或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

つれづれ

2007年08月30日 | ハンガリー(日常)
グチはあんまり載せませんが、苦労話もたまにはしないと。
「私だけがこんないやな目に遭ってるの?」とお悩みの方も
あるかもしれませんし・・・

「(日本に限らず西側諸国から)つい最近ハンガリーに来たばかり」
なんていう方にたまにお会いすると、アレもないコレもないアレして
くれないコレを知らない、もーう!という愚痴が炸裂して、
相槌を打ちながら自分の来た頃を思い出して懐かしくなったりします。

実際、ハンガリー語もまだ勉強していなくて英語のみとなると生活に
こまごまとした支障があってストレスがたまるもの。私とて昨日今日
来て今のような平穏な気持を得たわけではなく・・・

自分なりに一生懸命、お話を聞いて慰めたりしてみますが、大抵の
場合、「もっと共感してくれると思ったのに」という印象を受けて
いらっしゃるのが分かります。

これは、滞在が長くなるに連れて「慣れ」がでますから、なかなか
怒ったり涙ぐんだりまで感情移入出来ないからなんですよ。
嫌味とか意地悪ではなく、大抵のことに「期待しない、欲しがらない」
という心安らかに暮らす姿勢が焼きついてくるからなんです。

ただ最近は、モノに関しては随分、品数も豊富になったし
目新しいものも増えてきたなと思います。

でも、一歩国外に出るとやっぱり差は感じますよね。例えば
ロンドンやパリ、近場でウィーンに行くとやっぱり西側経済。
日本と同じ空気があって、モノ選びにもストレスがなく
いろんな意味でリラックスできますね。

人々のアジア人を見る目も特別じゃないから、いちいち
一挙手一投足を見つめられてる緊張感がない。買い物に
行ってもジロジロ見られない。

ハンガリーでは、不法残留の中国人が多すぎることなどから
アジア人を見ると嫌悪するひとが多いのも事実。

先日、ママバッグで(おむつ換えセットや手ふき、クッキー、
おもちゃなど盛りだくさん持ち歩くので比較的大きなバッグ)
衣料品店に入り、ギャル向けすぎて着られる服がなかったので
何も買わずに出ようとしたら警備員に呼び止められました。

一緒に店に入った夫がbabyを連れて、店から出てしまったと
知らず、ちょっといいなと思った服を「どうかな?」と
見せたくて夫を探してキョロキョロしたりしていたのが
挙動不審だったんでしょうね。しかも大きいバッグだし?

出口付近に必ずある万引き防止のセンサーがついたゲートを
通過しても何の音もしなかったのに、バッグのなかを改め
られました。

場所は、ショッピングモール。大勢の人が行き交う
通路に近い店先で、人々が何事かと見つめるなかでした。

結局、何も無いと分かるとお咎めなしで店を出られましたが
ものすごい嫌でした。あんまり悔しくて、怒りがおさまら
なくてbabyのご機嫌をとるために店の外へ出ただけの
夫にまで八つ当たりしてしまいました。

そういえば、こっちに来てすぐの頃、主人と二人で
スーパーマーケットで普通に買い物をしてレジを過ぎて
出ようとしたところで呼び止められたこともありました。

「最初から疑ってます」という姿勢モロ出しの若い男の
警備員で、「ちょっと来い」とアゴで指図されて、
空いているレジ台にハンドバッグの中身を全部出させ
られました。

めがね、財布、ハンカチと特に怪しいものもない。
ちょっと形勢不利と感じ始めた彼は、最後に出てきた
メイベリンの口紅を見て急に強い口調で「これは何だ!」と。

あのときは、すっごい悔しかった。何しろ、言葉も
まだ分からない頃。

半分近く使用済だったのでキャップを取って見せれば
良かったとか、日本で買った口紅なので、裏面のシール
に漢字が書かれていてそれを見せればよかったとか、
帰宅してから思いました。

なにせ突然の出来事に気が動転してしまって、あの頃は
ハンガリー語もまったくできなかったので、「日本で
買ったものです」と何度も英語で抗議しても通じないし、
本当に悔しくて怖くて、ハンガリーで最も辛かった思い出
のひとつです。

犯罪者扱いの見下した態度は最後まで変わらずで
なんとか引き止めるようとするので、見かねた夫が
「何も問題なかっただろう?私たちは帰る」と英語で
主張して、毅然と私の手をひいてくれたので外へ出られました。

