或る双子座の日々

這是一個雙子座的生活日記。
つれづれなるままに

気温差とミネラルウォーターと

2006年05月26日 | ハンガリー(日常)
雨が降って綿毛が飛ばないから窓が開けられて嬉しいと書いたら、
その日は小雨のなか買い物に出ようとしたら大変寒くて、長袖
タートルネックにフリースを着て丁度良かったほど。日中の気温
15度。なんと翌日の朝、窓には結露がありました。夜のうちも
冷え込んだのでしょうね。

前の日は25度くらいあったはずだから、およそ10度も違う。
暑い暑いといった次の日には、寒かったから・・・とお味噌汁を
こしらる具合。昨日は再び温かい日が差して、今日は朝から
うす曇。ヒンヤリとしています。うかうかしてたら体の調子を
崩しそう。気を張って乗り切っていますが、旅行や出張で見える短期
滞在の方は寒暖差がキツイかも。

特に雨のない日は乾燥して風があり、綿毛やチリ・土埃が舞う
のでノドがいがらっぽくなります。意識してうがいをし、ペット
ボトルのミネラルウォーターで水分補給を。冷えてないと飲めない
なんて言ってちゃダメです。バッグに入れて持ち歩き、常温のぬるい
水でもゴクゴク飲みましょう。要は慣れです。慣れれば、冷たい
飲み物で急にお腹下したりせず、いいものです。

水はハンガリー語でヴィーズ。
(詳しくは過去記事。右の下線をクリック「ミネラルウォーター」

ところで、ガス無しのミネラルウォーター、「スィーンシャヴメンテシュ・
アーシュヴァニィ・ヴィーズ」なんてまどろっこしくて言ってられない、
というか覚えられない!とイラつく私たち外国人生徒に「うーん、それじゃ、
シマーヴィーズと言ってもいいわ。」と私の行っていた小さな語学学校の
先生は教えてくれました。ただ、ハンガリー人が使うものと思ってるせいか
外国人が言うとびっくりするようで通じないこともたまにありました。
あと、英語学校でクラスメイトのハンガリー人には「あまり綺麗な言葉
じゃないから使わないほうがいい」と言われちゃいました。

いずれにしても切羽詰って「ミネラルウォーター」という英語が通じなくて
炭酸無しのミネラルウォーターが飲みたい!と思い出すには「シマービィーズ」
短くていいです。「島ぁB'z」とか、勝手に語呂合わせてしちゃうとか。
(いや、vがbになってるなんてこの際目をつぶって頂いて。)
おすすめしませんが、こっそり書いておきます。

あと、どうしても冷たくないと嫌な時は街中にあるガソリンスタンド、
マクドナルドやバーガーキングをコンビニか冷蔵庫だと思って、さっと入って
ミネラルウォーターだけ買って出る。忙しい場所だから、「こんだけしか
買わないのか?」と思われる心配も無用です。

綿毛 綿毛 綿毛

2006年05月24日 | ハンガリー(日常)
5月も半ばを過ぎれば始まるのが綿毛の季節。これが半端じゃない大きさ。
日本では綿毛といえばタンポポくらいしか知らなかったけれど、ここ
ブダペストに来て知ったのは、街路樹として何処にでも植わっている
ポプラの綿毛。

これがまさに百聞は一見にしかずで、見るともう、「見てるだけで鼻が
ムズムズしてくる」感じなのです。が、写真の下手な私には決定的な
映像が撮れないので、いつも鮮明な画像が大きく見られるSzagamiさん
「ハンガリーのブリキ箱」をご覧になって大いに驚かれてください。

ここ数日、25度前後の温かいというより暑いくらいの日和で、窓を
開けたいのに開けられず・・・。雪のように舞い飛ぶ綿毛が見えると、
それが室内を飛び回ることを考えてしまい。今日はヒンヤリと寒い
くらいの雨模様。おかげで久しぶりに安心して窓を開けて冷気を
取り込みました。まさに恵みの雨。

ちょっと待った、網戸無いの?と思った方、ええ、ありませんとも。
ほとんど全ての住宅に網戸なるものは取り付けられていません。日本と
同じどころか、それ以上に強そうな大きい蚊がいるのに。
網戸については、いずれまた話題にしたいと思っていますが。

蚊については、balladeさんの「赤・白・緑 ハンガリー」にブダペスト住人なら
「そうそうそう!」と頷いてしまう記事があるので読んで頂きたいところです。

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ここでブックマークに入れているサイト紹介:
Szagamiさんのブログは、「おお!」と膝を打ちたくなる情報満載です。
最近では「消毒」という概念をつくったひとがハンガリーに住んでいた
と教えられてびっくりしました。
また、balladeさんのブログは音楽から阪神、国際結婚にいたるまで
幅広く毎日新鮮な話題を提供して下さっています。
いつも楽しく読んでいるブログなので、思わず引用させていただきました。
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今更だけど

