読んだ本の数:16読んだページ数:6080
ワカタケルの感想池澤さんはあまり合わないのだが、ワカタケル(雄略天皇)が主人公と知り、読んでみたが途中投げ出し。ヤマトタケル等も登場し、古事記概説のよう。読了日:12月27日 著者:池澤 夏樹
傑作ミステリーアンソロジー 京都迷宮小路 (朝日文庫)の感想北森さんの名前が見えたので。北森さんに京都ってあったっけと思ったが、はい、あのシリーズでした。アリスさん、ミステリーの読み方or書き方テクニック概論が面白かった。読了日:12月25日 著者:浅田次郎,綾辻行人,有栖川有栖,岡崎琢磨,門井慶喜,北森 鴻,連城三紀彦
商売繁盛 時代小説アンソロジー (角川文庫)の感想表紙の明るい雰囲気とは違って、暗めの話がほとんどで凹んだ。宮部さんのは初見で、編者はコロナ前に選んだらしいが、コロナ中に読むと身につまされて、誰か篤心のある方お救い小屋を作ってくれないものかとしみじみ思う。本来政府の役割だろうけれど。読了日:12月25日 著者:朝井 まかて,梶 よう子,西條 奈加,畠中 恵,宮部 みゆき
死との約束 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想三谷さんが来年ドラマ化するそうなので再読。さすがに一昨年読んだばかりなので覚えていた。今回、靴に棲んでいる老婆を思い出したのだが、クイーンの方が後なのだね。いくらアメリカでもここまで隔絶した生活は送れまいとクイーンは思ったのかもしれない。さて、三谷さんはこの老婆を誰にやってもらうのか、楽しみ。読了日:12月22日 著者:アガサ・クリスティー
レンブラントをとり返せ -ロンドン警視庁美術骨董捜査班- (新潮文庫)の感想ジェフリー・アーチャー、久しぶりに名前を見たなぁと思い、美術ものは好物だし購入。YA本かと思うような粗雑さだけれど、いちおう読めた。主人公ウィリアムは警視総監まで上り詰める構想らしい。御大、1940年生まれ。読了日:12月19日 著者:ジェフリー・アーチャー
旗師・冬狐堂二 狐闇 (徳間文庫)の感想冬狐堂シリーズ再刊2作目。こんな話だったっけと片鱗も覚えていないことに驚く。歴史観のスケールが大きすぎて、私の手には余る。北森ワールドの住人が邂逅し、香菜里屋で寛ぐ。他のシリーズも読み直したくなること請け合い。読了日:12月17日 著者:北森鴻
放たれた虎 (ハヤカワ文庫NV)の感想2017年刊。ちょっと読みかけて以来積読に埋もれていたのを掘り起こした。シリーズ3作目。スパイはスパイでも『泥沼の家』に押し込められたスパイは落ちこぼれと侮られ、誰が敵で誰が味方か身内でも分からず、派手な戦闘まで引き起こして・・・。それも楽しいが。特にラストシーンは素敵。以後続編の翻訳はなぜ出ないのだろう。ハヤカワさんがんばって。
読了日:12月14日 著者:ミック・ヘロン
オペラで楽しむヨーロッパ史 (平凡社新書)の感想なるほど〜と感心した。そういう視点は欠けていたなぁと。特に驚いたのはモーツァルト。フランス革命前夜の空気を音楽に遺していることには気づけなかった。ご幼少のモーツァルトがマリー・アントワネットにプロポーズしたエピソードは知っていたのに。蝶々夫人はミス・サイゴンと同じアジア人蔑視が嫌なのだがどうして日本で上演するのかわからない。読了日:12月11日 著者:加藤 浩子
バイキング 世界をかき乱した海の覇者 (ナショナル ジオグラフィック別冊)の感想最新の知見によるバイキングの歴史。全ページカラーで活字も大きく、結果コスパは・・・(苦笑読了日:12月11日 著者:
化け者心中の感想化政期の歌舞伎小屋の雰囲気を匂いまで描いているという意味では筆力もあり秀逸。まだ紙数に余裕はあっただろうに尻切れ蜻蛉な印象。もっとドロドロと“化け者心中”を描けばよかったのに。 先達はあらまほしき事なり。先達と足して2で割った辺りの猥雑さが好みかなと思ってみる。読了日:12月11日 著者:蝉谷 めぐ実
鯖猫(さばねこ)長屋ふしぎ草紙(九) (PHP文芸文庫)の感想こういう新たな強そうな“敵”が現れてくれた方が面白みも増すというもので。読了日:12月10日 著者:田牧 大和
ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人の感想殺人事件に楽しいというのもナンだが、楽しいストーリーだった。それはこの叔父さんのキャラに負うところが大であろう。コロナ禍乃至後の時代にそう重苦しいストーリーはしんどいのである。シリーズになれば私はうれしい。読了日:12月09日 著者:東野 圭吾
女だてらの感想一応のページターナーではある。幕末、男装の麗人として名高い(らしい)実在の漢詩人・原采蘋を主人公に秋月黒田藩の御家騒動を描くのだが、想像&創造力が行きすぎて、なんぼなんでもそれはムリやろという連続。史実の分だけ承っておこう。読了日:12月05日 著者:諸田 玲子
雁の宿―隅田川御用帳 (広済堂文庫)の感想縁切寺は鎌倉の東慶寺だけかと思っていたら深川の慶光寺もそうだそうで、その門前にある縁切り御用の宿のお話4編。いちおう読めるが好みではない。同じようなシチュエーションで好みが分かれるのはどういうポイントなのかなと自分でも思うが未だ分析できてない。読了日:12月03日 著者:藤原 緋沙子
警視庁情報官 シークレット・オフィサー (講談社文庫)の感想ノンフィクションなのだろうか、そうならまだ許せると思いながら山も谷もないだらだら続く自慢話(?)の作文を耐えた。これが第1作で、その後著作はたくさんあるようだが、飛躍的に筆力が上がったのだろうか。フィクションとして、面白いエンターテインメントが読みたい。読了日:12月03日 著者:濱 嘉之
まるで天使のような (創元推理文庫)の感想積読の下の方から引っ張り出して。最後の一撃とやらを期待して読み進んだのだが、予想通りなことにガッカリ。主人公のキャラが途中から変わりすぎていると思うし、だれもかれもこの新興宗教コミューンに逃げ込むってどうよと思ってしまうし、登場人物の誰も好きになれないし・・・読んだ時間を返せ的残念な作品(言うまでもなく私にとって)読了日:12月01日 著者:マーガレット・ミラー
ワカタケルの感想池澤さんはあまり合わないのだが、ワカタケル(雄略天皇)が主人公と知り、読んでみたが途中投げ出し。ヤマトタケル等も登場し、古事記概説のよう。読了日:12月27日 著者:池澤 夏樹
傑作ミステリーアンソロジー 京都迷宮小路 (朝日文庫)の感想北森さんの名前が見えたので。北森さんに京都ってあったっけと思ったが、はい、あのシリーズでした。アリスさん、ミステリーの読み方or書き方テクニック概論が面白かった。読了日:12月25日 著者:浅田次郎,綾辻行人,有栖川有栖,岡崎琢磨,門井慶喜,北森 鴻,連城三紀彦
商売繁盛 時代小説アンソロジー (角川文庫)の感想表紙の明るい雰囲気とは違って、暗めの話がほとんどで凹んだ。宮部さんのは初見で、編者はコロナ前に選んだらしいが、コロナ中に読むと身につまされて、誰か篤心のある方お救い小屋を作ってくれないものかとしみじみ思う。本来政府の役割だろうけれど。読了日:12月25日 著者:朝井 まかて,梶 よう子,西條 奈加,畠中 恵,宮部 みゆき
死との約束 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想三谷さんが来年ドラマ化するそうなので再読。さすがに一昨年読んだばかりなので覚えていた。今回、靴に棲んでいる老婆を思い出したのだが、クイーンの方が後なのだね。いくらアメリカでもここまで隔絶した生活は送れまいとクイーンは思ったのかもしれない。さて、三谷さんはこの老婆を誰にやってもらうのか、楽しみ。読了日:12月22日 著者:アガサ・クリスティー
レンブラントをとり返せ -ロンドン警視庁美術骨董捜査班- (新潮文庫)の感想ジェフリー・アーチャー、久しぶりに名前を見たなぁと思い、美術ものは好物だし購入。YA本かと思うような粗雑さだけれど、いちおう読めた。主人公ウィリアムは警視総監まで上り詰める構想らしい。御大、1940年生まれ。読了日:12月19日 著者:ジェフリー・アーチャー
