もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

娘の住む町で

2009-08-18 13:42:26 | Weblog
 15日、長女の住む千葉県北部は2度目の訪問。

 姉ヶ崎・木更津・富津にかけての京葉公害地帯があり、館山にかけての自然にひかれてよく行ったけれど、千葉市から北には行かなかった。
 それというのは、研究会での千葉からの発表は、いつも官製よりで住民の立場からのものが極端に少なかった。公害地帯や鴨川からとは大きく違っていた。という偏見的なものがあったからだ。

 15日の夜は、娘の母親の具合が良くないということで、我々は新潟へ行くからといとまごいをした。
 少し行くと、小さな川に無数の灯篭がじぐざぐに張り巡らしてある。
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 こんなお盆の行事は初めてだ。
 そういえば途中、子どもたちが小さな提灯(ほうずき提灯)を持って歩いていたな。

 夜も10時を過ぎていたので、利根川の土手に空き地を探して慣れた車中泊にしようとたが見つけられず、50キロ離れた道の駅を目ざすことにしてターンをする。
 ところが川どもの道とて一回で切れず。切り直しをしようとバックしたら「ぶつかったよ!」と女房の声。慌てず前進したら、ザーザーと引きずる音?<emoji code="a008" />
 降りて見ると、スペアータイヤを乗せる金具が曲がってタイヤが落ちていたのだ。
 金具は幸い引っ掛けられたので、座席の脇にタイヤを乗せる。これだとガソリンスタンドで直せそうだ<emoji code="a009" />。

 では、コンビニで朝食を仕入れようと利根川の橋を渡る。と、間もなくセブンイレブン。
 購入ついでに、近くに広場がないかと訊くとここの駐車場でもいいと言う。
 それはありがたいと、ここに泊まる。広い駐車場だ。
 目を覚ますと大型トラックも泊まっていた。

 朝食を済ませて、利根川に引き返す。
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 河口に近いせいもあって川幅が広い。阿武隈川より、ずっと広い。
 水郷の一角なのだろう、水田が広がる。
 対岸には、車が入る河川敷が広がっていた。ざんねん。
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 少し離れて煙を吐く3本の煙突<emoji code="a004" />工場地帯だ。

 水辺に人が集まっている。スポーツセンターの入り口。
 流れに沿って入ると、
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 ボートの競艇場。ポプラの影が趣を沿える。
 
 それからしばらく利根川の土手沿いに下り、香取神宮を見学する。
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 ここにも長い歴史と文化があった。
 
 娘が住むことになった香取市はとにかく不便な所だという印象が強かったが、こうして少し垣間見ることによって身近に感じるようになったようだ。
 先入観は怖い。そこに住む人たちまでも偏った目で見てしまうことになりかねない。
 おお怖い!<emoji code="a006" />気をつけよう 気をつけよう。
 
 娘も自分が住む町に足をしっかりつけて、そちらの家族と共に子育てにがんばってもらいたいと思いながら千葉を去った。
 子どもたちは素直に育っていた<emoji code="a009" />

○ツクツクボウシの声 ○落石

2009-08-17 20:07:49 | Weblog
 ○ツクツクボウシの声 
 我が家の周辺でもツクツクボウシが鳴いている。
 昨日は常磐道のSAの数箇所で耳にしていたが、こちらでも「つくつくーし つくつくーし・・・」と鳴いてけれると嬉しくなる。まるで、自分のツクツクボウシのようは気になる。
 セミの声って古里意識を養うもの、演出するものかもしれない。

 ○落石 
 午後、ツクツクボウシの声を聞きながら、息子と九二一つあんの工房へ向かった。
 うす曇で、旅の途中のような暑さはなく快適。
 ところが、山間のここから狭くなるという所へ来ると?
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 ???・・・なんだ?!<emoji code="a006" />
 車を降りて見ると、これは大変だ。
 落石注意の看板が経っている所。

 そこへ1台の軽トラが。2人のおじさんが降りてきて「ここは崩れると思っていたんだ。役場さ連絡すっぺ。」と戻っていった。
 小生は、珍しく“ケイタイ”を携帯していたが、役場の番号を思い出せなかったので女房経由で連絡をさせる。
 
 写真を撮っていると、バイクのじいちゃんがやってくる。
 腕時計を見ながら「40分前に下るときには何ともなかったけどな・・・」と言う。
 ということは、ついさっき崩れたのだ。
 「巻き込まれた人がいなくてよかったなあ」と言って上って行った。

