えられる。見た目も、玉ねぎのようなフォルムの赤いふたの下に
ゼリーのカップのような透明な容器。

粗みじん切りくらいの大きさした黄色いゼリーが入っていて、コバエが
とまってあるきやすい形状を研究したという蓋を載せて完成させ逃げる
ようにPC部屋でネットサーフィン。

しばらくして戻ると予想通り彼はそこで動かなくなっていました。
ゼリーの隙間に入り込んでいるのでよく見ないとわからないくらいで
汚らしさもありません。

まぁ手荷物やトランクに忍ばせたとてハンガリーの空港で見咎め
られても箱を見れば一目瞭然だから怪しまれそうにないし(笑)。
コバエに悩んでいる方、日本に一時帰国したら、騙されたと思って
買って帰るとよいかも。

小さい子がいると、殺虫スプレーって響きからしてウェーッて
気持ちになるし、もともとコバエについては見るたびに蚊を
叩くように叩いたり、手で払ってやりすごしたりと、
どうしてもその場しのぎ。

しかも、1匹でも鬱陶しいのに3匹くらいになると家中に
いるような錯覚を覚えるほど鬱陶しい。我が家は1匹しかいなかったから
アレですが、お困りの方の家なら笑っちゃうくらい取れるに違いない。

今までは我慢するしかなかったけれど、いいものが出ましたね。^ー^