読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

殿様の通信簿

2009-06-30 | 歴史小説・歴史
殿様の通信簿 (新潮文庫)
磯田 道史
新潮社

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『史料「土芥寇讎記」―それは、元禄時代に大名の行状を秘かに探索した報告書だったのか。名君の誉れ高い水戸の黄門様は、じつは悪所通いをしていたと記され、あの赤穂事件の浅野内匠頭は、女色に耽るひきこもりで、事件前から家を滅ぼすと予言されていた。各種の史料も併用しながら、従来の評価を一変させる大名たちの生々しすぎる姿を史学界の俊秀が活写する歴史エッセイの傑作。 』

武士の家計簿に続けて磯田道史さんの著書。

こちらの史料は磯田道史さんが発見したものではなくて、「土芥寇讎記」(どかいこうしゅうき)というたぶん幕府隠密(スパイ)が探索してきた情報を幕府高官がまとめたと思われるもので、1690年ごろの大名243人の人物評価が載っている。

磯田さんは必ずしもこの資料だけに依るのではなく、他の資料も参考にしたうえで自由に書かれている。

本書で大きく取り上げられているのは
 徳川光圀(水戸黄門さまです)
 浅野内匠頭と大石内蔵助(赤穂浪士の)
 池田綱政(70人の子がいた)
 前田利家(加賀百万石の祖)
 前田利常(利家の庶子)
 内藤家長(三河武士)
 本田作左衛門(三河武士)

前田利常については思い入れが強いらしく三章にわたっている。
武士の家計簿もそうだけれど、加賀藩にはなにか魅かれるものがあるのかしらねぇ。
ご本人は岡山の池田のお殿様の陪臣の流れの方らしいが。

戦国の武将の在りようとも違う、江戸時代も3分の1ほど過ぎた落ち着いた時代のお殿様の行状は大変面白かった。

歌舞伎ファンとしては浅野内匠頭と大石内蔵助の実像が特に・・・。
まあ、物語(マスコミ)は面白おかしく話を盛り上げるのは常ですが。
歌舞伎では吉良が浅野の妻に横恋慕して、なんてところまで付け加わっている(^^ゞ

続きがでないかしらねぇ。
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武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新

2009-06-29 | 歴史小説・歴史
武士の家計簿 ―「加賀藩御算用者」の幕末維新 (新潮新書)
磯田 道史
新潮社

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『「金沢藩士猪山家文書」という武家文書に、精巧な「家計簿」が例を見ない完全な姿で遺されていた。国史研究史上、初めての発見と言ってよい。タイム・カプセルの蓋を開けてみれば、金融破綻、地価下落、リストラ、教育問題…など、猪山家は現代の我々が直面する問題を全て経験ずみだった!活き活きと復元された武士の暮らしを通じて、江戸時代に対する通念が覆され、全く違った「日本の近代」が見えてくる。 』

著者磯田道史さんは、板垣退助著「一代華族論」から"世襲を止むるを難ずるの色あるを見て怪訝に堪えず。"を紹介してくださった方。
どんな著作があるのだろうと読んでみた。

著者が「金沢藩士猪山家文書」を"発見"し15万円で手に入れたのは、平成13年のこと。
みかん箱に入れられて古書店で売られるまで、どこでどうしていたのやら。
著者はそのことに忖度はしない。

歴史学者としてこんな宝の山を引き当てるなんて運も相当強いかたらしい。

猪山家は代々、金沢藩の経理業務にたずさわる「御算用家」だった。
御算用者については、六道 慧さんの御算用日記(フィクション)を読んでいたので予備知識はあったのだが、やはり特殊技能の家であった。
だからこそ加賀前田家の陪臣から明治維新を生き抜き、明治政府の高官にまで上り詰めたわけである。
その間の36年分の詳細な家計簿と書状まで残して・・・。
お金の出入りを見ればどんな暮らし方をしていたのかは一目瞭然。
ありがたいことである。
もちろん本書ではそのサマリーが書かれているに過ぎないわけだが、それでもたいへん興味深い。

猪山家はその後どうなったのだろう。
磯田 道史さんの研究対象とは外れるのだろうが、知りたく思うのは私だけではあるまい。

・NHK知るを楽しむ「武士の家計簿」 → LINK
 2006年に放送していたらしい。遅かったのね(・・;)


しかしながら明治政府のお手盛り公務員給料はすごい!
この感覚でず~~~~っと今日に至るまでいるのだろうなぁ。

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出世花

2009-06-28 | 時代小説
出世花 (祥伝社文庫)
高田 郁
祥伝社

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『「頭抜けた才能」と文芸評論家細谷正充氏絶賛!
お縁9歳~19歳、心洗われる時代小説!

