或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

インフォメーションへ急げ?!

2005年11月30日 | ハンガリー(役立ちメモ)
日本ではデパートの入り口付近などにあるインフォメーションカウンター。
ブダペストのショッピングモールでも建物の中央付近にインフォメーション
カウンターを設けていますが、場所はマチマチ。とはいえ、店内表示板の
なかにアルファベットの小文字で「i」を見つけたら、そこが案内デスク。

クリスマス商戦真っ只中となった今、とりあえず行ってみるべし!
なぜなら、そこにクーポン付の館内案内カタログがあるかも知れないから。

というのも先週末、ブダ側にあるmammutというショッピングモール内を歩く
うち、たまたまカウンターの前を通りがかり、気が向いたので手にとった館内
カタログ。なかはテナントの洋服ブランドの商品を着たモデルの写真で一杯。
参考までに眺めてみよう程度の気持ちで帰宅。

温かいお茶を淹れてソファでめくるとそこにはクーポンチケットのページが。
バッグ専門店で40%オフ!どのクーポンも12月31日まで。今は特別買いたい
ものがなくても、後で欲しくなったら同じ買い物で10~40%割引もあるとは、
クーポン、かなりお得感あり。

カタログ表紙には Ajandek Kuponokkal とあります。(英語でクーポンはcouponで
フランス語源なんですね。知らなかった。)ハンガリー語はKupon 複数形でKuponok、
Ajandekはプレゼントとかおまけといった意味だから、「もれなくクーポンついてます」
といったところでしょう。

地元のひとがインフォメーション前をウロウロするのは何故かと思ってきた
けど、こういうことか!と感心してしまいました。カウンターに無造作に置かれた
カタログにクーポンがついてくるのはクリスマス時期だけかもしれないけど、この
様子だと他のショッピングモールでも同じような商戦を展開してる可能性大!

週末、クリスマスでにぎわうショッピングモールに足を運ばれる方は、華やか
な雰囲気に身を任せてお買い物してしまう前に、インフォメーションカウンター
へ急いでみては?


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卵とサルモネラ

2005年11月29日 | ハンガリー(各種オススメ)
ハンガリーに来たばかりの頃、「生卵は危ないらしい」、と聞いていました。
日本人が集まるとスキヤキに使ったり「生卵がけゴハン」にしたいなどと盛り
上がることもありました。

そのうち、サルモネラ・ケアした卵があるという話が聞かれるようになり、
日本食レストランでも普通に生卵を出していると聞くように・・・。

普通、卵は日本と違って茶色い殻が主流です。スーパーのほかにも、肉屋さんと
八百屋さんで1個幾らのバラ売りがされており、スーパーで買ったパックの空き箱
に入れて売ってくれます。そちらのほうが新鮮だというひともあり、何処で買うか
は好みです。卵は殻が分厚く、神経質に洗浄されていないのか、ニワトリの白い
産毛やなんだか分からない汚れが結構ついてます。よく言えば自然派、悪く言えば
汚い感じ。食べるのは中身なので、あんまり神経質にならず、卵を割る前に水道水で
少し殻を洗って、それで調理に使っています。それでも印象としては、最近は比較的
綺麗めの殻が増えたように思います。

日本と違って半透明のパックじゃないものが多く、確認しないで買うと必ず1個
くらい割れてます。帰宅して冷蔵庫にしまうとき、割れた卵に気づいて片付けるの
は結構めんどうなもの。半透明じゃない卵のパックは何度も使えるよう、糊付け
などはなく、スルッと空けて見られるつくり。売り場で確かめると笑っちゃうくらい
既に割れた卵が入ってるパックを見つけることになるので、カゴに入れる前に確か
めると気分良く持ち帰れますよ。

話は戻りますが、サルモネラ・ケアの卵は話には聞いていたものの売り場で見たこと
がなく購入したこともありませんでした。我が家では利用の少なかった中規模の
スーパーKaiserで発見しました。日本人の住む地区に多いスーパーなので、割と
身近にあったのに知らずに過ごしてきたようです。

