2015年9月の読書記録
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:5583ページ
甲州赤鬼伝の感想赤備えにそんな系譜があるとは知らず、山県昌満の生涯は興味深く、面白かった。読了日:9月30日 著者:霧島兵庫
義経いづこにありやの感想いちおう巷間有名な義経のエピソードや登場人物は押さえつつ、荒唐無稽な話をでっちあげたのはすごい。途中で飽きてきてどう結末をつけるのだろうという興味のみで読み終わった。これが100%真実ではないということもできないように思うのが楽しい。読了日:9月30日 著者:吉川永青
国王陛下の新人スパイ (創元推理文庫)の感想コージー的なスパイ小説というニッチな物語だけれど、スパイがこんなじゃ私は迷惑だけどなと思ってしまう。それでも読んでいるのは第2次大戦中の単語だけで知っている生活を(たぶん)リアルに描いてくれているからで、来月出る第4弾では日本が登場ということで、どう描かれるか楽しみ。読了日:9月29日 著者:スーザン・イーリア・マクニール
京都ぎらい (朝日新書)の感想これは新書である。新書であるからには論理的に少なくとも系統だって「京都ぎらい」の理由なり本質なりを突き詰めて書いてもらいたいものである。1冊、洛外(京都の中心部を外れた地域)出身の著者が洛中の人からうけた蔑視のうらみをグチグチと書いているだけで、文庫のエッセイで十分じゃないか。たぶん表題で(私のように)買ってしまう人も多いだろう。それは京都人気に乗っかっているだけで、京都のいやらしさの一部と化していると思うなぁ。読了日:9月28日 著者:井上章一
エリザベス王女の家庭教師 (創元推理文庫)の感想続けてシリーズ2作目を。エリザベス王女はもちろん現女王だが、少女時代はこうだったのだろうなと感じさせる。つっこみどころは多く、細かいことを気にしはじめたら読めないが、ま、大筋を楽しもう。読了日:9月28日 著者:スーザン・イーリア・マクニール
チャーチル閣下の秘書 (創元推理文庫)の感想創元推理文庫に入れるには(いくらコージーとはいえ)物足りなくはあるが、第2次世界大戦中のロンドンの話。(この時代の読書が続いている(・・;))アメリカ、ヨーロッパ、ロンドン・・・それぞれのお国事情が面白い。読了日:9月25日 著者:スーザン・イーリア・マクニール
戦場のコックたちの感想ほんとうに著者は日本人かと確認したくなるくらい、第2次世界大戦末期の米軍のノルマンディー上陸以降の末端の兵の詳細を、多くの参考図書を実にうまく咀嚼して書いている。「卵をめぐる祖父の戦争」はロシア軍の一兵卒の話だったがそれを西から見て書いているのだ。題名や口調などライトな見てくれに比して、重い主張を感じる。これを書こうと思った動機はなんだったのだろう。特に若い人に読んでもらいたい。読了日:9月24日 著者:深緑野分
満願の感想うまく作っているとは思うのだが、私はうまく溶け込めず、読後感も悪く、途中で投げ出してたのをムリヤリ読了。好き好きだろうが、私は嫌いだ。読了日:9月22日 著者:米澤穂信
「学力」の経済学の感想実に面白い。少なくとも公教育に対してエビデンスで語られるべきだろうし、これまでそうではなかったことが驚きに値する。だいたい教育経済学者って何?って思ってしまったくらいそういう視点が欠けているのが現状だろう。本書には触れられていないが、英語を小学校から教えようという(無駄としか思えない)公教育のあり方はどうなのだろう。今一番おかしいと思っているのだが。読了日:9月21日 著者:中室牧子
飛躍 交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫)の感想史実との整合性にいちばん苦慮したのは(読者を含めて)本シリーズだろう。物語を紡ぐのは難しいものだ。無事に終了できてよかった。読了日:9月19日 著者:佐伯泰英