「不義密通を犯した妻の血を引く娘に、なにとぞ善(よ)き名前を与えてくださらぬか」幼いお艶(えん)と共に妻敵(めがたき)討ちの旅に出て六年、江戸近郊で無念の死を遂げた矢萩源九郎(やはぎげんくろう)が寺の住職に遺した言葉である。しかし、源九郎の骸(むくろ)と魂は三昧聖(さんまいひじり)によって清められ、安らかに浄土へ旅立つ。「艶」から仏縁の「縁」と改名した少女が美しく成長する姿を、透明感溢れる筆致で描く感動の時代小説。』


江戸時代のおくりびとの話です。

高田 郁さんのデビュー作。
期待に違わず、栴檀は双葉より芳しですねぇ。

このままこの少女が納棺師として生きていくのか、興味がわきます。
確かに納棺師は大切な仕事ではあるけれど、もうすでに亡くなってしまった人に対するもの。
まだ生きている人をもっと生かすことがお縁にはできるんじゃないか、そんな気がしてならない。



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緋色からくり

2009-06-27 | 時代小説
緋色からくり
田牧 大和
新潮社

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『姉と慕ったお志麻が殺されて四年。猫の大福と暮らす緋名の家に、用心棒になりたいという侍、康三郎が現れた。その直後に、賊の襲撃。この男が、殺しのかぎを握っているのか、それとも―。疑心が渦巻くなか、謀略のからくりが、黒幕へと緋名を導きはじめる。仇討ちの果てにあるのは―。心が折れそうなときは、助けておくれ、大福―天才女錠前師お緋名、命懸けの仇討ち始末。 』


田牧大和さんの新作。4作目。初の新潮社。
ハードカバーで出し続けるというのは著者の矜持なのかしらね。

本書、TVドラマの捕物帳の初回、登場人物の紹介編としか思えない。
マーケティングの観点から登場人物を選んで、それを基に物語を作り上げたという不自然な・・・はっきり言ってあざとい。
TVドラマ(それも時代劇)の1回分の内容をわざわざ活字で読みたいとは思わない。
この手、文庫書き下ろしならまだ許せるけど、ハードカバーにされると・・・だまされたとまでは言わないけど。

錠前師っていうのが、しかも女っていうのが、新味っちゃあ新味だけど、それほどリアルに描かれているってわけでもない。
登場人物がそれぞれいわくありげで、でも信じるかどうかの基準が猫(=大福)に依っているってどうよ。
これ、まあ、連作短編集って感じで続くのだろうなぁ。
文庫になったら読むか?文庫になっても読まないか.....


文庫書き下ろしで書く作家とハードカバーで書く作家の違いってどんなもんなのかなぁ。
一概に文庫書き下ろしの作品がレベルが低いということもないような気がするけど・・・ま、考察できるほど読んじゃいないが。


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銀二貫

2009-06-26 | 時代小説
銀二貫
高田 郁
幻冬舎

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『大坂天満の寒天問屋、井川屋の主・和助は、仇討ちで父を亡くした鶴之輔を銀二貫で救う。大火で消失した天満宮再建のために、工面した大金だった。引きとられた少年は松吉と改め、商人としての厳しい躾と生活に耐えていく。番頭善次郎、丁稚梅吉、評判の料理人嘉平とその愛娘真帆ら人情厚い人々に支えられ、松吉は新たな寒天作りを志すが、その矢先またもや大火が大坂の町を焼き払い、真帆は顔半面に火傷を負い姿を消す…。 』


八朔の雪―みをつくし料理帖の高田 郁(たかだかおる)さんの最新作(って3作のうちだけど)
舞台は大坂。 みをつくしの澪ちゃんも大坂の人だけど舞台は江戸。

人はこれほど優しく、強くなれるのか? ←帯
今こんな時代だからこそ、まっとうにこつこつ歩いている人をいいと思うのだろう。
素直に涙できるのだろう。
まっとうな人をちゃんと評価できる時代。
そりゃあ江戸時代にだってまっとうじゃない人だっていたには違いないのだけど。

現代を舞台にこんなストーリーを書いても、なんだかうそっぽくなってしまうのだろうなぁ。残念なことに。
だからこその時代小説のブームなのかもしれない。
やっぱりまっとうな人が評価されるべきなんだって、みんなわかっているんだよねっ!!