さて、その品はパッケージも日本に似た半透明のプラスチック。ラベルには、商品名
“Farm Tojas”(Farm Eggの意)の上に、‘Szalmonella ellen kezelt’とあります。
ellen はagainst、kezelはto treat, manageの意味と辞書に出ていますから、
要するにアンチ・サルモネラのケアされた卵のようです。殻も洗浄されているようで
羽根やシミといった汚れもなくさすがに綺麗。それで本当に生で食してみるかどうか
は御判断に任せますが、生卵を食べたいわけじゃないけど「なるべく清潔で安心なの」
がいいという向きには良いかもしれません。

コメント (2)
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衛星放送

2005年11月24日 | ハンガリー(日常)
夜半から降り始めた雪は今日も止んでいません。雨には「雨音」という言葉が
ありますが、雪は音もなく積もるばかりで吸い込まれそうな静けさです。

JSTV(日本語衛星放送)のチューナーを繋いでいると無料で入るチャンネルが
無数にあります。アブダビとかシリアとか中東はもとより、ドイツ・フランス・
イタリア・イギリスといった欧州各国、近隣のスロベニア・ポーランドなども
視聴できます。JSTVはNHKを中心としており、定時のニュース以外はバラエティ
やドラマも地味。いまは、毎日昼の12時半から2時まで相撲中継が入って退屈で。
たまに見るのは良いのですが、90分は長い。主だった力士の勝敗は一足先に
ニュースで見知っているため面白みに欠いてしまいます。

前置きが長くなったのですが、そんなわけで午後2時まではチューナーで入る
別なチャンネルをザッと見るとはなしに見ています。一番見てしまうのはViva
Polskaというポーランドのmusic channel。マンドリーナというイケイケ風の
白人のお姉さんが、テクノ&ダンス系のビートに載ってボン・ジョヴィの
You give love a bad nameを歌っているのを聞いて「ひゃー、これがリバイバル
で歌われちゃう時代なの?」と驚いてしまいました。リバイバルといえば、最近、
マドンナもABBAの曲をカバーして話題を呼んでいますが、そのカヴァービデオ
も見てしまいました。細い!体型維持にかける強い精神が、鍛えぬかれた体に
表れていて、何気ないジーンズ姿も年齢不詳のカッコ良さでした。

さて、そんなチャンネル飛ばしの最中に印象に残ったのがChallenger TV。ここ
では行方不明になった少女の顔写真のアップ、7,8枚が恐らく両親が録音した彼女
の歌声と一緒に流れています。年頃は幼稚園生くらい。彼女の写真を見るたびに、
まだ見つかっていないのだな、と気の毒に思います。画面上部には字幕が流れ、
欧州の各国言語で「わたしたちの可愛い娘が助けを求めています。この子に見覚え
のあるひとは、右の電話番号に連絡ください。お願いします。」というメッセージ。
毎日見ているわけではないですが、どうも毎日定時に1時間程、流れるようです。

日本でも痛ましい事件は起きていますが、欧州ともなると隣国とも陸続き。悪い
ひとが子どもを連れ去ることなど車ならば簡単で、しかも見つかりにくいように
思います。こういう番組があることに驚くと同時に、一定時間ずっとメッセージを
発信しつづけてくれるテレビ局があることに感心していましました。

追記:11月30日現在、彼女はまだ見つかっていない模様。Denise Pipitoneちゃん。
名まえ、電話番号の国番号が39、イタリア人なんでしょうね。


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クリスマス市に行ってみよう

2005年11月23日 | ハンガリー(各種オススメ)
初雪は昼までに降った雪が湿っぽかったようで、夕方には全部解けてなくなり
ました。が、昨日の午前中は粉雪が降ってアスファルトの道路以外は一面雪で
覆われました。今日は降りませんでしたが、ほとんど溶けなかった雪を撫でて
吹く風は冷たく大変寒く感じました。

有る程度寒いだろうと覚悟して出たけれど、フリースのマフラーをグルグル巻き、
帽子を深々とかぶって耳を保護しても寒さが染みました。さらに手袋も持って
外出すべきだったと後悔しました。(ダウンジャケットのポケットに手を入れて
歩いたけど)路面電車のなかも足先がかじかんで、しんしんと冷えるブダペスト
の冬を例年ながら実感。

