読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

2015年8月の読書記録

2015-08-31 | その他
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:5032ページ


潮流―東京湾臨海署安積班潮流―東京湾臨海署安積班感想
前作『捜査組曲』から1年。待ってました、安積班。今作は長編。1冊にまとめるためには多少細部をはしょらなければならないが、一気読みにはちょうどよい。相変わらずみなさん、ステキです。
読了日:8月31日 著者:今野敏
確証 (双葉文庫)確証 (双葉文庫)感想
単行本で読んだことに気づかず購入(汗 読み始めてすぐ気づいたが面白かったので再読。文庫本になってよかったのは解説がついていること。本書内容とは離れるが、あの村木厚子さん(事務次官!)が今野敏のファンで、「私を勇気づけた150冊」のうち7冊もあるのだそう。特捜の無茶な自白強要に耐えきれたのは"予習"のおかげもあったのだろう(いかにも女傑という風貌ではない村木さんなら簡単に落とせると思ったのだろう)・・・将来受けるかもしれない冤罪をはねのける意味で必読書かも(苦笑)
読了日:8月31日 著者:今野敏
曽呂利!曽呂利!感想
秀吉周辺の様々な謎(蜂須賀小六との関係や千利休の切腹など)の心理的な説明はなるほどと思うところもあるが、それをすべて曽呂利の陰謀で口先だけで秀吉を誑かしたのだと言われても頷けないものが残った。その辺をフィクションとして読み飛ばせばよいのだろうが、曽呂利に全く共感を持てないので、またかとつらい。
読了日:8月29日 著者:谷津矢車
天満明星池天満明星池感想
江戸末期の大坂の歴史的事実のちょっとした蘊蓄は面白かったのだが、いまいち設定が生かし切れていない。書き続けていれば開花するかな。
読了日:8月28日 著者:加瀬政広
九尾の猫〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)九尾の猫〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)感想
越前訳でクイーンを読み直す(個人的)シリーズ14作目(たぶん)。大昔に読んだはずだが全く記憶がないのはいかがなものか... クイーンが"小説家"として上手くなっているなという印象。しかしながらこの犯人にほんとうに犯行が可能であったか?? CAT OF MANY TAILSを九尾の猫と数字を限定してしまったのはまずくは無いか。
読了日:8月25日 著者:エラリイ・クイーン
Casa BRUTUS特別編集 ニッポンが誇る「モダニズム建築」: 完全保存版トラベル・ガイド (マガジンハウスムック CASA BRUTUS)Casa BRUTUS特別編集 ニッポンが誇る「モダニズム建築」: 完全保存版トラベル・ガイド (マガジンハウスムック CASA BRUTUS)感想
モダニズム建築はあんまり好きじゃないんだけどなぁと思いながら・・・。要するに本書はホテルオークラ東京本館を残したいってことが言いたいのだけど、大きい声が多数の声とも限らないんじゃないかなと、一民間企業に何を求めるのかなと(私はホテル側に)同情的に思う。なんの思い入れもないからだけど。
読了日:8月24日 著者:
日々の100 (集英社文庫)日々の100 (集英社文庫)感想
ひとつひとつのモノについて特に反論はないのに(文章は手を入れたくなるところが散見)、100集めたところで、で、何がいいたいのかわからない。松浦 弥太郎のファンという人が読めば真似でもしたくなるのだろうか。たぶん現実に会って話をしたら5分で嫌になるだろうな。
読了日:8月24日 著者:松浦弥太郎
苦手図鑑 (単行本)苦手図鑑 (単行本)感想
これもついでに図書館で予約していたらしく・・・(詳細不明) 公子というペンネームは日本ハムのハムを縦につなげて(編集者が)作ったそうだ。
読了日:8月24日 著者:北大路公子
生きていてもいいかしら日記 (PHP文芸文庫)生きていてもいいかしら日記 (PHP文芸文庫)感想
図書館で予約したらしく・・・(汗) 生きていてもいいかしらというよりこれで(何不自由なく)生きていけているのだから幸せなひとだと思う。たまに爆笑。
読了日:8月24日 著者:北大路公子
読み出したら止まらない! 女子ミステリー マストリード100 (日経文芸文庫)読み出したら止まらない! 女子ミステリー マストリード100 (日経文芸文庫)感想
文章は読みやすいが、この方の考えるミステリーは幅が広すぎてどうも・・・。読み直したい、あるいは読みたいものが散見したのは収穫だが、これが"マスト"リード??
読了日:8月15日 著者:大矢博子
アンフェアな国 (刑事 雪平夏見)アンフェアな国 (刑事 雪平夏見)感想
読み終わって表題を見る。アンフェアな国・・・。
読了日:8月14日 著者:秦建日子
桜吹雪 新・酔いどれ小籐次(三) (文春文庫)桜吹雪 新・酔いどれ小籐次(三) (文春文庫)感想
身延山久遠寺についての記述が興味深かった。あらすじみたいな内容だが。
読了日:8月10日 著者:佐伯泰英
中途の家 (角川文庫)中途の家 (角川文庫)感想
越前訳でクイーンを読み直す(個人的)シリーズ13作目(たぶん)。ありえないシチュエーションとのみ記憶していたが、"階級闘争"等興味深かった。手がかりの置き方があからさまで犯人当ては簡単すぎたけれど。
読了日:8月5日 著者:エラリー・クイーン
段取りの“段”はどこの“段”? 住まいの語源楽 (新潮新書)段取りの“段”はどこの“段”? 住まいの語源楽 (新潮新書)感想
慣用語はいろいろなモトがあって、普段それを意識せずに使っているのだが、すまい関係の用語に特化した書。週刊新潮の連載だったらしい。読んでいるときはほう~っと思う。
読了日:8月2日 著者:荒田雅之+大和ハウス工業総合技術研究所
小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 (新潮新書)小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 (新潮新書)感想
本邦初の料理研究家論ということで確かに目の付けどころはいいのだが、いかんせん論が整理されていない。資料をとりあえず集めまくった感じで、縦軸にするか横軸にするかすら方針が明確でない上に、無理にジェンダー論、階級論に結び付けられている印象。とりあえず新書での緒ということで、さらなる発展があると面白い(が、よほどでないと読まないかも)
読了日:8月2日 著者:阿古真理
あの家に暮らす四人の女あの家に暮らす四人の女感想
今年は谷崎潤一郎没後50年のメモリアルイヤーだそうで、その特別小説作品。「細雪」を彷彿とさせるというよりは、いつもエッセィに書かれているようなしをんさんのリアルな恋愛観or結婚観が面白かった(が、少々イタかった)。どうオチをつけるのかと思ったけれど、なんとなくほんわり明るい未来を想像させるにとどめるあたりが憎い。小ネタの数々は二ヤリ、クスリ。
読了日:8月2日 著者:三浦しをん

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