2006年05月21日 | ハンガリー(日常)
荒川静香さんのスケートが見たかった・・・。

日本語衛星放送(JSTV)は、NHK中心のプログラムというのは
これまでも書いてきました。さて、ニュース内のスポーツ映像ですが
放送権の都合でみせてもらえないことがしょっちゅうです。
そして、オリンピック。ダイジェスト版としてほんの一瞬見せてくれる
競技もありましたが、基本的に写真が1枚表示され、内容について
音声解説が流れるのみ。

というわけで、トリノ・オリンピックで時の人となった彼女の演技を
見たことがありません。ウェブサイトでニュース記事を見ていたら
流行語のように「イナバウアー」、そして「コレが最後!金メダルの
演技」とあって、個人的に大変残念です。

フィギュア・スケートは放送があると幾らでも見てしまうほうで、
もともと好きな競技。マニアではないので詳しくないですが、
それでも穏やかな口調と笑顔の村主章枝さんファンでした。
オリンピック出場選手となれるか、いったらどんな演技を見せて
くれるか、などと見られないのにワクワクしていたのです。
ですからメダルを逃したとはいえ、彼女の演技、見たかった。
そして、彼女を超えたという荒川さんの演技も、見たかった。

今更ですが残念すぎて。ちょっと、こぼしてしまいました。

香り付き砂糖

2006年05月20日 | ハンガリー(役立ちメモ)
唐突ですがハンガリー在住の女性は、お料理にはどんな砂糖を
お使いなんでしょう?日本食は砂糖を多用しますよね。私自身は
実家から送ってくれる三温糖をずっと愛用してきました。

それでも大量に砂糖をつかう焼き菓子作りやコーヒーなどに入れる
砂糖はもったいないから現地調達。滅多に買わないので、あんまり
知識がありません。正直な話、どれを買ってもグラニュー糖か、
お菓子用の粉砂糖といったイメージがあります。

売り場はティースプーンの絵が入ったkristály cukorというシリーズ、
かなりたくさん置かれています。ハンガリー語がサッパリ分からな
かったころ、色とりどりのパッケージに惹かれてサッと好きな色を
手にしてしまいました。実は香り付き。香りの無いものが欲しいとき
はMinőségiとあるブルーのパッケージをおすすめします。
ほかは何かというと、下記参考まで。

Minőségi 普通の(香りナシ)
Fahéjas ízesített シナモンの香り
Rumos ízesített ラムの香り
Citromos ízesített レモンの香り
Vanílias ízesített バニラの香り


リトアニア語

2006年05月19日 | ハンガリー(日常)
可愛い赤ちゃんを抱えた女性に「何ヶ月?」などと話し掛け、そのまま
少し立ち話。アメリカ人だけど、ポーランド系という御主人のために
ポーランドで出産したとか。彼女自身はベルギー系だけど、フランス語は
話せない・・・などと聞き、3ヶ月の長いまつげが可愛い坊やは何語を話す
のかしら?と思い、欧州各国言語の奥深さについて思いました。
陸続きなのに言語が違う感覚って、日本人には遠い話ですよね。

英語が早くて途中聞き落としたのですが、仕事の関係だかでリトアニアに
住むようになるのか「この子は英語と多分、ちょっとリトアニア語を
話すようになるんじゃないかしら?」と言われ、「リトアニア語って、
聞いたこと無いけど、どんな言語なの?」と尋ねると「古代サンスクリット語
に似てるの。インド・ヨーロッパ語族なんだけど」と聞いてビックリ。
「サンスクリット語?仏教では昔、みんな勉強したと思うことば。へぇぇ」と
驚いてしまいました。(私の英語がつたないので、彼女はなんで驚かれてるか
不思議だったかも・・・。)

日本人には馴染み深い仏教。その仏典をさかのぼると全て古代サンスクリット語
で書かれているんだよ、なんて高校時代の古典の老先生がおっしゃっていたのが
思い出されました。

欧州に古代サンスクリット語に似た言語があるなんて・・・、知らないことがいっぱい。
エストニアとかリトアニアとかアルメニアとかラトビアとかクロアチアとか、
最後が「ア」で終わる国はたくさんあって、全部ロシア系か?と勝手に思って
いましたが、それぞれどんな言葉や文化なんだろう?と突如興味がわいた日と
なりました。


ヘアケア

2006年05月05日 | ハンガリー語
シャンプーやリンスなど商品棚にはギッシリとタイプ別に並んでいるし、
ヘアケアに興味はあるけど、どれがどれだか分からない。

そこで、以前サンプルにもらった健康雑誌にヘアケア特集を発見。
髪にまつわる単語を少し勉強できたので参考までにまとめておきます。

関係ないですが、今回これを英和で調べて初めてフケをなんというのか
知りました。学校じゃ習わないし、思い出しもしない日本語でした・・・。

さて、ハンガリー語。
悩み別に買い求めるとして、これらの単語を手がかりにシャンプーボトル
の裏を見て研究してみてください。ちなみにタイプはtípusといいます。

festett カラーリングした
száraz 乾いた(パサつく)
zsíros オイリーな
igénybevétel 傷んだ
tincs, hajtincs もじゃもじゃの髪
töredezett まとまりの無い
fakó くすんだ、つやの無い
fejbőr 頭皮
korpás フケのある
regeneráló 再生する
haj erősítő 髪を強くする
hajápoló 洗い流さないトリートメント(シャンプー後に髪に馴染ませ、ドライヤーの
熱から髪を守り、絡まりを防ぐ)

