読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

悪行の聖者 聖徳太子

2006-11-27 | 歴史小説・歴史
悪行の聖者 聖徳太子

篠崎 紘一

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『強大な敵と戦い、多くの罪を重ねつつ、我が国に初めての仏教王国の建設をめざした聖徳太子。何故に天皇になれなかったのか。新たな視点から聖徳太子を描き、歴史の謎に挑んだ衝撃作。
文芸評論家・縄田一男氏絶賛!
 「血ぬられた手で、仏を求めて彷徨する。聖徳太子の光と影を、見事なま
でに描き切り、古代史小説に新生面をひらく傑作の登場だ」』

聖徳太子を悪行の聖者と言い切っているところに興味がわいて読んでみたのだが。

厩戸皇子を尊敬すべき聖徳太子として、あるいはかわいそうな被害者としてみるのではなく、生身の人間として見るという点では画期的で、その意味では面白かったのではあるが。

ストーリーテラーとしての限界がある。
面白い小説を読むという意味では止めて置いた方がよい。

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名探偵のコーヒーのいれ方 コクと深みの名推理1

2006-11-17 |  コージーミステリー
名探偵のコーヒーのいれ方 コクと深みの名推理1

クレオ・コイル

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『老舗コーヒーハウス
味と謎解きならおまかせください。
完璧なコーヒーをいれたいなら、絶対に手を抜いてはだめ。そして事件の謎に立ち向かう時も----。NYの老舗コーヒーハウスを切り盛りするクレアがその朝、店で発見したのは、芳ばしい香りでなく階段から転落した店員の姿。警察は事故と判断したが、不審に思ったクレアは捜査に乗り出し......!?エスプレッソに焼きたてのお菓子。こだわりの味を守る老舗店を舞台に、焙煎したての満ち足りた香りが漂うミステリシリーズ第1弾! 』

この題名と外見(装丁)にちょっと引いたのだけど、物は試し、読んでみたらなかなか骨太で(←もちろんコージーとしてはという意味)面白かった。
それも道理で《幽霊探偵からのメッセージ》と同じ著者(別のペンネーム)。幽霊探偵のシリーズ2も12月に出版らしいので、期待しておこう。

で、ま、本著、とにかくコーヒーの薀蓄がすばらしい!
正直言って私は美味しいコーヒーを飲んだことがないのだけど、ここでなら美味しいコーヒーが飲めるのだろうなぁと思う。美味しいコーヒーの入れ方も細かに書いてあるのだけど、これを実行して研究すれば美味しいコーヒーが自分で入れられるに違いない(でもやらないだろうなぁ)

ミステリーとしては、ま、コージーですから意外な犯人も恐るべきトリックもなし。そんなこと誰も期待してない。



Comments (2)
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ピーチコブラーは嘘をつく

2006-11-10 |  コージーミステリー
ピーチコブラーは嘘をつく

ヴィレッジブックス

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『ハンナのお店“クッキー・ジャー”は、開店以来初めてのピンチに見舞われていた。客足がばったり途絶え、店はがらがら…原因はお向かいにできた新しいベイカリーのせいだ。しかもその店のオーナーは、ハンナの恋敵、ショーナ・リー姉妹だからよけいに腹立たしい。共同経営者リサの結婚も間近なのに、これじゃ店をたたまなくちゃならなくなるかも。ショーナ・リーたちはいったい何を企んでいるの?頭の痛いハンナだったが、リサの結婚式当日、もっともっと困った羽目になり―。マイクとノーマン、ふたりからのすてきな誘いにも、何かが起こる予感はするけれど。大好評お菓子探偵シリーズ第7弾。』

もう7弾なのねぇ。割と後発なのにすんなり作を重ねてる。
順風満帆ばかりでは面白くない。で、“クッキー・ジャー”は、開店以来初めてのピンチ!
でもコージーだもの、切り抜けられるに決まってるって思って読むのは楽しい。
いつも美味しそうなクッキーが並んでお腹がすいてしまうのが難点だけど(笑)

前作で非常に気に入らなかったウィンスロップ・ハリントンII世が片付いてくれたのはありがたい。
次はマイクとノーマン問題(笑)、片付けて!
こういう優柔不断、ハンナには似合わないと思うのだけどなぁ。
どうして2人ともライバルが居るのにハンナにご執心のかイマイチ描けてないと思うし。

ピーチコブラーはお菓子の種類名。
アメリカ南部ではポピュラーな家庭的なお菓子らしい。
果物(ピーチなど)を焼いて、そのうえにクッキー生地を載せて焼いて、アイスクリームを添えて食べるみたい。(表紙挿絵を見て)

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