そんなわけで、周期的に「もー、これだからやだー」という
心境に陥ることはあります。言葉に不自由がなくなっても、です。

とくに辛い目に遭っていない方は読み飛ばして頂いて、
「ああ、コレ、私もある!」という方は「やっぱり
みんなそうなんだ?」と思って元気を出してくださいね。
                          


ブダペスト市内交通の値上げ update

2007年08月22日 | ハンガリー(役立ちメモ)
2007年8月22日
さらに値段が変っていたので、訂正しました。
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2006年1月6日
私がブダペストに住み始めた2003年2月頃、1ヶ月定期が3,000Ft弱だったと思う
のですが。半年おきくらいでグングン値段が上がっていて、今年も2006年になると
同時に値上げとなったようです。

市内交通を管理しているBKVという会社はいま、莫大な借金があるため、行政から
助成金をもらっても追いつかない運営だとか。この先も、値上げはあっても値下げは
無いだろうと見られています。

庶民の足なのに、こんなにグングン値上がりして平気なんだろうか?と外国人ながら
心配になってしまいます・・・。以前は1ヶ月定期券を愛用していましたが、寒くなって
余り出歩かなくなってからは乗る都度にチケットを切ったほうが安いと思える此の頃。
(20枚綴りの回数券愛用中)

BKV(ブダペスト市内交通)のHP

2007年から
Single ticket 185Ft → 230Ft
Discount coupon book (10 pcs.) 1.665Ft → 2.050Ft
Discount coupon book (20 pcs.) 3.145Ft → 3.900Ft
Monthly pass or 30-days pass 6.900Ft → 7.350Ft


かぜをひきました

2007年08月21日 | ハンガリー(日常)
そろそろ更新をと思っていたのにすみません。
土曜の午後あたりから調子が悪くなり、日曜の夜には
熱に気づき、月曜は1日安静にしていましたが微熱は
下がらないままでした。

今朝は熱がおさまって、昨夜から咳が始まったので
熱さましではなく風邪薬に切り替えました。

更新が滞って申し訳ありません。

昨日は、昨年を髣髴させるようなひどい嵐が
吹き荒れて建国記念日の恒例花火も中止かと心配
されましたが、開始時刻9時までに嘘のように天気が
静まって、みごとに花火があがりましたね。
私も見に行きたかったのですが、babyとお留守番でした。

さて、8月20日の花火が終わるとブダペストは秋ですね。
まだもうすこし、夏の余韻が楽しめますが、朝夕は
めっきり涼しくなりました。
皆さんも風邪に気をつけて。




塗るチーズ

2007年08月14日 | ハンガリー(各種オススメ)
暑くて食欲も薄れがち?

手軽に買えるZsemle(ハンガリーのテーブルロール、丸いパン)に
良くあうクリームチーズ「Creme bonjour」はオススメです。

日本でも御馴染みのUnilever、そのRamaシリーズです。
なかでも写真でいうと上から2番目の青い縁取りが目印になる
Creme bonjourのNaturがオススメ。

これと間違えて、薄い水色の縁取りを買ってしまうと、
それは確かヨーグルト味で香り・酸味ともに強く
ちょっと好みが割れそうなものだったと記憶してます。
裏面のラベルにNaturとあるか気をつけて。
                             
シンプルな味わいで、よくあるレーズンロールやカリカリに
焼いたフランスパン、甘くないクラッカータイプのクッキー
なんかに良く合います。スティック状に切ったセロリにもgood!
ワインのおつまみに如何?

ちなみに、同じシリーズで多様な味が出ていますので、色々
お試しになるのも良いかもしれません。

個人的には、パプリカ味が少しピリッとして美味しかったけれど
ちょっと1パックあけるまでに飽きたような。
色々試して、結局、Natur(ナチュラル)に回帰した組です。

近頃、食卓がマンネリ中、そして暑いしパンを食べたいけど
マーガリンやジャム以外も試しみたかった方、お試しアレ。



Zona taxi

2007年08月09日 | ハンガリー(各種オススメ)
もう皆さん御存知だろうから記事にすることないよ、と
夫に止められましたが、これからいらっしゃる方も読者に
含まれますし・・・ということで。

