読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

壺霊 上・下

2010-09-27 |  内田康夫
壺霊 上
内田 康夫
角川グループパブリッシング

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『京都の老舗骨董店・正雲堂の嫁である伊丹佳奈が失踪した。嫁ぐ際に持参した高価な高麗青磁の壺“紫式部”も消えている。残された唯一の手がかり、縁切り神社・安井金比羅宮の形代には、佳奈と夫の離縁を祈願する内容に、見知らぬ女性の名前と住所が添えられていた。その紫野の住所で浅見光彦が発見したのは、何と紫式部の墓。しかも、壺を“紫式部”と名付けた男は、7年前に変死しているという…。京都町家暮らしという条件に惹かれ、佳奈の娘千寿の依頼を引き受けた浅見は、いつしか怨霊や生霊の息づく古都の底知れぬ深みにはまっていたのだった。 』


壺霊 下
内田 康夫
角川グループパブリッシング

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『800年の時を生き“紫式部”と名付けられた壺に、心奪われる男たち、その犠牲となり恨みをのんで彷徨う女たち。浅見光彦は1200年の歴史に潜む闇の呪縛を断ち切れるのか。源氏物語千年紀に贈る文芸ミステリー。カラーイラスト京都案内つき。 』


京都新聞の連載。
そのためリピートが散見する。

さ~て、京都人がこれを読んでどうかな。
東京から見た京都だろうなぁ。
全国区出版を意識し過ぎていると思うが、まあいいか~。

ミステリーとしても…(このところいつものことだけど)まあいいか~。


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先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます

2010-09-17 | その他
先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!―鳥取環境大学の森の人間動物行動学
小林 朋道
築地書館

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『本日も、大学は動物事件でにぎやかなり! 自然に囲まれた小さな大学で起きる動物たちと人間を巡る珍事件を人間動物行動学の視点で描く、ほのぼのどたばた騒動記。あなたの“脳のクセ”もわかります。 』


このシリーズを読むのは本書で3冊目。
図書館で借りているのですけど、なかなか順番が回ってこない…。

ひとつひとつのエピソードを覚えていられるわけでもないだろうけれど、読んでいる間ほのぼの楽しい。
これは小林先生の人間性なのだなぁと思う。



鳥取環境大学 小林朋道教授は環境マネジメント学科の学科長であらせられます。




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先生、シマリスがヘビの頭をかじっています

2010-09-16 | その他
先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!
小林朋道
築地書館

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『ヘビを怖がるヤギ部のヤギコ
高山を歩くアカハライモリ
飼育箱を脱走したアオダイショウのアオ……

大学キャンパスを舞台に起こる動物事件を人間動物行動学の視点から描き、人と自然との精神のかかわりを探る。
今、あなたのなかに眠る太古の記憶が目を覚ます! 』


シリーズ2冊目。
相変わらず楽しい♪ 

犬が飼い主を選ぶという事例にはびっくり!!
他の飼い主の方がいいって意思表示されたら元の飼い主は哀しいですよねぇ。


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今朝の春―みをつくし料理帖

2010-09-16 | 時代小説
今朝の春―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-4 時代小説文庫)
高田 郁
角川春樹事務所

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『月に三度の『三方よしの日』、つる家では澪と助っ人の又次が作る料理が評判を呼び、繁盛していた。そんなある日、伊勢屋の美緒に大奥奉公の話が持ち上がり、澪は包丁使いの指南役を任されて――(第一話『花嫁御寮』)。戯作者清右衛門が吉原のあさひ太夫を題材に戯作を書くことになった。少しずつ明らかになってゆくあさひ太夫こと野江の過去とは――(第二話『友待つ雪』)。おりょうの旦那伊左三に浮気の疑惑が!? つる家の面々を巻き込んだ事の真相とは――(第三話『寒紅』)。登龍楼との料理の競い合いを行うこととなったつる家。澪が生み出す渾身の料理は――(第四話『今朝の春』)。全四話を収録した大好評シリーズ第四弾!』


心地よく一気読み。
絶対にしあわせになれる、そう信じて応援できるってうれしいなぁ。

料理の描写がとにかくうまく、実に美味しそう。
いろいろ工夫の様子がいちいち納得できていい。


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尾張ノ夏ー居眠り磐音江戸双紙(34)

2010-09-16 |  佐伯泰英
尾張ノ夏ー居眠り磐音江戸双紙(34) (双葉文庫)
佐伯 泰英
双葉社

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『軒菖蒲売りの声が江戸に仲夏を告げる頃、尾張城下は札の辻近くの寺に仮住まいをはじめた磐音とおこん。名古屋見物に城下を訪れた折り、立ち寄った呉服屋の尾州茶屋家で、神君家康公より拝領の陣羽織をめぐる騒動に巻き込まれるが……。春風駘蕩の如き坂崎磐音が許せぬ悪を討つ。書き下ろし人気時代小説第三十四弾。 』