Casa BRUTUS(カーサブルータス) 2015年 10 月号 [雑誌]の感想ルーシー・リーの特集なので購入。期待ほどには詳しくはないが、他の新しい陶芸作家の紹介が思いのほか楽しかった。読了日:9月19日 著者:
さよなら妖精 (創元推理文庫)の感想続編(?)が出ていることに気づいたので今さらだけど。ユーゴスラビアのことを何も知らなかったことに気づかされた。読了日:9月13日 著者:米澤穂信
臨床真理 (このミス大賞受賞作)の感想柚月裕子さんのデビュー作。つっこみどころ満載ではあるけれど、美帆の正義感で許されるというところか。そうか、正義感に貫かれているわけか。 読了日:9月12日 著者:柚月裕子
からくり同心 景 (角川文庫)の感想これ、コミックにすれば面白いと思う。このからくり同心景のビジュアルが(表紙のとおり)非常に美形なのだし。小説として読むのはちょっと・・・。(谷津矢車さんなので読んでみたのだが)読了日:9月3日 著者:谷津矢車
書店猫ハムレットの跳躍 (創元推理文庫)の感想最近のコージーミステリにはほとほと嫌気がさしているのだけれど、創元推理文庫ならと読んでみた。シャム猫ココの衣鉢をしっかり継いでくれてうれしい限り! 前事件があることが書かれているけれど、本書はシリーズ2作目らしいが、次に翻訳されるのはシリーズ3作目らしい。そのうち1作目も翻訳されることを祈る。読了日:9月3日 著者:アリ・ブランドン
蟻の菜園 ―アントガーデンー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想佐方弁護士シリーズ以外は読んだことなかったので文庫化された本書を。重い課題を濃密なストーリーで、でもすらすら読ませる腕は確か。他のも読んでみよう。読了日:9月2日 著者:柚月裕子
クランⅠ - 警視庁捜査一課・晴山旭の密命 (中公文庫)の感想物語の緒なのだが、ちょっとばかり先鋭的過ぎて私には合わない。読了日:9月2日 著者:沢村鐵
読書メーター
読んだ本の数:17冊
読んだページ数:5583ページ
甲州赤鬼伝の感想赤備えにそんな系譜があるとは知らず、山県昌満の生涯は興味深く、面白かった。読了日:9月30日 著者:霧島兵庫
義経いづこにありやの感想いちおう巷間有名な義経のエピソードや登場人物は押さえつつ、荒唐無稽な話をでっちあげたのはすごい。途中で飽きてきてどう結末をつけるのだろうという興味のみで読み終わった。これが100%真実ではないということもできないように思うのが楽しい。読了日:9月30日 著者:吉川永青
国王陛下の新人スパイ (創元推理文庫)の感想コージー的なスパイ小説というニッチな物語だけれど、スパイがこんなじゃ私は迷惑だけどなと思ってしまう。それでも読んでいるのは第2次大戦中の単語だけで知っている生活を(たぶん)リアルに描いてくれているからで、来月出る第4弾では日本が登場ということで、どう描かれるか楽しみ。読了日:9月29日 著者:スーザン・イーリア・マクニール
京都ぎらい (朝日新書)の感想これは新書である。新書であるからには論理的に少なくとも系統だって「京都ぎらい」の理由なり本質なりを突き詰めて書いてもらいたいものである。1冊、洛外(京都の中心部を外れた地域)出身の著者が洛中の人からうけた蔑視のうらみをグチグチと書いているだけで、文庫のエッセイで十分じゃないか。たぶん表題で(私のように)買ってしまう人も多いだろう。それは京都人気に乗っかっているだけで、京都のいやらしさの一部と化していると思うなぁ。読了日:9月28日 著者:井上章一
エリザベス王女の家庭教師 (創元推理文庫)の感想続けてシリーズ2作目を。エリザベス王女はもちろん現女王だが、少女時代はこうだったのだろうなと感じさせる。つっこみどころは多く、細かいことを気にしはじめたら読めないが、ま、大筋を楽しもう。読了日:9月28日 著者:スーザン・イーリア・マクニール
