閻魔の世直し: 善人長屋

	閻魔の世直し: 善人長屋
	西條 奈加
	新潮社

『正義を騙った殺しを許すな! 裏の手管で悪を討つ「善人長屋」ふたたび。表は堅気のお人好し、裏は差配も店子も悪党が揃う「善人長屋」。天誅を気取り、裏街道の頭衆を血祭りに上げる「閻魔組」の暗躍は、他人事として見過ごせない。長屋を探る同心の目を潜り、裏稼業の技を尽くした探索は、奴らの正体を暴けるか。中山義秀賞受賞で注目の気鋭がおくる、待望のシリーズ第二弾。書下ろし長編! 』


シリーズがずいぶん進んだ頃にこういう話を持ってくるのだったらまだしも、表は善人、裏では悪人の様子を活写できないでいるうちに（前作でもあまり上手くいっていたとは言えない）２作目でこれでは読者は置いてきぼりだろう。
実に読み難かった。
西條さん、ゴメスは面白かったんだけどなぁ。