以前はテレビでサッカー中継がある時は19時からキックオフするのが普通でした。
でも最近は15分や20分ずらして試合が始まるようになっている。
これはテレビの視聴率や競技の普及と大いに関係しているそうです。
このシステムを考えた人は著者の平田竹男氏。
この平田氏は元サッカー協会専務理事で
主に日本代表のマッチメーク(外交)を担当した人物。
私なんかJリーグには興味が無いけど日本代表となると
まぁ普通に応援してしまうにわかファンではありますが・・・
私のような一般人のファンからすると日本代表の試合は面白ければいいだけなので
どの国と試合しようが関係なく見ていますが、この本に書かれている内容は
そのマッチメークの駆け引きと外交術・・・
うん、たぶんこれはビジネスマンの交渉術と通ずるものがあると思う。
国際試合には金が動くし経費がかかる。
なによりもスケジュールの把握と調整の難しさ。
その難しさは日本側のリーグと相手側のリーグの調整だったり
交通費、移動距離、放映権料など
その全てがいかにして自国の代表が有利に働くかの外交交渉。
まぁ全てビジネスなので利益がでるように動くのはどの会社も同じなのですが・・・
この本読むとサッカーの国際試合が始まる前から
外交交渉の戦争が始まっているのがよく分かります。
サッカーの裏舞台を知るには面白い本でした。