読んだ本の数:22
読んだページ数:7938
誰か―Somebody (文春文庫)の感想
いまさらだがシリーズ1作目、積読から読了。ページターナーとして秀逸ではあるが読んだ後モヤモヤ。今となっては読者はこれがシリーズになっていると知っているが、知らずに読んでいたらもっとモヤモヤしていただろう。さて、積読にはシリーズ4しか見つけられていないのだが2と3はあるのかないのか(・・;)
読了日:12月30日 著者:宮部 みゆき
三人孫市 (中公文庫)の感想
雑賀孫市というよく知られているようで実はわからない人物を描こうとするのだが、時代背景等興味深かったが、三兄弟の相克の理由づけも合戦の様子も微妙で物語としてはいただけなかった。資料の少ない中なかなか想像&創造するのも難しいものだ。
読了日:12月29日 著者:谷津 矢車
変わり朝顔 船宿たき川捕り物暦 (祥伝社文庫)の感想
たまたま新刊で目について購入。2004年初版の文庫化だったようで、著者初の時代小説だったそうだが、時代小説のここがおかしいという力瘤が妙にほほえましい。2作目が出ているようだが、古書価がバカ高いがそのうち文庫化されるものと思われ。
読了日:12月28日 著者:樋口有介
大塩平八郎の逆襲 浮世奉行と三悪人 (集英社文庫)の感想
なぜか強引にシリーズ終了。ここまで大きくすると荒唐無稽さが際立ってちょっと・・・。大塩平八郎によほどの思い入れがあるのだろうと思わざるを得ないが、さて。初期の浮世奉行と三悪人の設定は好きだった。
読了日:12月27日 著者:田中 啓文
巡査さん、事件ですよ (コージーブックス)の感想
ウェールズ🏴はもちろんUK🇬🇧を構成する一国ではあるけれどスコットランド🏴に比べて従順に見えるけれど本当のところはどうなのだろうと読んでみた次第。そういう意味ではなるほどだったが、ミステリーとしては主人公に関心が持てずシリーズを読む気が起きなかった。事件の捜査には強引に進むくせに女性陣には優柔不断ってどうよ。
読了日:12月25日 著者:リース・ボウエン
夢窓(むそう)の感想
先日天龍寺に行ったので、積読の山の底から見つけ出してやっと読了。開山の夢窓国師を知りたかったのだが、本書それに留まらず南北朝の時代=(帯によれば)太平記×禅の時代を詳細に描く。京都に行くと禅寺に行き当たることが多いのだが、相互の関係等興味深かった。
読了日:12月23日 著者:服部 真澄
御簾の下からこぼれ出る装束: 王朝物語絵と女性の空間 (ブックレット“書物をひらく”)の感想
御簾の下からこぼれ出る装束そのものより、寝殿造りの構造(建築図面や写真豊富)や、御簾の下からこぼれ出るように作られた片袖の置物(打出という)の存在等が興味深かった。著者は建築畑の人らしい。科研費での研究を一般向けにかいたもの。
読了日:12月19日 著者:赤澤 真理
一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)の感想
いまさらかもしれないけれど、なんとなく。一切なりゆき・・・ほんとにそうよねぇって思う。積読の山の底から。
読了日:12月19日 著者:樹木 希林
皇帝と拳銃と (創元推理文庫)の感想
倒叙ミステリーが嫌いなわけではないけれど、コロンボとも古畑任三郎とも違って本書の乙姫警部には人間的に魅力がなく・・・(私にとって)
読了日:12月13日 著者:倉知 淳
メインテーマは殺人 (創元推理文庫)の感想
読みかけてつまらなくてほったらかしにしていたのを年末のお片付けで読み終わっておく。上手いとは思うのだけど、好きにはなれないのだな。いまどき本格を目指しているだけでありがたいと思うべきなのかもしれないが。次作が出ても読まずに(買わずに)いたい。
読了日:12月13日 著者:アンソニー・ホロヴィッツ
不穏な眠り (文春文庫)の感想
出たら半ば義務的に読む。私ってMっぽいのだろうか(笑)短編4篇。長編の方が好きかも。
読了日:12月12日 著者:若竹 七海
脳科学捜査官 真田夏希 (角川文庫)の感想
新刊のお薦めがあったのだけど1冊も読んでいなかったので本書。専門用語の羅列とうまく行き過ぎが鼻につくがいちおう読める。この作家さん、もう一皮むけないかなと思っているのだが。
読了日:12月11日 著者:鳴神 響一
かっぱ先生ないしょ話 お江戸手習塾控帳 (実業之日本社文庫)の感想
