『国民の遺伝子情報から犯人を特定するDNA操作システム。警察庁特殊解析研究所・神楽龍平が操るこのシステムは、現場の 刑事を驚愕させるほどの正確さを持って次々と犯人を特定していく。検挙率が飛躍的に上がる中、新たな殺人事件が発生。殺さ れたのは、そのシステム開発者である天才数学者・蓼科早樹とその兄・耕作で、神楽の友人でもあった。彼らは、なぜ殺されたの か?現場に残された毛髪を解析した神楽は、特定された犯人データに打ちのめされることになる。犯人の名は、『神楽龍平』――。 追う者から追われる者へ。事件の鍵を握るのは『プラチナデータ』という謎の言葉。そこに隠された陰謀とは。果たして神楽は警察 の包囲網をかわし、真相に辿り着けるのか。 』
本書の初版は2010年。そのころDNAについてなんか知見があったかなぁと思うのだけど思い出せない。
東野さんがなんらかの危機感を持ったには違いないのだけど。
もっとおどろおどろしく描けないこともないのだろうけれど、ずいぶんとソフトランディングだとは思うが、まあ、ちょっとした警告ということでいいんじゃないかな。
映画化が予定されているらしい。
2時間足らずでどう整理をつけるのか。
お手並み拝見というところかな。
ちなみに神楽=二宮和也、浅間=豊川悦司は決まっているらしい。