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好きな布でつくる自分だけのバッグ

2009-06-25 | パッチワーク
好きな布でつくる自分だけのバッグ

パッチワーク通信社

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『はぎれや水玉、リネン、自分のお気に入りの布で作るバッグの本。レース、刺しゅう、アップリケ、花のコサージュなど私テイストの味付けがほどこされたかわいいバッグばかりを集めました。手作り派なら持っていたい布小物も併せてご紹介。』


今の季節、あんまりごてごてとパッチワーク&キルトするのもねぇ.....余計に暑苦しい。
ということでさらっと麻系の布とか、レースとかで夏っぽいバッグをつくる。

( ‥) ン?  ま、私が作るかどうかは・・・・・・(・・;)

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八朔の雪―みをつくし料理帖

2009-06-24 | 時代小説
八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)
高田 郁
角川春樹事務所

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『神田御台所町で江戸の人々には馴染みの薄い上方料理を出す「つる家」。店を任され、調理場で腕を振るう澪は、故郷の大坂で、少女の頃に水害で両親を失い、天涯孤独の身であったのです。大阪と江戸の味の違いに戸惑いながらも、天性の味覚と負けん気で、日々研鑽を重ねる澪。しかし、そんなある日、彼女の腕を妬み、名料理屋「登龍楼」が非道な妨害をしかけてきたが・・・・・・。料理だけが自分の仕合わせへの道筋と定めた澪の奮闘と、それを囲む人々の人情が織りなす、連作時代小説の傑作ここに誕生です。』


あまり期待せずに読み始めたのだけれど、もう涙ぼろぼろ。
決して美人とはいえない澪がみんなに愛され、一所懸命がんばる姿は健気で美しい。
ストーリーもテンポよく、登場人物の動きも自然。
このシリーズは続きますよね。

江戸時代、今以上に江戸と大坂の味覚の差は大きかったのだと改めて思う。

がんばれ、澪ちゃん!

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密封<奥右筆秘帳>

2009-06-24 | 時代小説
密封<奥右筆秘帳> (講談社文庫)
上田 秀人
講談社

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『立花併右衛門は江戸城の書類決裁に関わる奥右筆組頭。権勢を誇った田沼意次の孫意明の死亡届を見て、十二年前の田沼意知刃傷事件に疑念をはさむ。その帰路、何者かの襲撃を受け、隣家の次男柊衛悟を護衛につけるも、二人はすでに幕政の闇の渦中にあった。読み応え抜群、気鋭の新シリーズ開幕。』


なんだかやたらビッグネームばかり出てきて、そのうえ伊賀に甲賀にお庭番(根来?)が錯綜して、一見派手。
そのくせネタが大したことない上に、同じシーンの繰り返し。
もうちょっとなんとかなりそうなもんだがなぁ。

シリーズを読み続ける気は・・・ない。
残念でした。

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平和に暮らす、戦争しない経済学

2009-06-24 | その他
平和に暮らす、戦争しない経済学
森永 卓郎
アスペクト

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『 戦争すると、損します…。戦争をしない国、あるいは戦争をしなくてもすむ国になるための方法、平和を守る考え方を経済学的を読み解くエッセイ。

 戦争によって誰が利益を得るのか、誰が被害をこうむるのか、戦争が起こる本当のメカニズムとはどういうものなのか、戦争を憎み、そのリスクを減らすためにはどうすればいいのか。アメリカ、憲法、自衛隊、みんなまとめて、モリタク式経済学を通してお話しましょう。

第1章 平和と経済の関係はどうなってますか?(戦争と経済は、どこでつながっている?;合理的経済人ってどんな人のこと? ほか)
第2章 戦争と経済の関係はどうなってますか?(戦争って、本当は儲かるの?;アメリカ人はなぜ兵隊になりたがる? ほか)
第3章 アメリカはなぜ戦争が好きなのですか?(アメリカはなぜ戦争が好きなの?;日本が米国債を33兆円も買った理由 ほか)
第4章 世界は本当に戦争が好きなのですか?(「国民はバカ」と思う心が戦争を始める;日本だけがめざす「格差社会」って何? ほか)
第5章 日本はいつから戦争好きになったのですか?(政府が推奨する「国民の効率的な利用法」;石油問題がいちばん深刻な国は、じつは日本 ほか)』

立ち読みのページ @Amazon

金持ちが儲かるだけで、しかも金持ちは行かない戦争を、一般人が支持する意味は全くないってなんで思えないのかなって本当に不思議なんだけど、本書、エッセイの形でわかりやすく説明してくれる。

戦争になって損をするのは一般国民だって前の戦争でも明らかなことじゃない?
広島や長崎、沖縄の人たちだけじゃない、あなたのおじいちゃんやおばあちゃんの話を聞いてみてほしい。

