或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

咳が続く

2010年05月31日 | 2007-12 帰国後つれづれ
なんだか大変な咳がつづいていて、本当にしんどい。
咳き込むとうるさいので、夫から「どうにかならないのそれ?」としかめ面を
もらうくらい常態化。

しかし、わが子は優しい。お店で急に咳き込んだりすると、周囲のひとはみんな
風邪菌ばらまかないでよ、マスクなんでしてないの?くらいの視線を容赦なく
浴びせてきます。いたたまれなくなって、「ママ、お咳コンコンうるさくてごめんね」
と一緒にいるわが子に詫びると「いいよ、私はママの咳、うるさくないよ。ママ、
はやく治るといいね」と励ましてくれて涙ぐんでしまいました。

先日かかった内科は、土曜午前担当の先生だと穏やかだったので今回も土曜狙い。
先生の見立てでは、やはりアレルギー性鼻炎による鼻水・タンを出そうとして
咳がでる。喘息の可能性も否定できないが、きっかけはアレルギー性鼻炎。
こちらをどうにかしましょう。

ということで、その日、待合室で渡された体温計は37.7℃だったので風邪も
考慮して抗生物質、抗アレルギー薬、鼻水を出やすくする薬、吸入して気管支を
拡げる薬、頓服でひどい咳を沈める薬、とドッサリもらってかえってきました。
診療が1450円、薬局が4100円とバカにならないお値段・・・

しかし、先生にも訴えたけれど「ほんとうに咳が続くと苦しい。かれこれ
何ヶ月単位で咳と共存していて、市販の錠剤(喘息薬)を飲んできたが
いっとき止まっても、時間が切れるとすぐにぶり返す。解決には程遠い」。


とりあえず一週間分の処方で、様子を見て、来週土曜にまた相談することに
なりました。


吸入薬、こどものころ学年にひとりはいた喘息のこどもが使っていたような
ボンベ式じゃなくてモンスターボールそっくりの粉末を笛のような口から
吸い込むもの。初めてで戸惑ったけれど、自分で気づいていなかった就寝時の
咳き込みが減ったらしい。朝になると「眠った」という実感があったので
続けていけば明らかに体力を回復出来そう。

口中に粉末を残すと副作用で粘膜が荒れるので欠かさずにうがいする必要など
細かい注意事項があっても、他のも含めて忠実に処方された薬を消化して
いきたい。そしてはやく良くなりたい。


ついつい夜の自由時間を楽しみたくなるけれど、睡眠時間をきちんと確保して
体力アップにつなげたいと切に思った週末。

千葉の昨日の最高気温は17度。寒かった・・・
今日は朝から打って変わってまぶしい青空。気温のアップダウンで体調を崩されないよう
みなさんも気をつけて。


では週の初め、元気出して洗濯するとします!




おうちでお茶

2010年05月12日 | 帰国後ママのくらし
以前、ブログに綴ったように同じ園バスの停留所に集うママたちと幸いにも
気があって、マンション街のそれぞれのお部屋でお茶させてもらって、私を
含めて4人のうち2人が招いてくれて、次は私の番・・・先延ばしにすると
それはそれで宿題の終わっていないこどもみたいな気分。

とにかくいっぺんお招きしないと・・・と、昨日思い切って「明日うちでお茶
しましょう」と誘い、昨夜は日付変わって朝の4時まで片付けまくり。

もう、夫のパソコン部屋にいろんな洗濯道具を詰めこみ、子供部屋やダイニング
の椅子などおけるところは全部、さまざまな衣類が積み上がっていたので洗濯・
収納・処分とサイズ等のチェックをして分別。袋に入れたり、洗濯かごに入れたり、
あっというまにいろんな山ができて、それらを置く場所がないので全部移動。

最終的にはカーテンを閉めていないのに薄暗くなるほどモノを詰め込んで、
なんとかモノの無いスッキリしたリビングダイニング+子供部屋を実現。

ハンガリーで買った刺繍を額に入れて飾っているので、今日も「ハンガリーでは
3つ有名な焼き物があって、日本で知られているのはヘレンドなんだけど
うち、もってるのはジョルナイなの。贈り物だったので、大切に使っている
んだけど、良かったらコレで飲みましょう」と、白地に紺の外枠、金ぶちの
「ジョルナイそのもの」という感じのトラディショナルなカップ&ソーサーを
引っ張り出しました。