旗師・冬狐堂二 狐闇 (徳間文庫)の感想冬狐堂シリーズ再刊2作目。こんな話だったっけと片鱗も覚えていないことに驚く。歴史観のスケールが大きすぎて、私の手には余る。北森ワールドの住人が邂逅し、香菜里屋で寛ぐ。他のシリーズも読み直したくなること請け合い。読了日:12月17日 著者:北森鴻
放たれた虎 (ハヤカワ文庫NV)の感想2017年刊。ちょっと読みかけて以来積読に埋もれていたのを掘り起こした。シリーズ3作目。スパイはスパイでも『泥沼の家』に押し込められたスパイは落ちこぼれと侮られ、誰が敵で誰が味方か身内でも分からず、派手な戦闘まで引き起こして・・・。それも楽しいが。特にラストシーンは素敵。以後続編の翻訳はなぜ出ないのだろう。ハヤカワさんがんばって。
読了日:12月14日 著者:ミック・ヘロン
オペラで楽しむヨーロッパ史 (平凡社新書)の感想なるほど〜と感心した。そういう視点は欠けていたなぁと。特に驚いたのはモーツァルト。フランス革命前夜の空気を音楽に遺していることには気づけなかった。ご幼少のモーツァルトがマリー・アントワネットにプロポーズしたエピソードは知っていたのに。蝶々夫人はミス・サイゴンと同じアジア人蔑視が嫌なのだがどうして日本で上演するのかわからない。読了日:12月11日 著者:加藤 浩子
バイキング 世界をかき乱した海の覇者 (ナショナル ジオグラフィック別冊)の感想最新の知見によるバイキングの歴史。全ページカラーで活字も大きく、結果コスパは・・・(苦笑読了日:12月11日 著者:
化け者心中の感想化政期の歌舞伎小屋の雰囲気を匂いまで描いているという意味では筆力もあり秀逸。まだ紙数に余裕はあっただろうに尻切れ蜻蛉な印象。もっとドロドロと“化け者心中”を描けばよかったのに。 先達はあらまほしき事なり。先達と足して2で割った辺りの猥雑さが好みかなと思ってみる。読了日:12月11日 著者:蝉谷 めぐ実
鯖猫(さばねこ)長屋ふしぎ草紙(九) (PHP文芸文庫)の感想こういう新たな強そうな“敵”が現れてくれた方が面白みも増すというもので。読了日:12月10日 著者:田牧 大和
ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人の感想殺人事件に楽しいというのもナンだが、楽しいストーリーだった。それはこの叔父さんのキャラに負うところが大であろう。コロナ禍乃至後の時代にそう重苦しいストーリーはしんどいのである。シリーズになれば私はうれしい。読了日:12月09日 著者:東野 圭吾
女だてらの感想一応のページターナーではある。幕末、男装の麗人として名高い(らしい)実在の漢詩人・原采蘋を主人公に秋月黒田藩の御家騒動を描くのだが、想像&創造力が行きすぎて、なんぼなんでもそれはムリやろという連続。史実の分だけ承っておこう。読了日:12月05日 著者:諸田 玲子
雁の宿―隅田川御用帳 (広済堂文庫)の感想縁切寺は鎌倉の東慶寺だけかと思っていたら深川の慶光寺もそうだそうで、その門前にある縁切り御用の宿のお話4編。いちおう読めるが好みではない。同じようなシチュエーションで好みが分かれるのはどういうポイントなのかなと自分でも思うが未だ分析できてない。読了日:12月03日 著者:藤原 緋沙子
警視庁情報官 シークレット・オフィサー (講談社文庫)の感想ノンフィクションなのだろうか、そうならまだ許せると思いながら山も谷もないだらだら続く自慢話(?)の作文を耐えた。これが第1作で、その後著作はたくさんあるようだが、飛躍的に筆力が上がったのだろうか。フィクションとして、面白いエンターテインメントが読みたい。読了日:12月03日 著者:濱 嘉之
まるで天使のような (創元推理文庫)の感想積読の下の方から引っ張り出して。最後の一撃とやらを期待して読み進んだのだが、予想通りなことにガッカリ。主人公のキャラが途中から変わりすぎていると思うし、だれもかれもこの新興宗教コミューンに逃げ込むってどうよと思ってしまうし、登場人物の誰も好きになれないし・・・読んだ時間を返せ的残念な作品(言うまでもなく私にとって)読了日:12月01日 著者:マーガレット・ミラー