 ここの崖は“角れき凝灰岩”が4・5mの厚さで柔らかい地層の上に乗っかっている感じで、70度以上の斜角。
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 凍結と雨水の浸入の繰り返しを長年やっていると、事故とつながるかもしれない。
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 動かせる岩を少しずらして工房へ行ったが、九二一つあんは、昼から仙台へ行って留守だった。ざんねん<emoji code="a004" />

1泊2日の旅終わる

2009-08-16 22:17:38 | Weblog
 今回の旅は、先ほど午後8時に帰り着いて終わった。
 昨日は予想に違わず、渋滞につぐ渋滞。
 午前10時に出発して娘の所、千葉県小見川町に着いたのは午後8時。
 350km走るのに役10時間かかったことになる。
 分かっていたことだから避けたかったのだけど、次女の癒合に合わせざるをえなかったのだ。ほんとに大変だった。

 今日は朝6時から利根川の河口域まで下り、香取神社を見学して新潟の日本海側まで走り、初めて村上氏を捕って山形市を経由して笹谷トンネル(3,385mをくぐって帰り着き約1、050kmの旅を終わったのだ。

これから旅に出る

2009-08-15 09:24:50 | Weblog
 昨夜の星空は美しかった。
 今日は今から(9時半)長女の出産祝いに千葉まで出かける。
 東北道は渋滞がひどいようだから、到着するのは夕方か?

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 このハスの花は、亘理町の国道4号線わきにあるため池のもの。
 今年は、盛りを過ぎていた。

夏の浜辺で

2009-08-14 21:25:12 | Weblog
 昼からのこと。
 息子が浜に行きたいとうなずくのでと浜の畑に行った。
 この前草を刈った所は、もう元に戻っていた。

 少し草を刈って、石浜へ。
 座礁した石炭運搬船の「ジャーン号」の作業は、この前から進んでいなかった。
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 近づくと、砂の上に黒い塊りが点々と落ちている。
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 石炭だ。佐賀県唐津の松原の浜で見た黒いダイヤモンドと似ている。
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 ジェーン号がこの石炭を運んでいく先は、煙突の見える“相馬火力発電所”だった。

 浜では恋人たちがそぞろ歩き、
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 近くでは、釣り人が晩飯のおかずを狙っていた。
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 今夜は、磯地区の盆踊り大会。
 青年たちがやぐらの準備に追われていた。

 太平洋の向こうはアメリカだ。。。 
 
 

お盆の13日に・・・

2009-08-14 13:43:28 | Weblog
 やっと夏が来た。
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 夏空の青に白雲が浮かび蝉の合唱。
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 田んぼの稲も喜んでいる。

 昨日からお盆。
 毎年お盆の13日には、坊さんではないけれど、友人・知人で亡くなった人たちの線香あげに回っていたが、だんだん大変になってきた。いずれ続けるわけにはいかなくなる。

 それで区切りをつけ、小生と係わった10代半ばから20台前半の、自死ししてしまった5人の若者たちだけにした。

 一人目のR君の家では、弟夫婦が幼子二人を連れて里帰り。
 生後7ヶ月の孫を抱いたお父さん、すっかり落ち着いてきた感じ。一安心。
 
 二人目のT君の家ではお父さんと姉がいたが、去年のこととてまだ落ち着かず、仏壇まで通されなかった。
 こんな家ではないのだけれど?何かがあっているのだろう。世間話をしてサル。

 三人目は女性。訪問したら玄関には鍵がかかっていて誰もいない様子。
 体が弱ったお母さんが、いつも顔を出しておられたのに。
 民生委員のKさんを訪ねて訊くと、施設に入っておられるとのこと。

 4人目はM君。お父さんとばあちゃんがニコニコと出迎えてくれた。
 ばあちゃんは、腰を伸ばして洗濯物を取り込んでいた。
 洗濯物の中からこっちを見て、「いっぱい咲いたよ。ほれそこそこ・・・」と叫ぶ。
 実は、去年の春ハスの苗をさし上げたのだ。
 ばあちゃんは迷惑がっていたけれど、押し付けた。
 それで、ひょっとしたら枯れてしまったかと心配していたのだったけど、よかった!<emoji code="a001" />
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 こんなに立派な蕾が数個も!もうちってしまったのもいくつかあるとのこと。よかった!
 当時M訓は中2になったばかりだった。原因はいじめだと思われたがふめいにされたまま。
 家族のショックは大きかった。特にお父さんが受けた打撃はそれは大変だった。
 遺影を飾れたのは、3年たってから。それから、やっと話を交わすようになったのだった。
 もう7回忌は過ぎた。
  帰りしな、お父さんが栽培したでかいスイカを畑からもいできてくれた。
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 息子が喜んで抱えてくれた。