ハンガリーで買ったものや、いただいたものが今頃役に立つなんて、本当に
人生ってムダなことは何もありませんね。


お盆のない生活はカッコわるいのか、と先輩駐在妻さんたちのスマートな
もてなしを見て購入した銀盆も綺麗な彫り模様がしてあってジョルナイと
マッチして、普段は触ることさえなかった道具たちが響き合っている感じに
久しぶりに心浮き立ちました。


「この子たちは出番を待っていたのか」という気分になり、私も、もう少し、
しっかりお片付けをして、いつでも気軽に人を呼べるお部屋にしておけば、
もっと頻繁に使ってあげられるのに・・・と反省もしました。


出不精で、人付き合いを恐れて踏み出せず、家はやりかけのことがたくさんで
モノが積み上がっていく、気軽に人を呼べないからますます出不精に・・・と
エンドレスだった私。



こどもが幼稚園にあがって、ママ付き合いへと否応なしに飛び込んでいった
わけですが、このあたりは転勤族が多く暮らしているため、2月入居、
3月入居で4月から入園なさった方が大半をしめるというだけになんだか
雰囲気は駐在妻同士みたいにも思えました。

しらないことは聞くし、聞かれればドンドン答えて助けになれそうなことは
サラッとする。具合悪くて動けなくなりそうだったら連絡して、とヘルプを
申し出てくれたり、海外にいようが日本にいようが転勤を繰り返してゼロから
生活を建てなおさなければならない苦労を知るひとたちは気持ちよい。
変な意地悪を考えたりしないよう。

まだ始まったばかりのお付き合いだけれど、すごく感じの良い方々で
知り合えて良かった。なぜか、私以外の3人は全員年少さんのママ。
私は年中の子の母ですが、一人っ子で初めての幼稚園のため、
他の3人のママさんはふたりめのお子さんが幼稚園にあがった形で
さまざまな経験を持っているため教わることばかり。


そして、今日もっとも書きたかったのが素敵なこの言葉。
「でも、そういう私にしかできないことっていうのが絶対あるはずでしょう」


遠足中止の連絡網を初めて受けて、自分が母親にしてもらっていたことを
今度は自分がやるのかと母親になった実感と緊張を味わったと夫に報告したら
「仕事してたら当然する内容で、そこでプレッシャーを感じるのは仕事を離れて
長いせいだろう」といわれてコミュニケーションに温度差があって寂しかった、
と話した私にかけてくれた言葉。

「そうね。たしかにね。でも、子供の健康を守るために配慮するような、いろんな
サインをキャッチするような見えない力って実は仕事してるひとには備わっていない力
だったりするとおもうな。毎日、子供といることで積み重ねてきた能力っていうのが
あるんじゃないかな。実際、休みの日に子供といても、パパには気付けないことって
いっぱいあるじゃない?」と。


女性が育児に埋没して、社会生活に馴染めなくなっていくようないわれようという
のはわかるし、実際そのとおりの部分もあるけれどネガティブな面だけではない
ことを言葉にしてくれるひとは少ないですよね。

ハンガリーにいた頃、駐在妻の先輩方の優しさにふれて「私もこういう大人になりたい」
と思っていたものでした。そんな私もはや35歳まであと1ヶ月というところまで
きましたが、素敵な先輩ママの言葉に触れて、再び、「こういう言葉、いつか誰かが
へこんでるときにかけてあげられるひとになりたい」と励ましに感謝しながら思いました。


育児に毎日を送るすべてのママさん、キャリアアップだとかスキルアップだとか、
いろんなことと無関係になっても私たちは何か新しい力を日々蓄えてるはず。
そう思うと素敵。お互いに頑張りましょう


仕事をしていて、いままさにへこんでいたひとにもあてはまる「私にしかできないこと
をする力が蓄えられているはず」っていい言葉です。
もちろん、いままさにブダペストに渡って、なにもかもゼロから生活をスムーズに
するために奮闘している奥様、おこさんがいてもいなくても、大変なのは同じ。
もしも、ちょっと心折れそうなとき「私にしかできないことをする力が蓄えられて
いるはず」と自分に光をあてて、立ち上がる力が湧いてくるのを感じて頑張って!                                 