写真説明(商品紹介ページから)
左:ドラッグストアdm製
Reell’e regeneráló hajápoló spray hajszárításhoz 879Ft
(ドライヤーの熱で髪の再生を促すタイプのヘアケア剤)
右:ロレアル製
Kerastase Noctocalm éjszakai hajápoló serum, 5800Ft
(寝る前に髪につけて潤いを戻すタイプのヘアケア剤)

注:商品名のアクセント表記、幾つか入力不能でしたごめんなさい。



あったらいいのにと思う店

2006年05月03日 | ハンガリー(日常)
THE BODY SHOP。
お店の理念が、髪や肌や手足をいたわる商品で、身近に揃えられ、
さらに減量は産地直接買い付けだから世界にある貧困地区を搾取
から守れますと謳われてるだけに、つい購買欲をそそられてしまい、
日本に居たときから好きでした。

なんといっても、グリーンで統一された落ち着いた内装、フルーツ
をはじめとした香りがいっぱいに漂ってポップなカラーが広がる
世界は女性でなくともウキウキしてしまうような世界があります。
当然ですが店構えや品ものの並べ方、御馴染みの商品の色や香り
など、日本のお店と全く同じで入ると妙に落ち着きます。

さて、このボディショップ、隣国オーストリアに5軒、ルーマニアに
ブカレストだけで4軒も出店している。貧困地区の産業を育てる直接
買い付けにルーマニア産のものがあるためだろうけど、実に羨ましい。

ウィーンにはTHE BODY SHOPがあるばかりでなく、ブダペスト
からウィーンに向かう高速道路沿いで国境を越えてしばらく走ると
現れるアウトレットモールにも店があり、シーズンが終って在庫と
して残った分を放出しているのか、お得な価格で定番商品も購入
可能!

ちなみに私のお気に入りは、ヘアケア商品で乾いた髪の絡まりを
防いでブルーベリーに似た良い香りのBilberry Leave-In Detangler、
洗い流さないヘアートリートメントでシャンプー後につかう
Amlika Leave-In Conditioner。それとフットケアではPeppermint
Cooling Pumice Foot Scrub、ペパーミントのヒヤヒヤ感が気持ち良い
軽石の粉末入スクラブ剤。これで洗うと足の裏がフンワリ柔らかく
なって心地良い。これからの季節は男女共に爽快感にハマれます。
これらは日本でもオーストリアなどの店舗でも定番品なので切らさず
愛用しています。

が、書きながらますますハンガリーにもあったらなぁと思う今日この頃。

参考:日本のボディショップのHPから
フットスクラブの紹介

ちょっとカタイ話ですが

2006年05月01日 | ハンガリー(日常)
チェルノブイリ原発事故から20年ということで。

日本人は原爆の恐ろしさについて、割と小さい頃から漫画・アニメ・
教科書やドラマ・映画でと様々な形で詳細について見聞きしているので
いったん放射能で汚染された農地を再生するなんて話を聞くと驚くと
思うのですが・・・。

クローズアップ現代で事故から20年の周辺取材を見て知ったのです。
途中で専門家が「ほんとうに農地再生なんて考えられるのは少なくとも
事故後60年くらいたたないとムリだろう」といった主旨の発言をして
いたけれど恐ろしかった。

農地再生を国家プロジェクトとしてベラルーシで、汚染地区へ報酬を
弾むと農民を呼び戻し住まわせて作物を作らせているという。まず汚染
された土地には作物を植えるとセシウムという放射能物質を吸い込んで
しまうため、それより先に吸収されるカリウムを農地に大量散布。その後で
植付けをすればセシウムの吸収を少なくすることができる。収穫物は牛に
食べさせる。牛から採れた牛乳は既に国の安全基準に近いところまでこぎ
つけ、そこで働く人たちの身体に放射能の影響がおきないのか、本当に
安全といえるのかなど問題は山積みなのに政府は気を良くしているとか。

やはりNHKのニュースの時論・公論という解説によれば、日本の場合、
外部被爆(爆弾という形)だったのに比べ、チェルノブイリのは内部被爆
(汚染された食物の摂取によって少しずつ進む)であり、甲状腺がんや
白血病といった汚染地区の住民に多い病気との因果関係も医学的に良く
分かっていないそうだ。チェルノブイリ事故の被害者として計上する死者
を判定する基準もなく、発表される数字は推定値に過ぎないとか。

いずれにしても目に見えない放射能の怖さを肌身に染みて分かっていない
のだなぁと思わずにはいられなかった。そうはいっても、日本でも原発は
増えるばかり。最後に残った物質を始末する方法が見つかっていないのに
燃料として使い、地下に埋めてよしとし地域住民には安全だと言っている
わけで。他国の農地再生プロジェクトを笑うことは出来ないのかなぁ。

地球に生命に害の無い夢のようなエネルギーが見つかればいいのに・・・
と思った今日この頃なのでした。