尾張とくると「密命」かと思いきや、さにあらん、磐音さま。
同じ尾張が時代が違うとはいえ、あちらでは敵、こちらでは…。

流浪の民では面白くないところを流石は佐伯さん。

まだまだ楽しめそうです。


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人生を変えた時代小説傑作選

2010-09-15 | 時代小説
人生を変えた時代小説傑作選 (文春文庫)
山本 一力,縄田 一男,児玉 清
文藝春秋

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『自他ともに認める時代小説好きの三人が、“人生を変えるほどの衝撃を受けた”短篇小説を二篇ずつ選んだアンソロジー。菊池寛「入れ札」、松本清張「佐渡流人行」、五味康祐「桜を斬る」、藤沢周平「麦屋町昼下がり」、山田風太郎「笊ノ目万兵衛門外へ」、池宮彰一郎「仕舞始」。一度は読みたい選りすぐりの名作、全六篇を収録。 』


それぞれ短編なのに、重い読後感でさすが。

しかし、「人生を変えた」とまで言われても、そこはそれぞれの人生だなと思う。
お三人のこれを選んだ顛末の対談付き。


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卵をめぐる祖父の戦争

2010-09-13 | 海外ミステリー
卵をめぐる祖父の戦争 ((ハヤカワ・ポケット・ミステリ1838))
デイヴィッド・ベニオフ
早川書房

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『「ナイフの使い手だった私の祖父は十八歳になるまえにドイツ人をふたり殺している」作家のデイヴィッドは、祖父のレフが戦時下に体験した冒険を取材していた。ときは一九四二年、十七歳の祖父はナチス包囲下のレニングラードに暮らしていた。軍の大佐の娘の結婚式のために卵の調達を命令された彼は、饒舌な青年兵コーリャを相棒に探索に従事することに。だが、この飢餓の最中、一体どこに卵なんて?――戦争の愚かさと、逆境に抗ってたくましく生きる若者たちの友情と冒険を描く、歴史エンターテインメントの傑作 』


この主題に対して、このバカバカしさは趣味に合わない。

著者がアメリカ人だから、余計に。


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始祖鳥記

2010-09-13 | 時代小説
始祖鳥記 (小学館文庫)
飯嶋 和一
小学館

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『江戸後期に、世界で最初に空を飛んだと伝えられる一人の表具師がいた。備前岡山に生まれ、駿府で生涯を終えたと言われる〃鳥人備前屋幸吉〃である。 七歳で父親と死別。生家を兄が継いだ後、表具師を営む母の生家に引き取られて修行を重ね、やがて幸吉は表具師として最高の腕を認められ「銀払い」の地位と財を築く。しかし〃鳥のように空を飛んでみたい〃という少年期の思いは止みがたく、ある日幸吉は憑かれたように羽作りに没頭しはじめる……。ただ自らを生きるために空を飛び、飛ぶことで人々に希望を与え続けた幸吉の人生を、綿密な考証をもとに鮮烈に描く希代の歴史大作。前作で大衆文学の到達点とされる文学賞候補を意あって辞退した、まさに「知る人ぞ知る」著者、飯嶋和一氏の感動の書き下ろし長編である。 』


日本で初めて空を飛んだとされる浮田幸吉の物語。
一種のパラグライダーである。

江戸末期の経済史とも海運史とも、徳川幕府の末路とも読めて、全編、興味深く、面白い。
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炎帝 花山

2010-09-13 | 時代小説
炎帝 花山
萩 耿介
日本経済新聞出版社

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『平安の雅の世に「栄光と挫折」「狂気と天才」「色狂い」と様々なイメージが乱反射して語られる第65代・花山天皇。謎の多い人物の生涯を閉塞感に包まれた王朝の暗部とともに描き出した一挙900枚のピカレスクロマン! 』


松林図屏風』の萩耿介著。
いつも(とは言っても2冊だが)面白いところに目を付けるなぁとは思ってはみても、文体がどうもなじめないのが残念。
もう少し面白くなりそうなものだが…。




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夢にも思わない

2010-09-13 |  宮部みゆき
夢にも思わない (角川文庫)
宮部 みゆき
角川書店

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『毎年、九月末になると「白河庭園」で行われる、虫聞きの会。もう二十年近くも続いているという、そんな風流な催しに、僕が行く気になったのは、一にも二にもクドウさんのためだった。毎年家族で訪れているというクドウさんと偶然を装って会うはずだった。それなのに…。―殺されたのはクドウさんの従姉だった。事件は思いがけない方向に進んでいき無責任な噂があとを絶たない。僕は親友の島崎と真相究明にのりだした。大好きな彼女は僕が守る。 』


『今夜は眠れない』の続編。
読後感はこちらの方がいい。

ただ…中1? 高1でもいいような…。

ラスト、賛否があるようだが、私はこれが好き。

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