田牧さんまた新しいシリーズを出した。次々と思いつきで・・・。ほのぼの系もいいのだけど、ちゃんと終幕まで考えてあるのだろうか。大きな活字と行間のスペースにはビックリ。
読了日:12月11日 著者:田牧大和
日経おとなのOFF 2020年 絶対に見逃せない美術展(日経トレンディ2020年1月号増刊)の感想
毎年この号だけ買っていたら休刊になってしまったおとなのOFF。日経トレンディレーベルで出てくれてほっ。来年の予習は怠りなく。
読了日:12月10日 著者:
嶽神伝 風花 (下) (講談社文庫)の感想
嶽神無坂の最期をクライマックスとして感涙に咽ぶというのが目論見なのだろうが、山の民が下界の戦に積極的に参加して武士のように死ぬことが誉められることだろうか。歴史を描きたいのかもしれないが、山の民には別の生き方があり、別の死に方があると思う。そちらが知りたかったし、読みたかった。月草が理想なのではないのか。
読了日:12月10日 著者:長谷川 卓
嶽神伝 風花 (上) (講談社文庫)の感想
表の歴史が慌ただしすぎて、山の民らしさが薄れているのが残念。下巻へ。
読了日:12月08日 著者:長谷川 卓
ザ・プロフェッサー (小学館文庫)の感想
不遇が続くので滅入ったが、後半そこからのどんでん返しが面白かった。次作も期待したい。
読了日:12月06日 著者:ロバート ベイリー
生きるか死ぬかの町長選挙 (創元推理文庫)の感想
CIAの工作員がコージーミステリーの主人公というあり得ないというか誰も考えつかなかった設定で、もう3作目。しかも始まりからまだ2週間しか経っていないという・・・(・・;) テンポよく快調に楽しく読了。次作も楽しみ‼︎
読了日:12月05日 著者:ジャナ・デリオン
ヴァイオリン職人と消えた北欧楽器 (創元推理文庫)の感想
前作をほとんど覚えていないのだが、楽しんだことは確かなので第3作の本書。日本オリジナルという意味がよくわからないのだが、つまりは買って読まないと続編は出ないのかなと(笑) ノルウェーは寒そうヾ(・・;)ォィォィそれが感想かい
読了日:12月05日 著者:ポール・アダム
QED 憂曇華の時 (講談社ノベルス)の感想
ん〜、まぁ、こういう見方もありかなぁ、いえ、殺人事件の話ではなく・・・(・・;)
読了日:12月03日 著者:高田 崇史
万波を翔るの感想
多少現代視点のバイヤスがかかっているのではと思わなくもないが、本書の主人公田辺太一は知らなかったけど実在の人物で、幕府側から見た幕末の外交のあれこれが興味深い。
読了日:12月02日 著者:木内 昇
にっぽん建築散歩の感想
山と渓谷社さんらしく、実際に歩くルートや歩く距離を表示してレトロな建築の紹介をしているのが新味。全国30エリアなので不足をうったえる向きも多かろうが、知っているエリアはふむふむなるほどと思うし、知らないエリアは行ってみたいと思う。写真ではなくイラストのタッチが暖かい。
読了日:12月02日 著者:小林 泰彦
読んだページ数:7938
![誰か―Somebody (文春文庫)](https://m.media-amazon.com/images/I/51YvkFNHVtL._SL120_.jpg)
いまさらだがシリーズ1作目、積読から読了。ページターナーとして秀逸ではあるが読んだ後モヤモヤ。今となっては読者はこれがシリーズになっていると知っているが、知らずに読んでいたらもっとモヤモヤしていただろう。さて、積読にはシリーズ4しか見つけられていないのだが2と3はあるのかないのか(・・;)
読了日:12月30日 著者:宮部 みゆき
![三人孫市 (中公文庫)](https://m.media-amazon.com/images/I/51-YwqhL-0L._SL120_.jpg)
雑賀孫市というよく知られているようで実はわからない人物を描こうとするのだが、時代背景等興味深かったが、三兄弟の相克の理由づけも合戦の様子も微妙で物語としてはいただけなかった。資料の少ない中なかなか想像&創造するのも難しいものだ。
読了日:12月29日 著者:谷津 矢車
![変わり朝顔 船宿たき川捕り物暦 (祥伝社文庫)](https://m.media-amazon.com/images/I/51VtvT8dMAL._SL120_.jpg)
たまたま新刊で目について購入。2004年初版の文庫化だったようで、著者初の時代小説だったそうだが、時代小説のここがおかしいという力瘤が妙にほほえましい。2作目が出ているようだが、古書価がバカ高いがそのうち文庫化されるものと思われ。
