もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

夏の浜辺で

2009-08-14 21:25:12 | Weblog
 昼からのこと。
 息子が浜に行きたいとうなずくのでと浜の畑に行った。
 この前草を刈った所は、もう元に戻っていた。

 少し草を刈って、石浜へ。
 座礁した石炭運搬船の「ジャーン号」の作業は、この前から進んでいなかった。
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 近づくと、砂の上に黒い塊りが点々と落ちている。
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 石炭だ。佐賀県唐津の松原の浜で見た黒いダイヤモンドと似ている。
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 ジェーン号がこの石炭を運んでいく先は、煙突の見える“相馬火力発電所”だった。

 浜では恋人たちがそぞろ歩き、
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 近くでは、釣り人が晩飯のおかずを狙っていた。
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 今夜は、磯地区の盆踊り大会。
 青年たちがやぐらの準備に追われていた。

 太平洋の向こうはアメリカだ。。。 
 
 

お盆の13日に・・・

2009-08-14 13:43:28 | Weblog
 やっと夏が来た。
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 夏空の青に白雲が浮かび蝉の合唱。
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 田んぼの稲も喜んでいる。

 昨日からお盆。
 毎年お盆の13日には、坊さんではないけれど、友人・知人で亡くなった人たちの線香あげに回っていたが、だんだん大変になってきた。いずれ続けるわけにはいかなくなる。

 それで区切りをつけ、小生と係わった10代半ばから20台前半の、自死ししてしまった5人の若者たちだけにした。

 一人目のR君の家では、弟夫婦が幼子二人を連れて里帰り。
 生後7ヶ月の孫を抱いたお父さん、すっかり落ち着いてきた感じ。一安心。
 
 二人目のT君の家ではお父さんと姉がいたが、去年のこととてまだ落ち着かず、仏壇まで通されなかった。
 こんな家ではないのだけれど?何かがあっているのだろう。世間話をしてサル。

 三人目は女性。訪問したら玄関には鍵がかかっていて誰もいない様子。
 体が弱ったお母さんが、いつも顔を出しておられたのに。
 民生委員のKさんを訪ねて訊くと、施設に入っておられるとのこと。

 4人目はM君。お父さんとばあちゃんがニコニコと出迎えてくれた。
 ばあちゃんは、腰を伸ばして洗濯物を取り込んでいた。
 洗濯物の中からこっちを見て、「いっぱい咲いたよ。ほれそこそこ・・・」と叫ぶ。
 実は、去年の春ハスの苗をさし上げたのだ。
 ばあちゃんは迷惑がっていたけれど、押し付けた。
 それで、ひょっとしたら枯れてしまったかと心配していたのだったけど、よかった!<emoji code="a001" />
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 こんなに立派な蕾が数個も!もうちってしまったのもいくつかあるとのこと。よかった!
 当時M訓は中2になったばかりだった。原因はいじめだと思われたがふめいにされたまま。
 家族のショックは大きかった。特にお父さんが受けた打撃はそれは大変だった。
 遺影を飾れたのは、3年たってから。それから、やっと話を交わすようになったのだった。
 もう7回忌は過ぎた。
  帰りしな、お父さんが栽培したでかいスイカを畑からもいできてくれた。
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 息子が喜んで抱えてくれた。

 5人目は2児のお母さん。年老いたご両親が形ばかりの仏壇に守っておられる。
 いつも庭や畑の花をいっぱいに飾って・・・もう15年はとうに過ぎた。
  
 こうして見てくると苦しみ悩むことを、時間が癒してくれるのか・・・
 他人事ではない。我がこととして、信頼しあえる世の中に・・・ああ、こんな決まりきったことを言ってもカビが生えるだけか・・・
 
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 帰り、西の空に大きな虹が・・・ (久しぶり。去年の秋以来)
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 そして雲が燃えた。