 5人目は2児のお母さん。年老いたご両親が形ばかりの仏壇に守っておられる。
 いつも庭や畑の花をいっぱいに飾って・・・もう15年はとうに過ぎた。
  
 こうして見てくると苦しみ悩むことを、時間が癒してくれるのか・・・
 他人事ではない。我がこととして、信頼しあえる世の中に・・・ああ、こんな決まりきったことを言ってもカビが生えるだけか・・・
 
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 帰り、西の空に大きな虹が・・・ (久しぶり。去年の秋以来)
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 そして雲が燃えた。

お盆の入り

2009-08-13 22:41:28 | Weblog
 ○今日からお盆。
 次女が帰ってくるので、ダウン症の息子と田沢の湧き水を汲みに行った。
 ここの水は阿武隈山地から湧き出る水で、癖のない柔らかい水だ。
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 脇にはお地蔵さんがまつられている。
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 息子は手を伸ばしてボトルに汲んで得意そうにしていた。

 ○我が家の「シマコブ」、今朝まで昨日のミンミンゼミにしゃぶりついていた。
 昼前に満足したのか、やっと巣の下に落とした。
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 ミンミンゼミはかさかさに軽くなっていた。

とうきびが倒れた!

2009-08-12 21:14:33 | Weblog
 うす日が差したが、夏の終わりのような涼しさだ。
 
 先日の台風9号の影響を受けた集中豪雨のときに、雄花が出始めた我が家のトウキビ(トウモロコシ)のほとんどが倒れてしまった。
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 南風が吹いたようだ。
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 まるで熊さんに荒らされたようだ。
 一番の要因は、根張りが悪かったからだと思う。

 でも、倒れても頭をもたげて元気そうなので起こすことにした。
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 一本一本根元に土を盛って固めて立てた。
 しかしこれでは、ちょっとした風でまた倒れてしまうので、棒を立てて紐で囲ったのだ。 
 せっかくここまで育ったのだから、なんとかものにしたいもの。

 うまくいったら、ハクビシンのご馳走になるかも知れないが、それもよしとしよう。

 トウキビの葉の下から、大きく育ったキュウリがころころ。
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 カッパが喜びそうだ。

我が家の「シマコブ」大物を捕まえる!

2009-08-12 13:58:45 | Weblog
 今朝、我が愛しの「シマコブ(コガネグモ)」、網に大物を捕まえていた。
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 ミンミンゼミだ。
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 獲物を巻き取る糸が足りなくなったのか、体が透けて見える。
 しばらくすると、
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 獲物からはまれ、一休み?
 戻ってくると首ねっこにかみつき離れなくなった。
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 彼女にとっては、またとないご馳走になったことだろう。

 さて、この「シマコブ」の“くも合戦”の様子を7月20日の熊本日日新聞が伝えていた。
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 “くも合戦”は何といっても鹿児島だが、熊本では男の子たちの夏の楽しみだった。
 
 棒の両端から対戦相手を這わせ、ゆっくり近づかせると勝負は一瞬。
 尻から繰り出される太い糸が相手をグルグル撒きにしかみつく。
 負けて方はぐったり。
 そこで棒から離し、小生は撒かれた糸を外して持ち帰り庭の隅に置いてやった。
 でも、アリのえさになったりして、たいていは復活できなかったように思う。

夏の光がこいしいよォ!

2009-08-10 20:00:43 | Weblog
 先ほどのアマガエル。
 部屋の中だとひからびると思って外へ出してやったら、
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 しばらくしてガラス戸と網戸の間に入っていた。
 流しの所に行ったら、
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 ここにも小ぶりのがいた。
 22℃と気温が上がらず、冷たい雨が風に吹き付けるので避難していたのだろう。
 
 セミたちは、ミンミンとアブラとヒグラシが力なく鳴いていた。
 
 ところが! 
 あの大事にしていた「シマコブ(こがねぐも)」がいない!
 巣も、跡形もない!
 どうしたのだ?未明の豪雨で、叩き落されたのか?
 それとも、アマガエルのように草の葉や木の葉の陰に避難しているのか?
 なんとか生き延びていてもらいたい。

 夏の光が恋しいよォ!!!