ゾーナ・タクシー。

空港からブダペストまで定額!という触れ込みで英字新聞等の
外国人の目に付きそうな媒体に一杯広告を出していますね。

我が家としても気にはなっていたものの利用は今回が初。
空港の到着ロビーを出てすぐに、ちゃんとZona taxiの
受付窓口が設置されていて驚きました。

英語の話せるお姉さんが応対して、住所を言うと
サクサクとコンピューターに入力。4番ゾーンと
はじき出され、金額は4,300Ft。

大型のスーツケースが2つあるから手数料+500Ft、
計4,800Ftと書いたレシートを手渡され、待機して
いたタクシーに乗り込みました。

すでに住所も入力されていますので、確実に住所が
伝わります。引っ越してきたばかりの頃や、旅行・
出張でブダペストに来られるなど不慣れな方には
とりわけ安心かも。

ドライバーさんは、家の手前で少し間違えて遠回り
してしまい、恐縮していましたが定額料金だから
何の心配もなく、まったく気になりませんでした。

そして、支払。
この場合、チップはどうしたものかと困りましたが
切りが良いので、あと200Ft足して5,000Ft払いました。

(本来なら、通常通り、10%程度上乗せして支払ったほうが
親切だったかな…)

以前、何度かCity Taxiで空港へ行ったときはチップ込みで
6,000~6,500Ft前後でしたから、1,000Ft程度は安く上がる
のが普通かも。

最近、市内では道路工事が多くて渋滞するし、迂回は
するしで時間もかかりますから、定額というのは魅力的。

空港まではZona taxiが、断然お徳そうなのでオススメ
しておきます。

___________________________

Zona taxi
06-1-365-5555
zonataxi@zonataxi.eu

日本語フォントでご覧になると文字化けしてしまうので省略しましたが、Zonaのoは長母音のoです。
ウェブサイトは残念ながら現在構築中のようです





フェリヘジ空港 オムツ台

2007年08月02日 | ハンガリー(赤ちゃんと一緒)
babyは喋ることはできませんが、最近はジェスチュアで自分の
して欲しいことを雄弁に語ってくれるようになりました。

今回の旅、ハンガリーへ戻る機内で着陸直前に、おむつが
濡れて気持ち悪いと合図してムズがったので着陸後、
入国審査を経て出る荷物受け取りエリアでトイレへ直行。

しかし、オムツ台は無く、念のため身障者用トイレを
覗いてもやはり無く。

オムツ台は何処かと近くの空港スタッフに聞くと「身障者用に
ある」と断言するので、再度行ってじっくり見ましたが無く。
といって「無いじゃないか」と言いに行く元気もなく。

仕方なく、荷物の受け取りが終わった後、到着ロビーに
出ると客引きに来たタクシーのおっちゃんに遭遇。

向こうのご商売には取り合わず、いきなり、夫と二人で
「オムツ台は何処?」と聞くと「上(出発ロビー)に
行かないとない」と。

それならと、荷物番を夫に任せて、フロア端のエレベーターで
出発ロビーへ上がると、すぐトイレがありホッとして
入ってみると再びオムツ台は無く・・・。

ちょうど、廊下を掃除中のおばさんが居たので、「おむつ台は
何処?」と聞けば、迷惑そうに「あっちの端(トイレ)」と。

今度は、フロアの向こうの端まで行け?
オムツ交換のためにエレベーター?
そのうえ右往左往?と正直、頭にきちゃいました。

訪問先の空港には当たり前のようにオムツ台があったので
スムーズに出発前のオムツ交換を終えられただけに・・・

ベビーカーで、荷物と人の多いロビーを突っ切り、ようやく向こう端
のトイレへ。きれいなオムツに替わってご機嫌のbabyを見て少し
気も晴れましたが、やりとりにも歩き回るにも疲れた。

オムツ台があるのは、出発ロビーでは、飛行機が止まる側に
向かって左端のトイレです。

恐らく、到着ロビーにも同じ側(飛行機が止まる側を背にして
右端)のトイレにあったんじゃないかと思います。
次回、確認しておきます。

預け荷物を回収するエリアにオムツ台が無いことは確か。

また、辿り着いたトイレの絵表示は通常の女性用マークのみ。
ショッピングセンターなどにある赤ちゃんマークによる
一目でわかる案内も無いので、入って初めて分かる不親切設計。

まぁ、赤ちゃん連れで旅行に行くときは考えることが多くて
いちいち覚えていられないかもしれないけれど、これから
体験するママの便利のため、一応、報告。