読了日:12月28日 著者:樋口有介
![大塩平八郎の逆襲 浮世奉行と三悪人 (集英社文庫)](https://m.media-amazon.com/images/I/51T2hiBiZeL._SL120_.jpg)
なぜか強引にシリーズ終了。ここまで大きくすると荒唐無稽さが際立ってちょっと・・・。大塩平八郎によほどの思い入れがあるのだろうと思わざるを得ないが、さて。初期の浮世奉行と三悪人の設定は好きだった。
読了日:12月27日 著者:田中 啓文
![巡査さん、事件ですよ (コージーブックス)](https://m.media-amazon.com/images/I/513eEZySvNL._SL120_.jpg)
ウェールズ🏴はもちろんUK🇬🇧を構成する一国ではあるけれどスコットランド🏴に比べて従順に見えるけれど本当のところはどうなのだろうと読んでみた次第。そういう意味ではなるほどだったが、ミステリーとしては主人公に関心が持てずシリーズを読む気が起きなかった。事件の捜査には強引に進むくせに女性陣には優柔不断ってどうよ。
読了日:12月25日 著者:リース・ボウエン
![夢窓(むそう)](https://m.media-amazon.com/images/I/5139J6bgkJL._SL120_.jpg)
先日天龍寺に行ったので、積読の山の底から見つけ出してやっと読了。開山の夢窓国師を知りたかったのだが、本書それに留まらず南北朝の時代=(帯によれば)太平記×禅の時代を詳細に描く。京都に行くと禅寺に行き当たることが多いのだが、相互の関係等興味深かった。
読了日:12月23日 著者:服部 真澄
![御簾の下からこぼれ出る装束: 王朝物語絵と女性の空間 (ブックレット“書物をひらく”)](https://m.media-amazon.com/images/I/413nLWirj8L._SL120_.jpg)
御簾の下からこぼれ出る装束そのものより、寝殿造りの構造(建築図面や写真豊富)や、御簾の下からこぼれ出るように作られた片袖の置物(打出という)の存在等が興味深かった。著者は建築畑の人らしい。科研費での研究を一般向けにかいたもの。
読了日:12月19日 著者:赤澤 真理
![一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)](https://m.media-amazon.com/images/I/41mQ2VVQUzL._SL120_.jpg)
いまさらかもしれないけれど、なんとなく。一切なりゆき・・・ほんとにそうよねぇって思う。積読の山の底から。
読了日:12月19日 著者:樹木 希林
![皇帝と拳銃と (創元推理文庫)](https://m.media-amazon.com/images/I/41dueX-kklL._SL120_.jpg)
倒叙ミステリーが嫌いなわけではないけれど、コロンボとも古畑任三郎とも違って本書の乙姫警部には人間的に魅力がなく・・・(私にとって)
読了日:12月13日 著者:倉知 淳
![メインテーマは殺人 (創元推理文庫)](https://m.media-amazon.com/images/I/41668KVTVDL._SL120_.jpg)
読みかけてつまらなくてほったらかしにしていたのを年末のお片付けで読み終わっておく。上手いとは思うのだけど、好きにはなれないのだな。いまどき本格を目指しているだけでありがたいと思うべきなのかもしれないが。次作が出ても読まずに(買わずに)いたい。
読了日:12月13日 著者:アンソニー・ホロヴィッツ
![不穏な眠り (文春文庫)](https://m.media-amazon.com/images/I/519MtzbEVcL._SL120_.jpg)
出たら半ば義務的に読む。私ってMっぽいのだろうか(笑)短編4篇。長編の方が好きかも。
読了日:12月12日 著者:若竹 七海
![脳科学捜査官 真田夏希 (角川文庫)](https://m.media-amazon.com/images/I/51F7iqHI7xL._SL120_.jpg)
新刊のお薦めがあったのだけど1冊も読んでいなかったので本書。専門用語の羅列とうまく行き過ぎが鼻につくがいちおう読める。この作家さん、もう一皮むけないかなと思っているのだが。
読了日:12月11日 著者:鳴神 響一