呼吸器、弱っ。

2010年05月06日 | 2007-12 帰国後つれづれ
こどもの心配をしていたら、今度は自分が体調を崩してしまいました。

先週は、ひどい咳で体重もダイエットを吹き飛ばすペースで減っていました。
しかし、水曜に続いて土曜にも内科で薬処方してもらってようやく落ち着いて
きました。

自分が住むマンションの向かいのマンションに内科があるのでずっと利用して
きましたが、待ち時間が長く、受診受付前の8時台からクリニック前に行列して
中へ通されると順にリストが埋まっていくシステム。

前回、高熱を出したときは、主人が午前休をとるからと行列に並んでくれて
確保できた午前中の診察順。しかし、今回は、並ぶこともできずに、開診20分後、
通園する子供のバスを見送ってから、「いくら待ってもいいから見てもらおう」と
訪ねてみると「夕方4時半以降しか空いていません」といわれて断念。

その日は諦めて、様子を見ようとしたら寝込みと明け方に激しい咳が出て
苦しくて苦しくて、横で休む夫は目を覚ましちゃうわ、朝までになんども
眠りの邪魔しちゃうわで情けなく、本当に辛かった。


翌日、「やっぱり行くしかない」と思ったら水曜は定休だったので、タウンページを
引いて隣の駅前のショッピングセンター隣のビルにも内科があるとわかって、
行ってみることにしました。


看板に名前を冠する医師の印象は、冷淡で、機械的で、質問されて答えようにも
聞きながら「はぁ」とかバカにするような相槌もはいり、皆まで言わぬうちに
いらだちを隠さない早口で次の質問となり、驚く。怖い。

帰る頃には、ひどい咳で消耗した体力でめまいもする不調のため、情緒不安定
になり、あやうく人前で泣きそうになっていました。

しかし、待ち時間は初診にもかかわらず10分ほど。通されて、診察は5分?
診察後の支払いまちも3分くらい。そのまま薬局に寄って帰っても、普段通っている
近所の内科で何時間もかかることがアッサリ済んでしまいました。


その後、咳が悪化するばかりだったので、2回目の受診を決めたのは
咳の相談で薬局にかけた電話で薬剤師さんが「金曜と土曜は違う先生が担当
しているから、大丈夫ですよ」のアドバイスをくれたから。

あの怖い先生にあわないで、待ち時間が少ないお医者にかかれるなんて最高♪
と急に気を取り直して行ってきました。


丁寧に話を聞いてくれて、診断としては「ノドが弱っているから、わずかな
刺激でも反応してしまって、すぐに咳き込む。咳き込むことでさらにノドの
表面が荒れて、息を吸うといった刺激でさえ咳き込む。この繰り返しで
体力まで消耗しているのでしょう」ということでした。

診察が終わって支払いを待とうと席に腰掛けたら、天井から吹き出すエアコンに
反応して猛烈な咳がこみ上げ、「くるっ」と思って慌ててトイレにかけこむと
激しい咳とともに吐いてしまいました。


さらに、帰りのバスで、天気がよく気温が上がって狭い空間にヒトがいっぱいな
ために車内が暑くなり、運転士さんが気をきかせてかけたエアコン。冷風が頭上から
吹付け、吸い込んだ瞬間、咳込が始まり再びの「くるっ」という感じに、急遽、
普段と違う場所で降車。

公園のトイレに駆け込もうと思ったけれど、小さな公園過ぎてトイレが見当たらず
ピンチに。でも、外にでると柔らかな風が気持ちよく流れていて、新しい空気に
触れたのが良かったらしく、自然と咳が止まって、ほっとしました。


そんなわけで、咳だけでなく吐くという辛い一週間を過ごしていました。


まだ、ノドは本調子でないため、咳き込みもありますが徐々に夜の眠りがとれる
ようになってきています。一週間分の薬が切れる土曜に、もう一度、症状を
確認して、今後、ぜんそくに近い状態という自分の体調管理をどうしていったら
いいのかなど相談できたらいいなぁと思いながら養生しています。


みなさまもお体気をつけて。
では今日はこの辺で。