前にも書いたのだけど、↓にゲーリングの証言@ニュルンベルク裁判を載せる。
うかうかしていると、あなた自身が、あなたの子供たちが兵士にならなければならない時代が来てしまう。
戦争をしようとしている人たちは、自分や自分の子供たちを戦場に、最前線に送るつもりの全くない人たちだということを忘れてはいけない。
あなたは上官の罵声を聞きながら、匍匐前進ができるか?
あなたは金持ちの利益のために最前線で死ぬ覚悟はあるのか?
よくよく考えてほしい。

ヘルマン・ゲーリング(ナチス・ドイツのNo.2)said →Wiki
……もちろん、国民は戦争を望みませんよ。運がよくてもせいぜい無傷で帰って来る位しかない戦争に、貧しい農民が命を賭けようなんて思うはずがありません。一般国民は戦争を望みません。ソ連でも、イギリスでも、アメリカでも、そしてその点ではドイツでも同じ事です。政策を決めるのはその国の指導者です。そして国民は常に指導者の言いなりになるように仕向けられます。
……反対の声があろうがなかろうが、人々を政治指導者の望むようにするのは簡単です。
国民にむかって、われわれは攻撃されかかっているのだと煽り、平和主義者に対しては、愛国心が欠けていると非難すればよいのです。そして国を更なる危険に曝す。このやり方はどんな国でも有効ですよ。


現在でもこの方法は有効である。簡単に国民は騙される。
9.11でも。北朝鮮のミサイルでも。

経済学で戦争は止められますか? Tech総研のインタビューページ
 「そんなことをしても誰も幸せにならないよ」というのが、戦争。経済学で「そんなことをしても、誰も儲からないよ」ということになれば、戦争をなくすことができるかも? 経済学と景気と戦争について、“エンジニア代表”が質問します。


憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言 (岩波ブックレット657)
井筒 和幸,木村 裕一,黒柳 徹子,辛酸 なめ子,中村 哲,半藤 一利,松本 侑子,美輪 明宏,森永 卓郎,吉永 小百合
岩波書店

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『憲法を変えるかどうか、とくに「戦わないこと、軍隊を持たないこと」を明記している9条をどうするのか、が問われている.9条の理念、底力、そして可能性とは? 多彩なメンバーが、それぞれの体験から、満を持して熱い思いを語る.国民投票、「徴兵制」などについてのコラムも掲載.

18人の発言:井筒 和幸、井上 ひさし、香山 リカ、姜 尚中、木村 裕一、黒柳 徹子、猿谷 要、品川 正治、辛酸 なめ子、田島 征三、中村 哲、半藤 一利、ピーコ、松本 侑子、美輪 明宏、森永 卓郎、吉永 小百合、渡辺 えり子 』
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この文庫書き下ろし時代小説がすごい!

2009-06-23 | 時代小説
この文庫書き下ろし時代小説がすごい! 時代小説愛好会が選ぶベストシリーズ20

宝島社

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『人気絶頂の佐伯泰英さんをはじめとする「文庫書き下ろし」の時代小説。
現在、時代小説文庫は年間で500点以上も刊行されています。そのすべてを読みまくって、いまもっとも面白い文庫書き下ろし時代小説をランキング形式で発表!
『このミステリーがすごい!』で培ったノウハウを活かし、読んでおきたい文庫書き下ろしの時代小説を徹底ガイドします。
佐伯泰英さんのシリーズ・ガイドや、鈴木英治さん、風野真知雄さん、藤原緋沙子さんなど、大人気の作家さん27名による新刊情報「私の隠し玉」&エッセイも読める、読み応えたっぷりのブックガイドです。 』

これは立ち読みですヾ(・・ )ォィォィ

時代小説なんておじさんの読み物だと思っていたのに、ここ数年私もけっこう読むようになってきたけど、世間でもブームらしい。
こんな本まで出た。
"このミス"とは略せるけど、なんて略すんだろ?=余計な御世話。

ミステリを書いていた人が時代小説も書くようになっている傾向が顕著?な気がする。
エンタテインメントとしては同じ作りなのだと思う。
殺人方法をあれこれこねくりまわすより、ちょいと歴史のお勉強をした方が安全確実(笑)
なに、時代小説の読者だってそんなに歴史がわかっているわけじゃない。
ま、殺人をしたことがあるミステリ愛読者もそんなにはいないだろうけど(爆)

要はカタルシスさえ得られればいい。
でも相性はひとそれぞれ・・・読んでみるしかないなぁ。

本書の「今、読むならこのシリーズ!」の1位「奥右筆秘帳」(上田 秀人)
現在シリーズ1冊目を読書中。今のとこけっこう気に入っている。
けっこう勘がよかったじゃない?と自分をほめておこう。



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