或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

引越し

2008年01月15日 | 2007-12 帰国後つれづれ
今週末、引越しです。赴任前に住んでいた部屋に戻ります。
仮住まいの住居から移動です。

準備期間なし。1週間前になってようやく、来週末にするから
と夫の一言。日曜には引越し屋に電話して、明日水曜に
見積もりのための下見にくるという予定まで入りました。

ブダペストからの荷物も同じ頃に到着予定って、、、
どうなるの???

実はハンガリーから帰任の引越しも、最後は丸投げでした。
収拾のつかない部屋を全部人目にさらして、お願いするのは
実に恥ずかしかった・・・

でも、もともと追い詰められないと動かない性格の私。
さらに今は、小さい子がいるので通常通りゴハンにして
お散歩に連れ出してといったリズムも守らなければならず。

荷造りを始めると構って欲しくて何かしら寄って来たり、
いたずらしたりと本当にイライラしたり、不憫に思ったり
精神的にすごく疲れました。

結局、寝静まった頃にソロソロ始めて勢いがついた頃には
深夜を過ぎて明け方を前にして急いで床につくといった生活。

ベビーシッターさんは、後半、妊娠されていたので検査の
ために都合がつかないことが多くなり、見ていてもらって
助かることはありましたが食事の支度や買い物も普段と
同じようにあって・・・

下着以外は何もかも「持っていくか、いかないか?」の
問いにだけ答えてパッキングをお願いしました。

また、あんなにも恥ずかしい思いをするのかと思うと
今からげっそり。

PCも外して、新居で各種サービスの申請登録をしなおさなければ
いけないのでブログも再び更新が滞ると思います。

毎日見にきてくださる皆さん、ほんとにゴメンナサイ。
いつも諦めないでクリックしてきてくれて、
ありがとうございます!!しばらくお時間ください・・・


サイズ直し

2008年01月10日 | ハンガリー(役立ちメモ)
2区でお近くにお住まいの方に限られるかもしれませんが、
ちょうど探していたのという人は参考になさってください。

ブダペスト在住時は、新しく買ったスーツやパンツの裾あげを
自分でして居ました。

ただ、babyが生まれ長時間おねんねすることもなくなるにつれ
手がかかるようになって、とても腰を落ち着けて針仕事など
できなくなりました。

ブダペストでの大きな楽しみに食事があり、夫婦ともども
太ってしまいました。夫の場合、スーツのウェストが苦しく
なるという難題が生じて・・・

日本から持ってきたものも、太ってから現地で買ったものも
更に太った結果、ウェスト直しナシでは点数はあっても全部
着られない勢いでした。

それで、裾あげやウェストの幅出しをしてくれるところを
探していたのですが、アウトレットモールで新たにスーツ
を購入した際、レジ脇に小さな「お直し」の連絡先を
書いた紙があってもらって帰りました。

ご近所にもお直しがあったのかもしれませんが、既に探す
時間や余裕が無かったので少し遠かったけど車で行ったり、
タクシーやトラム&徒歩などして帰国前に随分利用しました。
(日本に帰ったら人権費が高くて、こんなにたくさん
頼めないだろうと思っていました。)

半地下の小さなスペースに試着室と年代モノで実用の美とも
呼びたい輝きを放つミシンが3台くらい並んでいて、
こざっぱりしたお店で、明るく恰幅のいいおばさんが一人で
やっていらっしゃいました。

外国人客に驚いたようでしたが、親身になってくれました。
所要時間は点数や依頼内容にもよると思います。私は、
カタコトのハンガリー語やメモでクリアしました。

まったく言葉がダメな方は、メモ用紙に何センチ上げて
ほしいなどとイラストを描いて視覚で訴えるのも手かと
思います。

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1126 Budapest,
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金:  応相談
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ほかにもサイズ直しを受け付けているところはたくさんあると
思うので、ご近所でruha méretreigazításという表示を見かけ
たら、お直ししたいものを持って行って相談してみると良いかも。


小児科 つづき2

2008年01月07日 | 2007-12 帰国後つれづれ
夜11時までの救急診察所を訪ねると、その頃には
坐薬も効いて38度台、本人は環境が変わって
面白かったのか待合室で比較的普段のような表情に
戻っていました。

