もっこす亭の生きざま日誌

 「自然と人・人と人」の“いいかげん・いいあんばい”な生き方を求めています。

サギの越冬

2009-12-15 20:05:21 | Weblog
 今年もサギが越冬を始めた。
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 我が家の前の五間堀にいつもいっしょにいる3羽。
 チュウサギ、コサギ、アオサギと3羽とも別々の種類。
 いつもいっしょ。仲がいい。

小川三夫「不揃いの木を組む」から(4)

2009-12-15 12:24:58 | Weblog
 昨夜、ミスってしまった「不揃いの木を組む」の続き。

 昨日のところから。
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 「生活のようす」
 みんな大部屋暮らし・・・自己中心では仕事はできない。
  優しさと思いやりがなければ、長い時間いっしょにいることはできない。
 言葉はいらなくなる。
  失敗するところが分かっているところだけは、言ってやる。
 木の育ち・・・傾いた木を正すには“抜き枝”をする
  ・“抜き枝”をするには、その木を知らないとどれが“抜き枝”か分からない。
  ・いっしょに生活していないと、弟子のどこが“抜き枝”か分からない。
  ・人も同じ、家庭では母親(親)が一番分かる。

 「宮大工について」
 宮大工の歴史
  ・聖徳太子が百済から呼んだ二人の僧侶から始まる・・・飛鳥寺
  ・寺社番匠(ばんしょう)→社番匠→宮大工になったと。
 宮大工と家大工の違い
  ・宮大工は大木を使う
  ・家大工は施主の注文に気をつかうが、宮大工の主人は神様だから何も言われないので楽?
 工具の発達
  ・たて引き鋸ができて、建物に装飾が加わるようになった。
  ・“手道具”で職人が育った・・・ここから始まらないと上達しない。
  ・刃物が切れると、いい加減な仕事はしない。
  ・電気道具だけでは80%の仕事しかできない。
 「ものづくり」には“執念”がいる
  ・それは本人が感じ取ること。指導したり教えたりすることではない。
  ・日常の生活がつらければ(厳しければ)身についてくる。
  ・工作の物作りではない。
 喜んでもらえればいい
  ・いいものは、いつもあとまで残るもの。
  ・今は早さが問われる問われる・・・そこでは“いいもの”はできない。
 あとに残る“もの”をつくる
  ・古代から伝わる「手や身体の記憶」を受け継いできた。
  ・下手はへたなりに一生懸命、うそ偽りのない“もの”を残す。
  ・後世になって、必ずそれを読み解いてくれる人がでてくる。こうして伝統として受け継がれる。
 弟子たちのこと
  ・暇があれば“研ぎ”をしている。
 20数年で一度だけの鉋屑(かんなくず)
  ・弟子入りして1年後、西岡棟梁に透けて見える“棟梁の鉋屑”を見せてもらった。
 切れる刃物は、うそをつかない
  ・せんじて せんじて せんじつめれば、最後は“勘”。
  ・ちょっとしたことに気づくこと。
 大工の大事な資質
  ・木を山から現場まで運べたら、建物はできたも同然
  ・運ぶ苦労、工夫があれば、刻んで組み立てることはわけのないこと。
  ・自分の技能の枠で考えるだけではだめ。頭が悪いとできない。
  ・目に見えない感覚とか勘に優れていないとなれない。
 真っ平らには二つある
  ・錯覚を矯正して真っ平らに見せる。
 三角定規の直角は信じない
  ・水平と垂直があればいい。
 
 ※ 長くなったので(4)に続く。