『 戦争すると、損します…。戦争をしない国、あるいは戦争をしなくてもすむ国になるための方法、平和を守る考え方を経済学的を読み解くエッセイ。
戦争によって誰が利益を得るのか、誰が被害をこうむるのか、戦争が起こる本当のメカニズムとはどういうものなのか、戦争を憎み、そのリスクを減らすためにはどうすればいいのか。アメリカ、憲法、自衛隊、みんなまとめて、モリタク式経済学を通してお話しましょう。
第1章 平和と経済の関係はどうなってますか?(戦争と経済は、どこでつながっている?;合理的経済人ってどんな人のこと? ほか)
第2章 戦争と経済の関係はどうなってますか?(戦争って、本当は儲かるの?;アメリカ人はなぜ兵隊になりたがる? ほか)
第3章 アメリカはなぜ戦争が好きなのですか?(アメリカはなぜ戦争が好きなの?;日本が米国債を33兆円も買った理由 ほか)
第4章 世界は本当に戦争が好きなのですか?(「国民はバカ」と思う心が戦争を始める;日本だけがめざす「格差社会」って何? ほか)
第5章 日本はいつから戦争好きになったのですか?(政府が推奨する「国民の効率的な利用法」;石油問題がいちばん深刻な国は、じつは日本 ほか)』
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立ち読みのページ @Amazon
金持ちが儲かるだけで、しかも金持ちは行かない戦争を、一般人が支持する意味は全くないってなんで思えないのかなって本当に不思議なんだけど、本書、エッセイの形でわかりやすく説明してくれる。
戦争になって損をするのは一般国民だって前の戦争でも明らかなことじゃない?
広島や長崎、沖縄の人たちだけじゃない、あなたのおじいちゃんやおばあちゃんの話を聞いてみてほしい。
前にも書いたのだけど、↓にゲーリングの証言@ニュルンベルク裁判を載せる。
うかうかしていると、あなた自身が、あなたの子供たちが兵士にならなければならない時代が来てしまう。
戦争をしようとしている人たちは、自分や自分の子供たちを戦場に、最前線に送るつもりの全くない人たちだということを忘れてはいけない。
あなたは上官の罵声を聞きながら、匍匐前進ができるか?
あなたは金持ちの利益のために最前線で死ぬ覚悟はあるのか?
よくよく考えてほしい。
ヘルマン・ゲーリング(ナチス・ドイツのNo.2)said →
Wiki
「
……もちろん、国民は戦争を望みませんよ。運がよくてもせいぜい無傷で帰って来る位しかない戦争に、貧しい農民が命を賭けようなんて思うはずがありません。一般国民は戦争を望みません。ソ連でも、イギリスでも、アメリカでも、そしてその点ではドイツでも同じ事です。政策を決めるのはその国の指導者です。そして国民は常に指導者の言いなりになるように仕向けられます。
……反対の声があろうがなかろうが、人々を政治指導者の望むようにするのは簡単です。
国民にむかって、われわれは攻撃されかかっているのだと煽り、平和主義者に対しては、愛国心が欠けていると非難すればよいのです。そして国を更なる危険に曝す。このやり方はどんな国でも有効ですよ。」
現在でもこの方法は有効である。簡単に国民は騙される。
9.11でも。北朝鮮のミサイルでも。
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経済学で戦争は止められますか? Tech総研のインタビューページ
「そんなことをしても誰も幸せにならないよ」というのが、戦争。経済学で「そんなことをしても、誰も儲からないよ」ということになれば、戦争をなくすことができるかも? 経済学と景気と戦争について、“エンジニア代表”が質問します。
| 憲法を変えて戦争へ行こう という世の中にしないための18人の発言 (岩波ブックレット657)井筒 和幸,木村 裕一,黒柳 徹子,辛酸 なめ子,中村 哲,半藤 一利,松本 侑子,美輪 明宏,森永 卓郎,吉永 小百合岩波書店このアイテムの詳細を見る |
『憲法を変えるかどうか、とくに「戦わないこと、軍隊を持たないこと」を明記している9条をどうするのか、が問われている.9条の理念、底力、そして可能性とは? 多彩なメンバーが、それぞれの体験から、満を持して熱い思いを語る.国民投票、「徴兵制」などについてのコラムも掲載.
18人の発言:井筒 和幸、井上 ひさし、香山 リカ、姜 尚中、木村 裕一、黒柳 徹子、猿谷 要、品川 正治、辛酸 なめ子、田島 征三、中村 哲、半藤 一利、ピーコ、松本 侑子、美輪 明宏、森永 卓郎、吉永 小百合、渡辺 えり子 』