『いま、イチオシの世界の本屋さんを質の高い写真を豊富に使って紹介するビジュアル解説書。
紹介するのは、建築、インテリアはもちろん、格式や先進性、業態のユニークさ、
本の品ぞろえ、オーナーの懐の深さまで、オンリー・ワンの特徴を兼ね備えたお店ばかりです。
お店の歴史や書店を始めるきっかけ、取り扱う分野や、経営ポリシーなどを語るオーナーや店長インタビューと、
本屋で働く心構えや、お客さんとの接し方、プロとしての勉強方法、仕事のやりがい、将来の夢などを語る書店員インタビューの2本立て。
本好き、本屋好きなら一度は訪れてみたい!
こんなすてきな書店なら、いつか自分でもやってみたい!
と思うこと、まちがいなしです。
●目次
オランダ アムステルダム
○メンド
○アメリカン・ブックセンター
○ナイホフ&リー
マーストリヒト
○セレクシス・ドミニカネン
ベルギー ブリュッセル
○ クック&ブック
○ トロピスム書店
○ ブリューゼル
○ パッサ・ポルタ
イギリス ロンドン
○ マグマ
○ タッシェン・ロンドン
○ ロンドン・レビュー・ブックショップ
○ ドーント・ブックス・マリルボーン
○ ヘンリー・サザラン
イタリア ローマ
○ メル・ブックストア
○ パラッツォ・ロベルティ書店
○ カフェ・レッテラリオ・ローマ
○ ビブリ
○ アリオン・エスポジツィオーニ書店
イタリア ミラノ
○ トリエンナーレ・ブックストア
○ デザイン・ライブラリー
バッサーノ・デル・グラッパ
○ パラッツォ・ロベルティ書店
レッジオ・エリミア
○ アラルコ書店
アメリカ ニューヨーク(マンハッタン)
○ アイドルワイルド・ブッスク
○ マクナリー・ジャクソン・ブックス
○ リッツォーリ・ブックストア
アメリカ ニューヨーク(ブルックリン)
○ グリーンライト・ブックストア
○ パワーハウス・アリーナ
フランス パリ
○ パレ・ド・トーキョー書店
○ ル・メルル・モケール サンキャトル店
○ フロランス・ロエヴィ - ブックス・バイ・アーティスツ
○ ラ・ベル・オルタンス
○ リブレリ・デ・ジャルダン
○ オー・エフ・エール
○ ジュソーム書店 』
こういう本を一般読者向けに売ろうとするならば、日本と大きく異なった形態で、ビジュアル的に美しい本屋を選ぶしかないわけで、そういう意味ではたいへん面白い。
ただ、観光とかヒマつぶしとして訪れるのではなく、欲しい本を探しに行く等の実用向けにはどうなんだろう。
そして、営業的にはどうなんだろう。
疑問を感じなくもない。
まあ、そういうことを言うのは無粋というものだろう。
夢は夢。
私自身は日本語で日本で出版された本を読めればいいので、書籍のデジタル化を急ぐ意味がわからなかったのだけど、他言語の本を読みたい場合、または外国で自国語の本を読みたい場合輸送には時間がかかるので、デジタル化された本を読むということに意義が見出されるのだろうということに、オンデマンド印刷のサービスを行っている本屋がけっこうあることで気づかされた。
オンデマンド印刷の機会をエスプレッソ・ブック・マシーン(EBM)と言うらしい。
なんか楽しい。