『領民には村の存亡がかかっていた。織田勢は今川の大軍の侵入に浮足立っていた。その渦中に居合わせた金峯山寺の修験僧―天地の気を読むその男は、秘策を携えて清洲城に忍び入った。後は信長の器量次第だった。規矩術を駆使し、日に夜を継いでの突貫工事。死中に活を得た信長は、電撃的勝利の瞬間から覇王へと変身を開始した…。安易な通説を打破し、秘境を踏破した足とサバイバル知識で組み上げた、驚天動地の時代小説。 』
もう少しスケールの大きな話を予想したのだが、覚應がスーパーである理由づけが乏しく、桶狭間がこんな闘いであったのかとがっかりするものがある。