現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

児童文学におけるA Boy Meets A Girl

2016-08-15 09:45:20 | 考察
 児童文学において、男の子と女の子の恋愛感情(初恋の場合が多い)は、重要なモチーフです。
 特に、女性向け(大人も含めて)のエンターテインメントが主流になっている現在の児童文学では、非常に多くの作品が書かれています。
 ところが、ほとんどの作品が男の子と女の子が出会うまで、あるいは出会う部分はていねいに書かれているのですが、その後の展開が十分でなく、尻すぼみに終わることが多いようです。
 物語(特に短編)構造の基本である起承転結のうち起の部分のみ、せいぜい起承までしか十分に書かれていないのです。
 ここでは、基本に立ち返って、起承転結のはっきりした物語作りをするべきでしょう。

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