![かっぱ先生ないしょ話 お江戸手習塾控帳 (実業之日本社文庫)](https://m.media-amazon.com/images/I/515kj7Gz5WL._SL120_.jpg)
田牧さんまた新しいシリーズを出した。次々と思いつきで・・・。ほのぼの系もいいのだけど、ちゃんと終幕まで考えてあるのだろうか。大きな活字と行間のスペースにはビックリ。
読了日:12月11日 著者:田牧大和
![日経おとなのOFF 2020年 絶対に見逃せない美術展(日経トレンディ2020年1月号増刊)](https://m.media-amazon.com/images/I/51XvkUJj74L._SL120_.jpg)
毎年この号だけ買っていたら休刊になってしまったおとなのOFF。日経トレンディレーベルで出てくれてほっ。来年の予習は怠りなく。
読了日:12月10日 著者:
![嶽神伝 風花 (下) (講談社文庫)](https://m.media-amazon.com/images/I/51-7cXLxSPL._SL120_.jpg)
嶽神無坂の最期をクライマックスとして感涙に咽ぶというのが目論見なのだろうが、山の民が下界の戦に積極的に参加して武士のように死ぬことが誉められることだろうか。歴史を描きたいのかもしれないが、山の民には別の生き方があり、別の死に方があると思う。そちらが知りたかったし、読みたかった。月草が理想なのではないのか。
読了日:12月10日 著者:長谷川 卓
![嶽神伝 風花 (上) (講談社文庫)](https://m.media-amazon.com/images/I/519kT7WbtWL._SL120_.jpg)
表の歴史が慌ただしすぎて、山の民らしさが薄れているのが残念。下巻へ。
読了日:12月08日 著者:長谷川 卓
![ザ・プロフェッサー (小学館文庫)](https://m.media-amazon.com/images/I/51leyU89riL._SL120_.jpg)
不遇が続くので滅入ったが、後半そこからのどんでん返しが面白かった。次作も期待したい。
読了日:12月06日 著者:ロバート ベイリー
![生きるか死ぬかの町長選挙 (創元推理文庫)](https://m.media-amazon.com/images/I/513cogdVKBL._SL120_.jpg)
CIAの工作員がコージーミステリーの主人公というあり得ないというか誰も考えつかなかった設定で、もう3作目。しかも始まりからまだ2週間しか経っていないという・・・(・・;) テンポよく快調に楽しく読了。次作も楽しみ‼︎
読了日:12月05日 著者:ジャナ・デリオン
![ヴァイオリン職人と消えた北欧楽器 (創元推理文庫)](https://m.media-amazon.com/images/I/51cWwcwtgKL._SL120_.jpg)
前作をほとんど覚えていないのだが、楽しんだことは確かなので第3作の本書。日本オリジナルという意味がよくわからないのだが、つまりは買って読まないと続編は出ないのかなと(笑) ノルウェーは寒そうヾ(・・;)ォィォィそれが感想かい
読了日:12月05日 著者:ポール・アダム
![QED 憂曇華の時 (講談社ノベルス)](https://m.media-amazon.com/images/I/41V1+uVwECL._SL120_.jpg)
ん〜、まぁ、こういう見方もありかなぁ、いえ、殺人事件の話ではなく・・・(・・;)
読了日:12月03日 著者:高田 崇史
![万波を翔る](https://m.media-amazon.com/images/I/611YPSQTaGL._SL120_.jpg)
多少現代視点のバイヤスがかかっているのではと思わなくもないが、本書の主人公田辺太一は知らなかったけど実在の人物で、幕府側から見た幕末の外交のあれこれが興味深い。
読了日:12月02日 著者:木内 昇
![にっぽん建築散歩](https://m.media-amazon.com/images/I/51yh8jQW+PL._SL120_.jpg)
山と渓谷社さんらしく、実際に歩くルートや歩く距離を表示してレトロな建築の紹介をしているのが新味。全国30エリアなので不足をうったえる向きも多かろうが、知っているエリアはふむふむなるほどと思うし、知らないエリアは行ってみたいと思う。写真ではなくイラストのタッチが暖かい。
読了日:12月02日 著者:小林 泰彦