しかし、小児科に限らず全てを引き受ける男性医師は
「熱は抑えられているがあんまりムズがるので心配に
なってきた」という私達を最初は軽蔑したようでした。

「カゼというのは基本的に熱が出るものですからね。
いま、元気ですよね。それで坐薬入れて熱が下がっても
一時的なものというのもしょうがないし、どうしようも
ないというか、それがカゼですから」と。

小児科でもらった粉末の抗生物質は嫌がって飲まないと
話すと「オレンジの?それ他に比べて甘いもので、それ
以上飲みやすいものないです。飲ませるより無いですね。」

紳士的な夫も驚く、木で鼻をくくったような物言い。
「カゼはカゼですから(帰って)」という空気のなか
諦めて診察室を出ようと思ったところで、夫は辛抱強く
訴えました。

「僕から始まって、内科にかかったけどもらった薬を
飲んでも効き目もなく1週間経とうとしている今も
あまり調子は良くない」

「いま子供にうつって、妻も今朝から咳が出始め
具合が悪くなってきているようだ」と訴えました。

その辺で急に「インフルエンザだったかもしれませんね」
と表情が変わってきました。

「インフルエンザだった場合、御主人は今から薬を
飲んでももう効きませんから処置のしようがありません。」

「ただ、そうだとすれば子供さんにもうつっている可能性
がありますし、一応検査してみますか?15分もあれば
分かります。やり方は鼻の中をこするだけです。」

夫と二人、「お願いします」と即答しました。早速、
babyを泣かせて小さなお鼻に綿棒のようなものをいれて
検査しました。

しばらく待って、結果を聞きに診察室に入ると医師も
親身になってきて「インフルエンザでした。」とすぐに
タミフルを処方してよいか相談され受諾しました。

「じきに奥さんも高熱が出ますから、気をつけて。
ここ夜間救急で出せるのは1日分だけだから、明日に
なったら改めて他の医療機関を訪ねて薬の処方を
受けて」と急に丁寧な案内になり、こちらも仏様の
ように見えました。

昼間、小児科でもらった抗生物質は意味がないので
止めてよしとの指示も出ました。

そして、その晩、子供用の粉末タミフルを泣かせつつも
グィッとムリに飲ませると翌朝にはウソのようにbabyは
元気になりました。

高熱で自分で起きることも歩くことも出来なかったのに
普段の朝のようにムクッと起きて、ヨチヨチふすまに
向かって歩く様子には感激しました。

安心すると今度は急速に私の具合が悪くなり、その日は
激しい咳が止まらなくなり、嘔吐までしてキツかった。
それでもbabyの食事やオムツの世話だけは済ませて、
退屈するbabyには「一緒に寝て、お願い」と言い聞かせて
伏せていました。

結局、翌日には母に半日ほど、翌々日には両親に終日
来て助けてもらいました。

車の運転をしてもらうなどして改めて例の小児科を受診。
老医は「ああそう」とだけ言って目もあわせませんでした。

受付で「インフルエンザでしたか。すみませんでしたね」
と悪びれた看護婦さんに処置室へ案内されると向こうから
「ほかにうつらんよう注意して」という医師の声。

看護婦さんは「ハィッ」と返事すると「残りの日数分の
タミフルを処方する」「悪いけれど会計もココで済ませて」と。

薬を持って再び現れた看護婦さんから「お母さんもきつそう
なのに悪いけれど、他の人にうつらないようサーッと出て
行って下さい。」といわれ、その通りにして医院を後にしました。

babyは車内で親に見ててもらい、自分も内科にかかって
高熱でだるい身体で40分くらい待って問診だけで
タミフルの処方箋を書いてもらい、薬局で受け取りました。

※タミフルは処方されたら5日間続けて飲むもの
だそうです。そうと知らず、夜間診療でもらった
成人用タミフルの錠剤を「具合が悪くなったら
飲むもの」と思ってすぐに飲まなかった私は悪化
させてしまいました。

そうして、ようやっと家族全員がインフルエンザから
脱するのに丸2週間かかってしまいました。
とても疲れた帰国後最初の冬の洗礼となりました。