2010年の日本アカデミー最優秀作品賞受賞の本作品を観て見ました。
衝撃的と言えば衝撃的で、最優秀作品賞を獲るって事が異質っていうか・・・
正直に言えば、本家アカデミー賞で「羊たちの沈黙」が最優秀作品賞を獲った時みたいな意外な感じ。。。
森口先生の突然の「告白」で始まる復讐劇なのだけれど、もうどう考えてもこの時の森口先生は正常な精神状態ではない・・・
少年法で守られているから私が独自に罰を与えるって事でしょうか。しかも自分では直接に手を下さないで精神的に追い詰めるってのは
もう教師としては失格です(笑)気持ちは分からなくもないが、何かを学び教える立場としてはアウトな人間・・って思っていたら。
最後に人間として、教師として更生の道を示すってのは予想外な展開。。。。
でもね、命の大切さを教えるっていうやり方がなんとも意味深で腑に落ちないラストはどうなんでしょう・・・?
どこまでが現実で、どこまでが虚言なのでしょうか?
これは子供も大人も嘘の世界を作り上げて、自分の都合のいい世界の中で生きている物語だと思う。
だからとても醜い世界を表現しているので、観た人にあなたはどうですか?って言う問いかける作品なのかな。
エンターテインメントではあるけれど、かない暗くて鬱になりそうな作品でした(笑)