やっと観ました、戦場のメリークリスマス。
なんでしょうねぇ~ラストにやっぱり泣いてしまう。。。
ジャワ島の捕虜収容所で起こる男たちの友情と愛情と何か分からないけどいー話!!(笑)
大島渚の世界観が見事に映像化されているので、ある意味、思想的っていうか文学的っていうか・・・
正直、見事な男の世界です。
よく言われるのがホモセクシャルな作品という事なんですが。
それぞれに美しい男たちという事、中身も外見も独特の美学で撮っているので、嫌悪感はありません(笑)
まぁ戦争には正義も悪もなくて、それぞれが戦争の犠牲者なんでしょうね。
時代が悪かったとでも言うのか、ラストの原軍曹が「軍兵として皆同じ事をしてきた・・・」との言葉。
自分がやってきたことは特別でもなんでもないのですと言っている。
「昨日の敵は今日の友」と言う言葉を思う、支配している人間が、明日に捕虜になるっていう戦争の残酷さ。。。
無常ですね・・・
ラストのあのセリフの真意はなんなのだろうか・・・
劇中では原軍曹はお経を読める仏教徒のはずなのだが、戦後にキリスト教に改心したって事?
それでローレンスに助けて欲しいと言ったのだろうか、助かることがないと分かっているのに、凄く悲しいです。