さて、寒くなるとクリスマスが意識され、ハンガリー人も外国人も準備や贈り物の
ことで落ち着きを失い何となく浮き足立ってきます。店側はクリスマス商戦に燃え、
客の側も買う気満々、誰かがショーケースを覗いていれば「掘り出し物か?」と
自分も覗き込まずにはいられない、そんな財布の紐が緩む時期。

街全体がクリスマスを待ち望んで、ワクワクしているような雰囲気になります。
夜はブダペストの目抜き通りといわれるアンドラーシ通りや、ブダペスト銀座と
いった風情のバーツィ通りの並木に等間隔でクリスマスのイルミネーションが灯され
幻想的でロマンチックな雰囲気に様変わりします。

また、この時期は市内のあちこちにクリスマス市が立ちます。少しスペースのある広場
には小さな小屋がたくさん出現し、地方から民芸品などをあつかう業者が集い、ホット
ワインや温かい軽食を扱う店も立ち、人々は真剣なまなざしで掘り出し物を探しにやって
きます。冷やかすだけでも大変楽しいので、どこのクリスマス市も観光客と地元民が入り
混じって活気に溢れ賑やかなものです。

例えば、はちみつが原材料のものや香りや色が様々なキャンドルを扱う店、キッチン
小物からインテリアまで様々な木工製品、手編みのセーターや刺繍クロスを扱う店、
ロシアっぽい毛皮の帽子、各種皮革製品、子ども向けのおもちゃ、騎馬民族時代から
伝わる笛のような楽器屋、籐で編んだ用途も様々なカゴを一同に集めた店など実に
様々な店が集まりますから、一巡するだけでも退屈しない見ごたえがあります。

例年12月に入ると開くクリスマス市。年々前倒しの傾向が見られ、バーツィ通りに
つながるヴルシュマルティ広場(vorosmarty ter)のクリスマス市は今年11月26日
から始まるそうです。今週末、冷え対策を十分にして、ご家族と繰り出してみては
いかがでしょう?

注:文中に出てくるハンガリー語はローマ字表記のみ。ウムラート記号等は省略。
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2005年の初雪

2005年11月21日 | ハンガリー(日常)
今週末は日中でも5度前後。吹き抜ける寒風が鼻の中を刺す様で、そろそろかも?と
思いましたが、昨夜、初雪が。朝、キッチンから窓の外を見たら向かいの家が例年の
ようにお菓子の家のごとくになっていて(粉砂糖をかぶったケーキ)雪に気づきました。

毎年、11月に入れば「いつ降ってもおかしくない」くらいの気構えではいのるですが
温暖化の影響なのか今年は割に温かく、夏の終わりも穏やかで秋らしい天気が続いて
いました。

ブタペスト市民の冬タイヤへの切替が始まってもいなかっただろう時期の積雪。道路の
状況は大丈夫かしら?と少しの心配を胸に家族を送り出し、無事に着いたと聞くまで
不安でした。大通りは除雪車が走るので安心で、案外住宅街のなかのほうがドッサリ
つもったままになったり。ともかくも朝夕のクルマ通勤が心配な季節になってしまい
ました。

雪景色を包む朝の空は暗い青みがかったグレー。夜の間に積もって、朝は降り止んで
いたけれど午前10時を過ぎて又はらはらと白い雪が舞い始めました。まっすぐに落ちて
割と大ぶり。冬本番ともなれば、しんしんと1日中降りつづけることもあるもの。

クリスマス商戦を少しでも長く・・・ということで、毎年少しずつ早まってきたクリスマス
の飾り付けや関連グッズ販売。ショッピングモールや商店でサンタクロースのイラスト
など見ても「始まったなぁ」という程度で眺めて来ましたが、こうして一面の雪を目に
すると一気に「長い冬がいよいよ始まる」という実感がわいてきました。

写真は、アパートの裏庭。今朝撮影。
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