現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

児童文学における兄弟姉妹

2016-08-14 16:10:41 | 考察
 児童文学において、赤ちゃんが産まれる前後の上の子の反応を描くのは、アンドレ・リシュタンベルジェの「トロットの妹」以来の定番です。
 赤ちゃんに嫉妬したり、逆に急にいいおにいちゃん(おねえちゃん)になったり、妊娠したり出産したりした母親やたよりない父親に対して急に小さなママになったりと、もうすでにさまざまなパターンが描かれてしまっています。
 これからこのことをモチーフに作品を描く場合は、主人公あるいはその周辺の人々についてどのようなドラマを作り上げるかが肝心です。

世界児童文学ノート (てらいんくの評論)
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てらいんく
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