チャーチル閣下の秘書 (創元推理文庫)の感想創元推理文庫に入れるには(いくらコージーとはいえ)物足りなくはあるが、第2次世界大戦中のロンドンの話。(この時代の読書が続いている(・・;))アメリカ、ヨーロッパ、ロンドン・・・それぞれのお国事情が面白い。読了日:9月25日 著者:スーザン・イーリア・マクニール
戦場のコックたちの感想ほんとうに著者は日本人かと確認したくなるくらい、第2次世界大戦末期の米軍のノルマンディー上陸以降の末端の兵の詳細を、多くの参考図書を実にうまく咀嚼して書いている。「卵をめぐる祖父の戦争」はロシア軍の一兵卒の話だったがそれを西から見て書いているのだ。題名や口調などライトな見てくれに比して、重い主張を感じる。これを書こうと思った動機はなんだったのだろう。特に若い人に読んでもらいたい。読了日:9月24日 著者:深緑野分
満願の感想うまく作っているとは思うのだが、私はうまく溶け込めず、読後感も悪く、途中で投げ出してたのをムリヤリ読了。好き好きだろうが、私は嫌いだ。読了日:9月22日 著者:米澤穂信
「学力」の経済学の感想実に面白い。少なくとも公教育に対してエビデンスで語られるべきだろうし、これまでそうではなかったことが驚きに値する。だいたい教育経済学者って何?って思ってしまったくらいそういう視点が欠けているのが現状だろう。本書には触れられていないが、英語を小学校から教えようという(無駄としか思えない)公教育のあり方はどうなのだろう。今一番おかしいと思っているのだが。読了日:9月21日 著者:中室牧子
飛躍 交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫)の感想史実との整合性にいちばん苦慮したのは(読者を含めて)本シリーズだろう。物語を紡ぐのは難しいものだ。無事に終了できてよかった。読了日:9月19日 著者:佐伯泰英
Casa BRUTUS(カーサブルータス) 2015年 10 月号 [雑誌]の感想ルーシー・リーの特集なので購入。期待ほどには詳しくはないが、他の新しい陶芸作家の紹介が思いのほか楽しかった。読了日:9月19日 著者:
さよなら妖精 (創元推理文庫)の感想続編(?)が出ていることに気づいたので今さらだけど。ユーゴスラビアのことを何も知らなかったことに気づかされた。読了日:9月13日 著者:米澤穂信
臨床真理 (このミス大賞受賞作)の感想柚月裕子さんのデビュー作。つっこみどころ満載ではあるけれど、美帆の正義感で許されるというところか。そうか、正義感に貫かれているわけか。 読了日:9月12日 著者:柚月裕子
からくり同心 景 (角川文庫)の感想これ、コミックにすれば面白いと思う。このからくり同心景のビジュアルが(表紙のとおり)非常に美形なのだし。小説として読むのはちょっと・・・。(谷津矢車さんなので読んでみたのだが)読了日:9月3日 著者:谷津矢車
書店猫ハムレットの跳躍 (創元推理文庫)の感想最近のコージーミステリにはほとほと嫌気がさしているのだけれど、創元推理文庫ならと読んでみた。シャム猫ココの衣鉢をしっかり継いでくれてうれしい限り! 前事件があることが書かれているけれど、本書はシリーズ2作目らしいが、次に翻訳されるのはシリーズ3作目らしい。そのうち1作目も翻訳されることを祈る。読了日:9月3日 著者:アリ・ブランドン
蟻の菜園 ―アントガーデンー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)の感想佐方弁護士シリーズ以外は読んだことなかったので文庫化された本書を。重い課題を濃密なストーリーで、でもすらすら読ませる腕は確か。他のも読んでみよう。読了日:9月2日 著者:柚月裕子
クランⅠ - 警視庁捜査一課・晴山旭の密命 (中公文庫)の感想物語の緒なのだが、ちょっとばかり先鋭的過ぎて私には合わない。読了日:9月2日 著者:沢村鐵
読書メーター