或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

日本のイメージ?

2006年03月31日 | ハンガリー(日常)
先日、小さな売店で髪留めを買いました。店番のおばあさんはヒマだったようで
世間話がしたいのか「日本から?」「住んでるの?」「どんな仕事?」「旦那さん
だけ働いてるの?」「あなたは日本で何してたの?」と質問攻めにあいました。
適当に答えていたら、彼女が「日本人は忙しいのよね。私、以前テレビで見た
んだけど、カプセルっていうの?すごい場所に泊まるのね。家に帰らないで」
と言われて驚いてしまった。

そうこうするうちに、彼女の携帯電話が鳴って別れの挨拶をしたので、その日本
紹介がいつ頃の番組だか聞きそびれてしまい残念だったけれど。

日本のイメージが、カプセルホテルとは。個人的には高度経済成長のさなかに
出来たものと勝手なイメージがあるけれど、今でも実際にあるので「それは大昔
の話ですよ」とも言い切れず。それはもう、ヤフーで「カプセルホテル」と検索
したら513,000件も出てくるくらいで。

遠いハンガリーで、日本人がいかに勤勉で忙しく働いてるかを紹介され、狭い
カプセルホテルの様子が放映されたのかと思うと軽い眩暈に似た感覚を覚えて
しまいました。

戦後、がむしゃらに働いて今を築いた日本人。豊かになったと言われて久しい
けれど今も住宅は高くて何十年ローンを組まなくてはいけないし、休みなく
働くのも変わらないし、世界中で「日本人は金持ち」と思われていることへの
違和感を思い出してなんともいえない気持ちになりました。


今日から夏時間

2006年03月26日 | ハンガリー(日常)
今日の午前0時に時計を1時間進めて、夏時間となりました。
日本との時差は8時間から7時間に。

毎年、この時期になると春近し!という楽しみにキモチになります。
先週は月曜に雪が降って、なんで?という気分になりましたが、
今週は暖かい日が続き、間違いなく春に向かっています。
散歩の途中、鳥がいっぱいさえずり始めたのに気づきました。
道端の草花が咲き始めるのも、もうすぐのことでしょう。

長い冬の終わりが見えて、まだ暖房は消せないものの心は軽い
今日この頃です。

またもや、雪

2006年03月09日 | ハンガリー(日常)
雪が止んで数日、晴れたり曇ったりで過ぎ、昨日の夜から暖房の強度を
最大にしているのに寒いと感じる回数が増え、今朝はドンヨリとした
曇り空。

「雪になりそう」とは思ったものの。正午を回ってみごとに雪になり。
細かい雪が勢いよく降り続いています。先日の雪は、寒さで凍るほど
で溶け残っていたので、そのうえに積もりそうです。

ハンガリーでは、3月に入っても冷え込みが続き、悪天候のため、鉄道の
電線が切れるなど交通に支障が出ているようです。また、一般の暖房使用
量は例年より多くなっているとか。

昼間から電気をつけないと暗い室内で、「春にはタンポポがいっせいに
咲いて綺麗なんだから!」と、ジッと冬の終わりを待っています。


保存料の有無

2006年03月08日 | ハンガリー語
ここ最近、パンの話題ばかりで恐縮ですが今日もハンガリー語について少々。

温暖で湿潤な日本から来た身には「食パンの賞味期限は短い」というイメージ
がありますが、欧州は乾いた気候のせいか水分が飛んで固くなる程度の問題と
捉えてかパンの賞味期限を気にしている風情はあまりない感じがします。
しかし、保存料の有無、なんとなく気になりませんか?

そんな人のために今日は「保存料」の有無は、なんと表示されているのか?を
紹介しておきます。ビニル入りの食パンであれば大抵の場合、表示があります
ので、どうせ同じ食パンなら保存料ナシを買いたい方、保存料が気になる方は、
覚えてしまえば他の色んな食品の表示を見る際にも役立つことでしょう。

袋の目立つ部分にtartósítószert ––NEM—TARTALMAZと書いてあります。
「tartósító」は「保存料」、「TARTALMAZ」が「contain含む」という意味です。
––NEM—は、NOTの意味ですから比較的覚えやすいでしょう。

逆に保存料入りなら、––NEM—の表示は無く、tartósítószert TARTALMAZ
となるわけです。(ちょっと暗い写真ですが、御参照下さい)


パンに関わるハンガリー語

2006年03月07日 | ハンガリー語
パンの棚を見るとおいしそうだけど、何がなにやらサッパリわからないのが
悲しいところ。そこで、今日は選ぶときに役立ちそうな単語を集めました。
りんごが入ったパイが好きなら、「りんごの(アルマシュ)」という単語を
覚えておくだけでも売り場でパイを選ぶ際、役立つでしょう。

そもそもパンはkenyér(ケニエール)といいます。いきなり話がそれますが、
すごく似ていてややこしいですが逆手にとって一緒に覚えちゃうといいのが
tányér(ターニエール)で「皿」の意。レストランで、取り皿が欲しいとき
使えます。

さて、本題。御馴染みのパンは、ハンガリー語でも同じような呼び名で、
「フランスパン」なら「フランツィア・バゲット」、「クロワッサン」は
同じで「クロワッサン」です。

一番手軽なロールパンは日本でイメージする巻いてあるのじゃなくて、鏡餅
に似た形状で直径10cm高さ5cmほどの丸いパンを言い「ジェムレ(zsemle)」
と呼ばれています。ほかにも甘味系のパン一般を「エーデシュ・シュテメーニィ
(édes sütemény)」と呼びますからパイのように中に何か入ってるものが好きな
方は、覚えておくと良いでしょう。

では、中身を表現する単語を羅列しておきます。好みなものだけでも覚えて
おけばパン屋さんでもパン棚からも自分で選び取ることが出来ますよ。これ
らの単語の後に「s」(エシュ)がつくと、「~入りの」という意味になります。
語尾のスペルが変化しますが、元になる名詞を知っていれば覚えなくても、
買いたいものが分かります。

チョコレート:kakaó(カカオー)→ kakaós(カカオーシュ)
くるみ: dió(ディオー) → diós(ディオーシュ)
リンゴ: alma(アルマ) → almás(アルマーシュ)
チーズ: sajt(シャイト)→ sajtos(シャイトシュ)
バター: vaj(ヴァィ) → vajas(ヴァヤシュ)

<名詞のみで参考まで>
シナモン: fahéj(ファヘーイ)
プラム: szilva(スィルバ)
さくらんぼ: meggy(メッジ)


3月だけど吹雪

2006年03月06日 | ハンガリー(日常)
昨日のブダペストは一日中、雪。それも勢いよく降り続き、さながら白い
レースのカーテン越しに外を見るような感覚で、視界何メートル?の世界
でした。それはもう、吹雪としか言いようがなく、普段、雪など構わず、
歩きまわる国民とはいえ、さすがに人影もまばらで物音もなくしんしんと
降り続く雪の中で時が止まったような感じを味わう日曜日となりました。

2月も下旬に入って陽射しの降り注ぐ時間が増え、空は青く澄み渡り、晴天が
続いていました。外出時に室内から外をうかがうと、温かそうな気がして
マフラーも帽子も持たずに出ては、吹く風の冷たさに首をすくめて歩いても、
「春近し」という予感で胸ときめいたのですが。

今日は一面、銀世界。でも晴天なので、最低でも15cmくらいは積もった
雪に照り返しがまぶしく、屋根からはポタポタと雪解け水が落ちています。
これが最後の雪になって、徐々に春めいて来るかしら?と懲りずに期待する
月曜です。